sannigoのアラカン日記

アラカン女sannigo(さんご)穏やかな毎日を記録しています。

木村拓哉主演ドラマで好評だった『教場』原作を読んだ感想

こんにちは、sannigo(さんご)です。

今回は、年始に放送された木村拓哉主演ドラマ『教場』の原作を読んだので感想を書いていきます。

まずこのドラマ『教場』の記事を見て、「なんて読むの?」と思い「きょうじょう」なんだ。というところから興味が湧きました。

 

さらに、いつも拝見させていただいている ↓ コチラのブログの「ドラマ『教場』で木村拓哉が銃口を向けるシーンのバッシングについて」でますます興味を持ったのも読もうとしたひとつの動機です。

ドラマ『教場』で木村拓哉が銃口を向けるシーンのバッシングについて - THE ENTERTAINMENT DIARIES

 

木村拓哉主演ドラマで好評だった『教場』原作を読んだ感想 

もちろん、年始に放送されたドラマ『教場』も見ました。

 

木村拓哉主演ドラマで好評だった『教場』原作を読んだ感想

 

ドラマ「教場」を見ての感想

ドラマを見ての感想は、警察学校で警察官になることを望んで学んでいる生徒たちも、もともとは普通の人なんだな。

このドラマの中の生徒には、交通事故で死にかけたところを助けたくれた、恩人の交番の警察官に憧れて、志髙くこの道を選んだ人もいる。

一方、恋人を交通事故で殺した犯人を見つけるためにしっかりしたインテリアコーディネータという、自らの仕事を捨ててまで警察官になろうとする者。

転職組で外食チェーンを経て、ビルの管理会社でデスクワークをしていたが、辛くて辞めた経験を持ち、さらに父親は交番の警察官だという者。

警察官になりたくて警察学校に入る人も、企業に入社したくて就活する人も同じ人間で過去や経歴もそんなに違わない。

そんな生徒たちを「ふるい」にかけて、適性のない人間をふるい落とす場が警察学校なのであって、最初から優秀な警察官なんていない。

そこを、観察力の鋭い元刑事や警察官が生徒たちに過酷な状況を与え、ある意味「ふるい」落としながらも、経験を教え込みながら、愛情を持って育てるからこそ優秀な警察官がこの世に存在できているんだな。

ドラマを見た後は、こんな感想でした。

 

その後、はてなブログの「ドラマ『教場』で木村拓哉が銃口を向けるシーンのバッシングについて」を読ませていただいて、私としてはあの流れで銃口を向けても違和感は感じなかったけどバッシング対象なんだな。

そしたら小説では、どんな感じで描かれているのか知りたくなりました。

『教場』本の紹介 

『教場』   著者 長岡弘樹

1969年山形県生まれ。筑波大学卒。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞しデビュー。2008年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2013年に刊行した『教場』は週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位、「このミステリーがすごい!2014年度版」第2位に輝き、2014年本屋大賞にもノミネートされた。他の著書に『教場2』『線の波紋』『赤い刻印』『時が見下ろす町』『血縁』などがある。

書籍の内容

「君には、警察学校をやめてもらう。」とすぐに生徒を突き放す教官。
「この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない」と警察学校の生徒たちは入校直後から感じ取る。

この小説の舞台は警察学校です。

初任科第九十八期短期課程の生徒たちが、「落ち度があれば退校」という極限状態の中でも、どうにか異色の教官・風間公親に導かれながら覚醒してゆく様子が描かれています。

警察官という特別な任務につくにふさわしい必要な人材を育てるためには、不要な人材をはじきだすための篩(ふるい)が必要で、それを行っているのが警察学校です。

警察学校に入りさえすれば、誰もが立派な警察官になると思っていたら大間違い。

この小説はかなりの人気を誇っています。

・週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位

・宝島社「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第2位

・2014年本屋大賞第6位

80以上のメディアに取り上げられた既視感ゼロの警察小説です。

 

参照元:『教場』シリーズ 長岡弘樹|小学館

 

教場 (小学館文庫)

教場 (小学館文庫)

  • 作者:長岡 弘樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/12/08
  • メディア: 文庫
 

 

目次

第一話 職質

第二話 牢問

第三話 蟻穴

第四話 調達

第五話 異物

第六話 背水

自身の視点で内容をまとめてみた

第一話 

白髪頭の義眼、視線が会っているのにそう感じられず、コチラの顔を透視しその後ろにある何かを見据えているような気がする風間教官が登場。

宮坂は事故で死にそうになった所を警察官に助けられ、あこがれで警察官希望。元小学校の教師。

平田は転職組、父親が宮坂を助けた交番の警察官。
宮坂は平田に「この学校で一番キライだ。哀れみはいらない。」と手錠を掛けられ、硫化水素を使って脅される。

第二話

岸川に脅迫手紙を送っているのが、親友の楠本だと気づいた風間教官。

楠本と宮坂はお互いが風間教官のスパイという認識を持つ。

その後、岸川が故意に車庫のリフトを操作し、楠本を機械にはさみ怪我させる事件が起きた。

風間教官に助けられ、親友の岸川のことを恋人殺しの犯人と思い込み脅迫の手紙を送っていたことを告白。

風間から犯人は岸川でない事を告げられ、退学するよう迫る。

第三話

鳥羽と稲辺は蟻の穴を一緒に塞ぐような親友なのに、射撃場に呼び出され無断外出の犯人にされて立たされている稲辺を鳥羽は助けなかった。

そのころ、風間は鳥羽のよく聞こえるという自慢の耳が、プールで稲辺を助けたときから聞こえづらくなっていることに気づき退学を迫る。

その後、鳥羽は稲辺から復讐のため、耳のプロテクターに大きな蟻を忍び込ませ接着剤で耳から剥がれないように細工をされる。メモには蟻が鼓膜を食い破ることが書かれていた。

一方、骨折で入院していた楠本が退院後、訓練中に挫滅症候群を知り、自分が助かったのは風間教官のおかげと知る。

第四話

一番の年長で元ボクサーの日下部には妻子がいる。

日下部は樫村が「調達屋」だという気づくが、樫村の手口にまんまと自分も学科成績を調達されてしまう。

耳の鼓膜を蟻に食いちぎられたであろう鳥羽は、白バイ乗りの道は絶たれたが、警官への道を必死で歩いている。

調達された学科成績を利用した日下部は、樫村の思い通りに煙草の不始末で備品を毀損した犯人に仕立てられてしまった。

風間は樫村の「調達屋」に気づき、日下部の前で樫村を追い詰めていく。 

第五話

由良は安岡に当番の仕事を押し付け床屋に行ってしまうような男だが、車好きで運転技術に長けている。

スズメバチに刺された事があり、アナフィラキーショックで死ぬことを恐れていた。

パトカー運転講習の実習で風間を怪我させてしまう。

一方、鳥羽は太っていた体がランニングを続けたことですっかり余計な脂肪は落ちた。聴覚をやられても警察官への道をしっかり歩んでいる。

風間は由良にスズメバチの巣の撤去をさせ、交通取締りの練習につきあい、自信をつけさせたのだった。

第六話

成績トップの都築は日下部から【卒業文集編さん委員】にさせられる。その頃の都築は卒業間近の体調不良に苦しんでいた。

『われよく謗りをとどめたり』の一節を風間から授けられる。

入学当初から優秀だった学生は修羅場や挫折を経験していないために良い警官になれないからと、風間から「あきらめろ」と言われる。

有言実行、拳銃検定合格と職務質問コンテストの入賞を検定実施前に文集に記した後に、拳銃検定で合格し、コンテストでも入賞する。

エピローグ

第百期短期課程の40人を迎えた風間教官は生徒たちに「退校届け」を渡し、「きみたちを警察官にするつもりはない」と言い放つ。

読後の感想

必要な人材を育てる。そのためには不要な人材をはじき出す「ふるい」はやはり必要かもしれない。

なぜなら、この本は警察官というかなり特別な職業で書かれているから余計に感じるのだとは思う。

でも、これが他の職業、例えば「介護職」「飲食店」であったとしても、何も覚悟のない人間では職務を全うできないのではないだろうか?

その覚悟を確認する、指導するという意味での「ふるい」によって、覚悟のない人間もある程度の知識と自信を身につけることができるのでは。

ところが、この「ふるい」にかける人間がいない、というのが今の時代の困ったところかも知れない。

「ふるい」をかける人間の理想像が風間教官。

ある時は自分の身に骨折という怪我をさせた張本人に対しても優しさを持って指導できるような人間。

そんな人間が今の日本の教育現場に、いてくれることを祈るしかない。

まとめ

『教場』をすべて読み終わったのですが、ドラマ『教場』で木村拓哉が銃口を向けるシーンがなかったのです。どういうこと?
もうひとつ『風間教場』は、「教場3」にあたる本が発売されているとのこと。

 

風間教場

風間教場

  • 作者:長岡 弘樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: 単行本
 

 

「風間教場」を改めて読んでみることにします。
中途半端なまとめで申し訳ありません。

おすすめ

私はこの「教場」をKindleで読みました。
アマゾンプライム会員だと、別料金がかからず読める本もたくさんあります。

今回の『教場』は上・下と別れていました。

「教場上」は0円
「教場下」は352円だったので文庫本を購入することと比較するとかなりのお金の節約になります。

それに

ポチッってするだけで一瞬で読み始められるので、本屋さんに行くとか文庫本をネットで購入して配送してもらうとかかる時間の節約にもなります。

私は、本当に手元に置いて眺めていたい写真集的なもの以外は最近はほとんどKindleで済ませています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、またです。