🕖2020/04/09 🔄2021/09/11
こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
先日、ウォーキング中に近所の公園の池で、甲羅干しをのんびりしているアカミミガメ一家を発見した時にふと思ったことがあります。
「もしかしてこのアカミミガメを捕獲して食すことはできないの?」ってことです。なぜこんな残酷なことを思いついてしまったのか?にはちゃんと理由があるんです。
今回はそんな残酷なことを思いついた理由やすでに食している人たちがいますよ。っておはなしです。もし幼少期からペットとして亀をかわいがっている方は読まないほうが良いかも?です。
外来種のアカミミガメやクサガメ
ある番組では、すごく外来種を排除することをすすめていると感じています。なぜ外来種を排除するかというと、外来種がたくさん繁殖することで、日本の在来種を滅ぼしてしまい生態系を崩してしまう可能性があるから。
そんな理由で放送するたびに池の水を抜いて見つかった「アカミミガメ」や「クサガメ」は回収されて伊豆のiZooへ運ばれ保護されています。
ある番組とは、数年前にかなり話題の上ったテレビ東京制作の「緊急SOS!池の水をぜんぶ抜く大作戦」という番組なのですが、みなさんは覚えていらっしゃいますでしょうか?
この番組で初めて「外来種」というワードを知ったのですが、番組を見る限りどうしても「外来種」は悪者と感じてしまうんです。そんな感想を持っているのはわたしだけでしょうか?
近所で見かけた「アカミミガメ」食べられるんですか?
まず結論を、はい!食べられます。この結論を知るまでの過程を記しておきます。
先日近所の公園を散歩中に池で甲羅干しをする仲むつまじい多分〈父ガメ〉〈母ガメ〉〈子ガメ〉の3カメファミリーを見かけました。
いいお天気だったからでしょう!これが、まさに「甲羅干し」です。写真に収めたのでご覧ください。
この風景をながめながら不謹慎にもふとある疑問が浮かんでしまったのです。
外来種が悪者ならば、外来種の「アカミミガメ」も悪者?いっそ捕獲して食してしまうことはできないの?だってアカミミガメもスッポンとおなじカメの一種じゃない!
「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない」とベルサイユのばらという漫画の中でマリー・アントワネットさまがおっしゃっています。
アントワネット並みの考えが浮かんでしまったアラカンなわたしは悪いやつでしょうか。
そして、外来種のアカミミガメやクサガメって食べられるんですか?という疑問の答えは案外簡単に見つかりました。
なんと「アカミミガメ」を実際に食べている方たちが身近にいるというニュースが愛読している中日新聞に載っていたんです。その記事のタイトルは「外来種の問題知って」です。
えっ!誰が食べているの?って思いませんでしたか?記事によるととても身近な方たちだったのでびっくりです。
「アカミミガメ」を食しているのは?ダダン♪
浜松市を中心に活動する「昆虫食倶楽部」の皆さまです。「アカミミガメ」は土手煮やカレーで味わっているそうです。
ただ「クサガメ」は江戸時代以降の外来種ですが、長く日本にいた種ということもあり殺処分せずに水槽で飼育しているそうです。
「昆虫食倶楽部」でアカミミガメを食している理由
「昆虫食倶楽部」の代表さんは「外来種の問題について、もっと知ってほしい」と訴え答えています。
なぜ「アカミミガメ」や「クサガメ」を捕まえているかというと、「在来種」と「外来種」の交雑が進むと遺伝子がかく乱されて、いずれ繁殖できなくなっていく可能性があるからとのこと。
「クサガメ」に関してはこれまでは日本固有の在来種だと思われてきたようなんですが、近年の研究で外来種とわかったようです。
「昆虫食倶楽部」のみなさんは、先日このブログの「佐鳴湖の河津桜」にも登場した「佐鳴湖」で約100匹を捕まえて市内で飼育しているそうです。
この倶楽部は、仲間内でセミなどの昆虫食を楽しもうと6年前に発足し、3年前からメンバーで佐鳴湖の外来種カメを駆除しています。
当初は、環境省が駆除などが必要な外来種に指定している「アカミミガメ」だけをつかまえ「クサガメ」は捕まえても放していたそうですが、近年の研究結果から外来種とわかってからは、捕まえた「クサガメ」も飼育することにしたとのこと。
「アカミミガメ」の身はおいしい土手煮やカレーで味わい、甲羅は楽器にしたりときちんと生き物への感謝をわすれることなく、殺処分にはせず「アカミミガメ」を活用してきた結果的にはとてもやさしい倶楽部です。
参照元:浜松「昆虫食倶楽部」 外来種の問題知って:静岡:中日新聞(CHUNICHI Web)
「池の水をぜんぶ抜く大作戦」という番組に小池知事が出演
先ほども触れましたが、外来種という言葉をわたしに教えてくれた番組「緊急SOS!池の水をぜんぶ抜く大作戦」という番組は、小池都知事が出演されたことでも有名な番組です
2018年の4月22日の放送では、あの小池都知事が日比谷公園の心字池の水を抜く回に出演されています。
そして、生物調査のために集まった地元の小学生に対して「東京都にはたくさん都立公園があり、たくさん池があります。(都では)それをきれいにしていくことをやっています。また、特定外来生物が在来種を食べて駆逐してしまっているので、東京の自然を取り戻すということからお手伝いしたい、というか皆さんにお手伝いしていただきたいと思っています」と語りかけていました。
さらにその日はあの小池都知事自身が「入るしかないでしょう」とおっしゃり、網を持って泥だらけになりながらコイなどの捕獲をされたことも大きなニュースになっていましたっけ。
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最後に
やはり、アカミミガメやクサガメのような「外来種」は、「在来種」にとっては悪者のようです。
駆除しなくてはいけない!でも殺すのはかわいそう!
そういった理由で実際にカメを保護したり、食したりとがんばっている方たちがいることを知ることができて、ちょっとした疑問も調べることは大切と感じています。
「外来種」を目のかたきにしているような番組だと思っていたけど、実際に必要だからやっていることで大事な事だったんですね。
なんだか、現在必死でコロナウイルスを、東京、日本、世界から追い出そうとがんばっている小池さんのお姿をテレビで見ていると「池の水を全部抜く」で拝見した「特定外来生物」から「在来種」を守ろうと泥だらけでコイなどを捕獲していた頃の穏やかな日々がなつかしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。
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