sannigoのアラ還日記

アラ還女sannigo(さんご)の穏やかな毎日を記録しています。

お茶で免疫力アップはあたりまえ、今は特別な「新茶」を楽しみましょう。

🕖2020/05/18    🔄2023/02/24

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

季節の移ろいは早いもので、八十八夜も間近なこの頃は『母の日』の贈り物や、『ゴールデンウイーク』の旅行やキャンプの話題でもちきりです。

 

ところが、アラ還世代の私にとってのいちばんの関心事は、じつは「免疫力」と「認知症」だけだったりします。

 

母も他界してすでにいませんし『人生100年時代』という脅迫?に「私ったらいつまで生きるのかしら?」だとか「そこまでお金もないし・・・」とか。

 

どうしたって認知症になるのよね。なんてことばかり考えてしまうんです。

 

それでも、一昨年”帯状疱疹”で痛くて何もできないゴールデンウイークを過ごした経験から「病気で人に迷惑をかけてはいけない」ことを学び、健康に過ごすための免疫をつけなくては!と食べ物にも気をつけているわけです。

 

「免疫力」と聞いて誰もがぱっと思いつくのは「緑茶」でしょうか?

 

静岡県民だからということもありますが、この「緑茶」を使っての医療への利用状況や健康づくりの話題は日常茶飯事に地元新聞やニュースで目にします。

 

インフルエンザの季節は、小学校へ「お茶」を持参してうがいすることで予防しているのは静岡だけではないのでは?

 

未来が見えずらいコロナ禍ですから、以前と比べたら誰もがウイルスから身を守るためにうがいや手洗い、マスクなどいろんな事をされていることでしょう。

 

今回はこの「お茶」をおいしく飲んで『免疫力アップ』して、自身の身を守りましょうというお話です。

 

茶畑で摘んだ色鮮やかな新茶の葉をザルに入れてあるようす[写真AC]

 

 

「お茶」で免疫力アップ

 

2020年3月の「週間女性セブン」で記事になったのでご存じの方も多いと思いますが、『医師が挙げる免疫力を上げる飲み物ランキング』で1位に輝いたのは「緑茶」でした。

 

ちなみに2位は「紅茶」、3位は「りんごジュース」だったのですが、皆さんはお茶を毎日飲んでいらっしゃいますか?

 

最近は朝も忙しい方が多いですし、コーヒーにパンとサラダなんていうメニューが一般的ですよね。急須で淹れたお茶を飲む機会は少ないかもしれません。

 

ですが、通勤や通学中や部活やスポーツでの水分補給は、ペットボトルの「お茶」が多くないですか?

 

では、なぜ?水分補給に「お茶」を飲んでいらっしゃるのでしょうか?飲み口がさわやかだから、後味が残らないから、ただただおいしいから。とかいろいろ。

 

緑茶とは?

 

緑茶は、チャノキの葉から作った茶のうち、摘み取った茶葉を加熱処理して茶葉中の酵素反応を妨げたもの。もしくはそれに湯を注ぎ、成分を抽出した飲料のことをいいます。

 

緑色のお茶という意味はもちろんですが、緑茶とは発酵していないお茶(不発酵茶)のことです。

 

発酵とは通常微生物の働きによって生じる反応を表す言葉ですが、お茶の世界での発酵とは、酸化酵素の働きによって酸化することを指します。

 

お茶の葉を摘んだことがない方はご存知ないでしょうが、生の茶葉は摘んだ瞬間から酸化が進んで茶色くなるもの。

 

緑茶をつくる際には、殺青(さっせい)と呼ばれる工程で茶葉を加熱することで酸化酵素の働きを早い段階で止めてしまいます。酸化していない茶葉を加工するため、あのきれいな緑色になるんです。

 

免疫力を上げるお茶

 

免疫力を上げる飲み物として「緑茶」がダントツに1位なのは、誰もがご存知かと思います。

 

緑茶にはポリフェノールの一種であるカテキンが何種類も含まれています。なかでもエピガロカテキンガレート(EGCG)には、インフルエンザウイルスに対して"抗ウイルス作用"があります 。

 

EGCGは低温よりも、80℃くらいの湯温で最も抽出されやすいそうです。逆に沸騰したお湯のように80度超えだとEGCGが壊れてしまうらしいです。ご注意ください。

 

ただ回転寿司でよく飲む 粉末の煎茶なら低温でも大丈夫!無問題のようです。


飲み方は、30分に1回ほどのちょびちょび飲めば、血液やリンパ液などの流れがよくなります。

 

一気に冷たいお茶を飲みたいシーズンではありますが、免疫力アップには80度くらいの少し冷ましたお湯で淹れたお茶を、ゆっくり30分に1回ぐらいちょびちょび飲む方が効果的だそうです。

 

一日に一回は、外なら20分ほど日陰でも良いので日光を浴びながら、室内なら窓に近い場所で、20分ほど日光を浴びながらお茶すると免疫力も上がるそうです。

 

そういえば、一昔前の漫画やドラマでのおばあちゃんは、縁側で日光浴をしながらちょびちょびお茶を飲んでいましたっけ。

 

まさに健康的な過ごし方だったわけです。本当に先人の言うことは聞かなくちゃ!です。

 

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では、『医師が挙げる免疫力を上げる飲み物ランキング』2位の「紅茶」はどうなんでしょう?

 

紅茶の免疫力

 

紅茶ポリフェノールの"テアフラビン"が、ウイルスの感染力を弱めるとのことです。

 

ミルクを入れてしまうと、ウイルスにはたらく紅茶ポリフェノールがたんぱく質に取り込まれてしまいます。

 

せっかくの免疫効果がなくなってしまうので、ストレートかレモンティーでの飲み方がおすすめです。

 

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ウイルスから身を守るためには、免疫力アップが大切です。毎日お茶を飲む習慣を身につけて免疫力アップを目指しましょう。

 

ちょうど、来る5月2日(月)が、♪夏も近づく八十八夜♪の八十八夜になります。

 

古来から立春から数えて88日目の頃に摘み取った茶葉は、不老長寿や無病息災の妙薬として縁起の良い特別なお茶として珍重されてきました。

 

今度はその珍重されている「新茶」にも免疫力アップする成分が含まれているのか?を調べてみましょう。

 

 

「新茶」で免疫力アップするの?

 

新茶を急須で丁寧に注いでいるようす[写真AC]


新茶とは?

 

4月下旬から5月下旬に、摘み取られたばかりの新芽から作られるのが「新茶」です。

 

「新茶」のできたてほやほやをこの時期に味わうのは、旬の食べ物をいただくのと同じように、季節の変化に対応するための必要な栄養素を自然に摂取できるからかも知れません。

 

免疫細胞を活性化する「新茶」

 

「新茶」には活発に細胞分裂している「新芽部分」に多く含まれる「一本鎖リボ核酸」が免疫細胞を活性化する仕組みがすでに発表されています。

 

不老長寿や無病息災の妙薬として、縁起の良い特別なお茶として古来から珍重される「新茶」は、今も格別な贅沢とされ普通のお茶よりもかなり高額で高級感満載で販売されています。

 

人間の疲れは「細胞の酸化」が原因の一つと言われています。新茶には「抗酸化作用」のある「カテキン」が多く含まれていることも忘れてはいけません。

 

格別に贅沢でおいしい「新茶」で一服ついたら、きっと毎日の疲れやストレスも吹き飛びそうです。

 

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新茶の淹れ方

 

「新茶」の甘くてすっきりとした味わいを最大限楽しむためには、正しい『新茶の淹れ方』が必要です。下記のような感じで淹れてみてくださいませ。

 

<新茶の淹れ方>


① 茶葉を急須に入れる。 (1人あたりティースプーン2杯くらい)

② お湯を一度湯のみに移し熱いお湯を冷ます。湯冷ましした湯を急須に注ぐ。 (お湯の温度:70~80度)

③抽出するため約40秒後、急須を軽く2~3回まわす。(茶葉が開き、味がしっかりと出ます)

④少しずつ湯のみに均等に注ぎ分けて、最後の1滴までしぼりきる。

 

こちらの淹れ方なら、きっと甘くてすっきりとした味わいの新茶が楽しめます。少しの間だけでも、いろんな嫌なことを忘れられるほどの爽快感だと思います。

 

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この新茶が出回るゴールデン前後は、ちょうど御前崎の初鰹シーズンでもあります。

 

ちなみに、私たち地元民は初鰹を新茶でお茶漬けにしていただくという「かつお茶漬け」という贅沢な楽しみ方をします。御前崎の漁師さんたちに伝わる漁師さんが作った素朴な味です。

 

アラ還な私の生まれが御前崎に近く、実家が茶農業もしていたため忙しい新茶の茶摘みシーズンならではの「時短料理」だったのですが、最高の贅沢でもありました。

 

初鰹のもっちもちの「モチガツオ」に熱い新茶をかけていただく新茶の香りや渋みも味わえ格別な料理ですので、機会があったら試してみて!?超簡単な初ガツオ茶漬けの作り方を載せておきます。

 

<カツオ茶漬け>

 

材料 (4人分)

 

かつおの刺し身:(モチガツオのさく・あれば脂の多いもの) 350g

しょうが:1かけ

しょうゆ:大さじ4杯

ご飯  :茶碗4杯分

 

①かつおはちょっと薄めに切る(およそ6mmくらい)

②しょうがはおろし金ですりおろす。

③ボールにかつおを入れ、しょうがのすりおろしの半分、しょうゆを加えてよく混ぜ合わせ、味がなじむように10分くらいおく。

④ご飯を茶碗の半分くらいのところまで盛り、それぞれかつおを適量のせ、さらにかつおを隠すようにご飯を盛る。

その上にさらに残りのかつおの適量を飾り、残しておいたしょうがのすりおろしをのせる。熱い新茶をかけていただく。(2段重ねのところが特徴)

 

ちなみに、3私が子供のころ御前崎の漁師さんたちは、カツオの刺身は「マヨネーズ」&「にんにく」たっぷりでいただくのが普通なようでした。

 

こちらもぜひ一度試していただくと美味しさがよくわかります。いつものカツオの刺身がめっぽうおいしくなります。

 

少し話が逸れてしまいましたが、このへんで戻していきましょう。

 

新茶と普通のお茶の違いとは?

 

新茶と普通のお茶の番は、お茶の葉を摘む時期が違うことで呼び名が違っています。

新茶は一番茶のことで、その年に初めて摘むお茶、旬のお茶という意味合いで「新茶」と呼ばれます。

 

ご存知の方は少ないかもしれませんが、茶園では年に何回か収穫が行われます。

 

・1年の最初(4月下旬~5月下旬)に摘む一番茶が新茶です。高級なお茶なので手で摘みます。

・二番茶(6月中旬~7月下旬)

・三番茶(7月末~8月上旬)

・四番茶・秋冬番茶(9月下旬~10月上旬)と年に4回もお茶摘みをしているんです。

※ただ新茶以外は機械摘みが主力です。

 

新茶は旨み成分のアミノ酸がたくさん含まれています。お茶に含まれているアミノ酸の半分以上はテアニンです。

 

テアニンはお茶独特の成分で、ツバキ科ツバキ属のチャノキだけに含まれています。(ツバキやサザンカには含まれていません)このテアニンは若い芽のほうがより多く含まれていて、新茶がおいしいのはこのテアニンのためです。

 

新茶はまだ若くて柔らかい葉で、苦味成分のカテキン量が少ないためまろやかで甘いお茶になります。が、逆に二番茶、三番茶、四番茶の成熟した茶は、カテキンやカフェインが多く含まれるため渋みが強くなっていきます。

 

この甘みと苦味の違いが、ずばり、新茶と普通のお茶の違いになります。では、お茶の主な成分は何?それから効能にはどんなものがあるの?とおっしゃる方へ「お茶の主な成分と効能を調べてみましょう。

 

お茶の主な成分と効能は?

 

カテキン抗がん作用や殺菌作用があり、老化の原因の活性酸素を除去する働きもあります。肥満防止にも効果ありですと!

 

テアニン:アミノ酸の一種でリラックス効果が高く脳や神経機能を調整してくれます。

 

カフェイン(苦味):脳を覚醒して、スッキリさせてくれます。疲労回復に効果的です。

 

ビタミンC美肌・美白・免疫アップの効果があります。

 

成分と効果がわかったところで、煎茶とかほうじ茶とかペットボトルのお茶などと、お茶にも色々ありますので、その種類を調べてみましょう。ついでに「番茶も出花」って何?とかも・・・。

 

茶葉の種類は何がある?

 

煎茶:日本茶の代表格。茶葉を30秒~1分ほど蒸しもみながら乾燥させて作る。

 

浅蒸し、深蒸し煎茶

浅蒸し→10~30秒ほど蒸す浅蒸しは渋みと旨味がる。

深蒸し→1~3分ほど蒸す深蒸しは甘みやコクがある。

 

番茶:摘み残りの硬い茶葉(二番茶以降)や不揃いの葉で作られた庶民のお茶。これが私がいつも飲んでるお茶です。安くておいしい。

 

ほうじ茶:番茶を香ばしく煎じたお茶。カフェインやタンニンが少なく苦味が少ない。

 

玄米茶:玄米を炊いてから炒って、同量の煎茶を混ぜたもの。

 

玉露:覆いをかけて日光を遮って育てるため、渋みや苦味は少なく旨味や甘みが強い。


他にも

かぶせ茶:玉露より覆いをかける時間が短く、煎茶と玉露の中間のようなお茶。

 

抹茶:覆いをかけて育てられた新芽を蒸し、揉まずに乾燥させたてん茶を石臼で挽いたもの。

 

茎茶:玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、選別機によって新芽の茎だけを抽出したお茶。独特なさわやかな香りと甘みが特徴。

 

芽茶:玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、芽の先の細い部分を選別したお茶。お茶の旨味を多く含んでいて風味が豊か。

 

粉末茶:回転寿司でおなじみの粉末茶。色は濃いですが味や香りは軽め。

などがあります。

 

「番茶も出花」の意味は?

 

番茶も出花とは、「安い番茶もいれたばかりのときは香りがあっておいしい」ことから「器量の悪い人も若い頃はそれなりに美しいものだ」という意味のことわざです。

 

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余談ですが、1997年10月2日から1998年3月26日までの木曜21時台のドラマとしてTBSで放映されたテレビドラマのタイトルとして「番茶も出花」を覚えている方も多いかも?

 

あの宝塚の元雪組トップスター、今ではミュージカルファンなら知らない人はいないであろう「エリザベート」初演の主演のトートを演じられた一路真輝さんが、ドラマ「番茶も出花」の主演でした。(ジャニーズの山口達也さんも出てました)

 

参照元:社団法人静岡県茶業会議所「知らなきゃソンするお茶のこと 10のひみつ 

 

まとめ

 

ここまで、つらつらとお茶について書いてきましたが、けっきょく「新茶」「お茶」などを飲んで免疫力をアップして『人生100年時代』をかっこよく健康に生きていこう!ってことです。

 

来る5月2日は「八十八夜」ですが、高級な「新茶」はおいしいよ。でも、高いのよ!っていうことが言いたかっただけなんです(笑)

 

ちなみに「お茶」を飲むなら、80度くらいの沸騰してから少し冷ましたお湯で淹れ、一気に飲むのではなく30分に一度くらいちょびちょび飲むことで免疫力がアップするそうです。

 

ウッドデッキのような家の外、または縁側、もしくは室内でも日が当たる場所で、毎日30分に1回程度、ちょびちょびとお茶を飲むことで『免疫力アップ』してウイルスに強い体が作れるなら、こんな簡単なことはないじゃないか!

 

ってことで、今回はお茶で免疫力アップできますので、お茶のいろいろを知って美味しく飲んでください。という静岡県民の独り言になってしまったかも!?ってことで、今回はこのへんでおしまい。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。では、またです。