こんばんは、sannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
皆さんはカレーはお好きですか?小学校時代に給食で一番好きだったメニューがカレーライスだったという方も多いのではないでしょうか?
カレーライスとは、インド料理を元にイギリスで生まれて日本に渡り独自に変化した料理でいまや日本人の誰もが大好きなメニューになっています。
ちなみに、アラ還世代な私が子どものころの家庭料理といえば、肉じゃがやおでんなどと我が家の畑で穫れた野菜をメインにしたまっ茶色のおかずが多かったんです。
そんなまっ茶色なおかずに慣れている舌には黄色くて辛いカレーはなかなかなじめず、小学校でもクラスメートは大好きなメニューカレーライスが楽しみじゃなかった記憶が今も残っています。
じつは、あのカレーの鮮やかな黄色を出しているスパイスがウコンだそうです。ウコンと言えば二日酔いに効くということは誰よりも知っている呑兵衛な私です。
このウコンには抗炎症、抗酸化作用があるということもこれまでもよく知られていますが、このウコンがアルツハイマー型認知症の予防に良いということを最近小耳にはさみ小躍りしています。
多分ですが、中高年のみなさまにとって「認知症予防」というワードはかなり気になるのでは?
なぜなら、多分ご自身のご両親やパートナーのご両親の介護の問題に直面されている時期が中高年のみなさまだから。
きっと介護する立場の現在、ご自身が介護されるであろう未来を想像して「できれば誰にも迷惑をかけずに健康なままポックリと逝きたい」と祈っている方が大半では?もちろん私を含めてです。
認知症というワードが耳に入るたびに、「認知症になったらきっと家族に迷惑をかけることになるだろう」と不安になり、できれば「認知症になりませんように」と祈るわけです。
もし日常生活でかんたんに「認知症予防」の効果が期待できることがあるのなら、自分も取り入れられたいし、何が予防効果に期待できるのか知りたくなります。
そこで今回のテーマは『認知症予防』です。まずは認知症予防に効果が期待されている食事から書いていきます。
認知症予防に効果が期待されている食事
認知症予防に効果が期待されている食事はというと、よく知れられいるのでご存知かと思いますが、和食では魚料理で理由は「DHA」と「EPA」が多く含まれているから。
和食というと語弊がありそうですが、実はカレーも「認知症予防に効果が期待されている」といわれる食事です。
認知症予防には「魚料理」と「カレー」
なぜカレーが?かといいいますと、アルツハイマー型認知症の発症率がインドは他国より少ないとされています。
そのインドではカレーを食べる機会が多い国として知られています。
じつは、このカレーのに使われているスパイス「ウコン」に含まれる「クルクミン」がアルツハイマー型認知症予防に効果が期待できるそうです。
食事と認知症は密接な関係があり、和食の魚料理やカレーなどの食事は普段からアラ還世代の私たちも何気なく食べているものばかりです。
毎日のように食べている魚料理やカレーを積極的に摂ることで、認知症予防に効果が期待できるのならそんなカンタンなことはありませんよね。
ちょっと待って!クルクミンがなぜアルツハイマー型認知症に良いのか?ということがわからないのだけど。という疑問が湧いている方に向けて説明します。
クルクミンが認知症予防に良いという理由
カレーの認知症予防効果が期待され始めるきっかけの論文では、<料理にスパイスをよく使うインド人>と<料理にあまりスパイスを使わないアメリカ人>を10年間追跡調査した結果から、スパイスをよく使うインド人のアルツハイマー病の発生率は全体の約4分の1だったということが報告されていました。
その論文をきっかけに「認知症の予防効果が期待される」のは、インド人がよく食べるカレーのスパイスにあるのではないだろうか?という予想からスパイスの中でも「ターメリック=ウコン」と結論を出しました。
なぜなら、インド人がよく食べるカレーに使うスパイスは主にターメリックだからです。
結果、インド人はアメリカ人にくらべて認知症発症が4分の1ということはカレーのスパイス、ターメリックに含まれるクルクミンが脳に良い作用をもたらすのでは?と導かれていきます。
アルツハイマー型認知症の大きな原因は、脳にアミロイドβが溜まることとされています。ならばこのクルクミンはアミロイドβを除去し溜まらなくする可能性があるのでは?
そんなこんなで「認知症予防」に良い食事はカレーに使うスパイス、ターメリックに含まれるクルクミンを多く含むスパイスの効いた黄色のカレーということになったわけです。
おうちでも外食でも食べられるカレーは最高
おうちでも、外食でも、レトルトでも、かんたんに食べられる黄色いカレーには必ずウコン(クルクミン)が入っています。
クルクミンは油と一緒に摂ることで吸収率が一層高まるそうで、黄色いカレーにはもちろん油も入っているので、黄色いカレーは食事から手軽にクルクミンを摂取することができる最高の料理ってことになります。
ちなみに、二日酔い対策にウコンを毎日のように飲んでいる人は、すでに認知症の予防をおこなっているという奇跡が起きています。さすがにこれにはビックリですね。
「認知症予防」に効果的なカレーの食べ方
「40歳代からのカレーを週3回食べれば認知症予防になるんじゃない」という考えがあるのに、日本の女性は60歳代以降にはカレーを食べる回数が減るんですって。
そりゃあそうですよね。お子様が成長されてすでに巣立って新しい家庭を持っていれば、「家族は夫とふたりですもの、カレーを作っても余ってしまいますから。」ってことですよね。
このようにせっかくのカレーを食べる機会を逃さないよう「無駄にならない」「かんたん」「さらに有効」なカレーの召し上がり方をご紹介します。
カレーを食べる機会が減ると言われる50歳代以降の奥様にも、ぜひカレーを作っていただいて、ご主人にもたくさん食べさせてあげて欲しいですね。
アラ還世代の私が以前働いていた高齢者介護施設でも、1週間に1度は「カレーの日」と決められていて、以外にも高齢者にも大人気メニューでした。
認知症の予防効果がアップするカレーの食べ方は?
<ご家庭で作るカレー>
・市販のカレー粉に「ターメリック」の粉を小さじ1杯程度足してみましょう。
市販のカレー粉にはすでにターメリックがブレンドされていますが、さらに小さじ1杯足すことでクルクミンをたくさん摂取することができ、認知症予防効果もアップすると予想されます。
・余ってしまったら「冷凍保存」して、レンジでチンすれば美味しく召し上がれるます。
家庭用の冷蔵庫で冷凍したカレー保存期間はひと月が目安です。ただ、具材や保存状態でによって保存期間がもっと短くなる場合もあるので、美味しく食べるためには作って保存してから2週間以内に食べるのが良いようです。
<レトルトカレーの場合>
・レトルトカレーはチーズやヨーグルトが使われているものを選びましょう。クルクミンとの相乗効果が期待できます。
乳製品や大豆にも認知症の発症リスクを下げるというデータがあります。(乳製品に関しては国立長寿医療研究センターが’97年から行っている研究で、一日当たりの乳製品摂取量が128g増えると、認知症の発症リスクが2割減るという結果が出ています)
<<多人数で食べる時>>
・人とコミュニケーションをとりながら食べるのが良いそうです。
認知症予防には、食事と同時に「頭を使う」こともポイントです。
同時に頭を使うことで脳の神経細胞の突起が増えて神経ネットワークが広がります。
食事することも人とコミュニケーションをとることも「頭を使う」ことなので、同時に行えば認知症予防になります。
<<一人で食べる時>>
・たとえばブログ内容を考えたり、旅行の計画を練ったりと脳を使う方が良いです。
食事と何か同時に「頭を使う」ことが認知症予防になります。
1人なら何でも良いので脳を使って考えたり、計画したりすれば「頭を使う」ことになります。
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効果があるのは黄色のカレーのみ
カレーには認知症予防の効果が期待できる。というお話をここまで書いてきました。
イギリスから日本にカレーが伝わったのは1859年(安政6年)の日米州好通商条約が締結された翌年だと言われています。
1873年(明治5年)にはカレー粉と小麦粉で作るカレーが「西洋料理通」と「西洋料理指南」という本で紹介されています。
のちにさまざまな変化を遂げて同じカレーでも、グリーン色のグリーンカレーや赤いレッドカレーなどのカレーもあります。
とてもおいしいのですが、残念ながら黄色のカレー以外はウコンが含まれていないのです。
ウコンが含まれていないということは、認知症予防の効果も期待できません。
先ほども書きましたが ウコンには、クルクミンというポリフェノールの一種が含まれています。
このクルクミンにこそアルツハイマー病を引き起こすアミロイドベータ蛋白(特殊なゴミ)の脳内蓄積を減らす効果があるのです。
そのためカレーを食べるならウコン(クルクミン)の効果でアルツハイマー型認知症の予防効果が期待できるスパイスたっぷりの黄色のカレーを食べなくちゃ!ってことになります。
取り過ぎには注意しましょう!
昔から「過ぎたるは及ばざるがごとし」ともいいます。どんなに身体に良いとされる食品でも摂りすぎれば毒にもなります。
実はクルクミンの過剰摂取は、肝障害を起こす可能性もあります。
ウコンを日常的に飲んでいる方や、脂肪肝や肝機能障害がある人は量や回数を控えることが必要です。
そこでタイトルの「40歳代から始める」のはなぜ?いう疑問が頭に残っているのではないですか?そこのところを説明していきますね。
なぜ40歳代から始めるのか?
アルツハイマー型認知症の原因物質のアミロイドβは50歳代から脳内に溜まり始めるとされているからです。
現在のMCI(軽度認知障害)の患者数は全国で約400万人にも及んでいます。「MCI(軽度認知障害)」とは認知症予備軍と言われている人たちです。
このMCIの50%の人は5年以内に認知症を発すると言われているのですが、この人達の認知症を発症させない、もしくは遅らせるという研究をされている方たちがいます。
その研究の中で「40歳代からの過ごし方で認知症を予防できる可能性」が出てきたというのです。
脳には40歳代から少しずつ異変が起こるので、この頃から「予防効果のある食品を摂る」ことが重要な認知症予防というのです。
この研究の可能性とカレーが認知症予防に効果が期待できる食事ということを合わせて実行すれば、より認知症の予防になるのでは?と考えられた結果が「40歳代からのカレーを週3回食べれば認知症予防になるんじゃない」ということです。
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シークワーサーも忘れずに!
認知症予防が期待できるもうひとつの注目成分が「ノビレチン」です。
最近の研究から認知症予防の効果が期待できることが判明して、さらに注目度も上がっています。
「ノビレチン」に期待される効果は”神経細胞の活性化による記憶障害の改善作用”や、”アルツハイマー型認知症の原因となる脳に溜まるゴミを抑制する”ことです。
温州みかんやポンカンなどの柑橘類は認知症に良いと昔から言われていましたが、中でもシークワーサーにはノビレチンが多量に含まれています。(シークワーサーは日向夏の約6倍、みかんの約20倍)
なのですが、このノビレチンを多く含んでいるのは”皮”の方なんです。食べようと思われがちな果実の30倍以上も含まれています。
しかも熟したオレンジ色のシークワーサーよりもまだ青いと思われる緑色の”青切り”の方が2.5倍多くのノビレチンを含んでいます。
何が言いたいか?というと、認知症予防なら「まだ熟していない緑色の時に”青切り”したシークワーサーの”皮”の部分を食べるのが効果的」です。
「いやいや、そんなスッぱそうなモノを食べれるわけがない!」
はい!その通り!おっしゃるとおりです。
なので、皮ごと絞ったり、皮ごとマーマレードにしたり、皮を含めて絞ったジュースなどが適しています。しかも”青切り”(笑)
参照元:認知症から逃げるには週に3回カレーを食べよう | FRIDAYデジタル
最後に
今回の記事では、「認知症予防」の効果が期待できる食事は魚料理、黄色いカレーで、効果が期待できる成分「DHA」「EPA」は魚、「クルクミン」は黄色いカレーに含まれているからという内容です。
さらに「ノビレチン」が含まれるシークワーサーも、認知症予防が期待できるという研究結果が出ています。
じつは「認知症」とは、高齢になってある日突然発症するわけではなく、原因となる脳のゴミが溜まり始めるのは、発病する20~25年前とのことだそうです。
65才前後で発症するとして、やはり40代から普段の生活の中で『認知症予防』をしていくことが必要ということになります。
普段は脳になにか起きているなんていう特別な自覚症状はないのですが、じつは脳には40歳代からすこしずつ異変が起きているそうです。
「認知症予防」は、普段の生活の中でできることがたくさんあります。
たとえば「黄色いカレー」を週に3回程度、青切りのシークワーサーのジュースやマーマレードなども摂ってもらえると知らぬ間に「認知症予防」ができます。
もしあなたが40歳前後なら、今すぐにでも意識して認知症予防を始めませんか?さらに私のようなアラ還世代でも、運動や食事でできる認知症予防を日々続けていくことが大事なようです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。