sannigoのアラカン日記

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WOWOWで観た特に印象に残った映画「七つの会議」の感想

こんにちはsannigo(さんご)です。

 

最近「ワイドショー」から脱却のためにもWOWOWにチャンネルを合わせている時間が増えました。
そして録り溜めもかなりしています。

最近WOWOWで観た邦画で一番印象に残ったのは「七つの会議」

今回は「七つの会議」を観た感想を書いていきたいと思います。

 

WOWOWで観た特に印象に残った映画「七つの会議」の感想[写真ACからの写真]

 

「七つの会議」

作家井戸田潤さん

『七つの会議』は多分知らない人はいないと思われる人気作家井戸田潤さんの小説を映画化されたものです。

2011年に『下町ロケット』(小学館/刊)で直木賞を受賞されました。

TBSでおなじみの日曜21:00からの連ドラマでも、井戸田作品は大人気ですよね。

もちろん私だって毎回楽しみに観ています。

昨夜は「ノーサイド.ゲーム」の特別編も放送されて頭の中は「アストロズ」と「レッツ、ラグビー」でいっぱいです。

個人的にラグビー好きなので、2019の”ラグビーワールドカップ”が一気に盛り上がったひとつの大きな要因だったんで忘れられないドラマのひとつです。

もちろん他の「陸王」「下町ロケット」などの半沢直樹シリーズが有名でドラマ化もされています。

「半沢直樹」も確かすごい視聴率を稼いだはず、しかも今春放送予定だったのに残念ながら、今のところは放送されていません。

ドラマを観ている方ならご存知でしょうが、内容は企業の矛盾、そして働く人々の葛藤や絆など、とても身近なことが題材になっています。

そのせいか、ちょっと難しめな銀行や大企業の内部が素人でもわかりやすく、「勧善懲悪」な部分もあるので「水戸黄門」と通じるところもあるのでは?と勝手に思っています。

そんなエンターテイメントな小説を書き続ける井戸田潤さんの作品の中でも「傑作」といわれる「七つの会議」を映画化したのがこの映画です。

井戸田さんが以前、この物語のきっかけは「そば屋で聞いたサラリーマンの会話」だったと語っています。

「以前、僕の仕事場は原宿にあったのですが、近所のそば屋に昼食を食べに行ったとき、隣のカウンター席に座っていた40代くらいのサラリーマン2人組が『知ってる?あいつ、パワハラ委員会にかけられるんだって』という噂話をしていたんです。
これはちょっと聞き捨てならないなと思って、そばを食べながらその話を聞いていたのですが、この2人がした分析がすごく良かったんです。パワハラ委員会にかけられる人の仕事ぶりを冷静に評価していて、『あいつはこういう考えでやったんだろうけど、それじゃ部下には伝わらないよな』と。この会話を耳にしたことが、この話を書いたきっかけです」

~中略~

「小説の面白さというのは、日常生活の中で見過ごしてしまっている多くの謎が解けるということです。例えば、言っていることとやっていることが違う人っていますよね」

―口だけ動かして自分は何もしないとか。

池井戸 「普通そういう人がいても、会社の人たちは『あいつはなんなんだよ』と呆れたり腹を立てて終わりですよね。でも、小説の中では、どうして言っていることとやっていることが違うのか、その謎が解けるわけです。その人がどういう風に育ってきて、どういう考えでそういったことを言っているのか、と。
この本では、一つの大きな不祥事が話に乗っかっているため、クライムノベルという形になっていますが、サラリーマンの日常生活の中にある小さな謎を解き明かすミステリーというつもりで書いてきました」

 

引用元:―池井戸潤さんインタビュー(1) (2012年12月12日) - エキサイトニュース

 


この「七つの会議」に関しては勧善懲悪のさらに一歩進んで、これは良いことと思っている人には良いこと。

同じくこれを悪いと思っている人には悪い事。

その違いが「企業」によるものなのか、「時代」によるものなのか、判断する「人物」によるものなのかはわからないけど、最後には…みたいな印象を持ちました。

監督は福澤克雄監督です。

映画のイメージのイラスト[イラストACからのイラスト]

連ドラ「半沢直樹」シリーズや「祈りの幕が下りる時」(2018)が代表作の監督です。


映画「七つの会議」あらすじ

中堅メーカー・東京建電で営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)が、ある日トップセールスマンの課長・坂戸(片岡愛之助)から怠惰ぶりを叱責されることから始まります。

その後、八角は坂戸をパワハラで訴えるのですが、周囲からは八角は普段から怠け者として評判ですし、迷惑を被っている人も多くなぜ訴える?という感じでした。

ところが、なぜか課長の坂戸に異動処分が下されてさらにどうして?ってなります。
どうして?と思っているうちに課内で二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が後任課長として着任します。
この原島はとても誠実な性格で、いつも北川(香川照之)から会議中に叱責されるとストレスからか、吐いてしまうようなやさしくてやわな男です。

そんな原島は怠惰で有給を取ってばかりの八角が気になって、経理担当の優衣と一緒に八角の身辺を探りだします。

そして次第に社内の裏事情が明かされていきます。

この辺りから、やっと八角の本当の姿が見えてきて社内の裏事情が次々と明かされていきます。

やがて巨大企業ならではの隠された陰謀が浮かび上がり、八角といういうイチ社員が怠け者にならざるを得なかった事情もわかります。

八角というイチ社員の生き方、北川という生き方、原島という生き方。

皆さんはどう感じるでしょうか?


キャスト

役名    役者名

八角民夫 :野村萬斎
北川誠  :香川照之
原島万二 :及川光博
坂戸宣彦 :片岡愛之助
浜本優衣 :朝倉あき
梨田元就 :鹿賀丈史
宮野和広 :橋爪功
徳山郁夫 :北大路欣也

野村萬斎さんという大物狂言師と大型俳優で井戸田さんの連ドラ常連の香川照之さんに、こちらも常連の片岡愛之助さん、立川談春、北大路欣也さん、最近は木村拓哉さんとの共演が多く出演作も増えているイメージの及川光博さんなど、本当に豪華キャストさんたちが揃いました。

スタッフ

監督:福澤克雄
脚本:丑尾健太郎
脚本:李正美
撮影:橋本智司
音楽:服部隆之

監督は「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」など、一連の池井戸ドラマの演出を手がけた福澤克雄さん。

 

俳優さんたちの舞台挨拶

この舞台挨拶には、野村萬斎さん、香川照之さん、及川光博のほか、朝倉あきさん、吉田羊さん、北大路欣也さんらのキャストも登壇しました。

「七つの会議」の舞台挨拶の場で、及川さん(ミッチー)は香川さんの表情筋のすごさについて「鉄板焼きのアワビのよう」とたとえ、香川さんは「僕はアワビ俳優!?」と笑い、さらに及川さんは「アワビの地獄焼き」と言い、会場は爆笑の渦に包まれたようです。

確かに香川さんのアップっってかなりアワビですよね。

「コロナ感染防止のための自粛」以降、映画館の休館や映画製作もストップしていたので「舞台挨拶」のワードさえも懐かしく感じたのでついつい載せてしまいました。

口コミ

映画のイメージのイラスト[イラストACからのイラスト]

野村萬斎はすごい。彼の芝居が1800円で観られるのは安すぎる。しかも片岡愛之助や香川照之の芝居まで堪能できる。役者の芝居を堪能するだけでお買い得感が半端ない。
数字の偽装というタイムリーな題材で、多くの人間が右往左往する姿は滑稽だ。狂言や歌舞伎や落語がずっと描いてきたような人間の滑稽さが溢れている。これは現代劇だが、どうして伝統芸能出身の役者をたくさん起用しているのかというと、そういうことなんだろう。人間のやることはいつの時代もあさましく、悲しく、滑稽なのだ。
たかがネジ1本の強度データの話だが、ネジ1本に人の命がかかっている。しかし保身はそのことを人に忘れさせてしまう。自分だったらどうしただろうと始終考えながら観ていたが、もし人生に失うものが多ければ、自分には八角のように行動できないかもしれないと思った。八角にはすでに多くを失っている人間だからこそ、ああいう行動ができるのかもしれない。
<ローチさん>

 

圧倒的な緊張感の会議にあっいう間に引き込まれた。ミッチーが吐いてしまうほどの緊張感がリアルに伝わってくる。どのキャスティングもはまり役で、終始見応えのある作品だった
<おのもんさん>

 

主人公を見る目が自分の中で変わっていくのを感じ、楽しめた
<どんじいさん>

 

面白かった。
伏線があって、そこがどんどん解明されていって、線が繋がった時、引き込まれる感がある。
見てもいい映画だと思う。

同時に見た空母いぶきは全く面白くなかった。
評価は裏切らないと実感。
<ki waさん>

 

などと概ねいい映画という口コミが多かったです。

引用元:七つの会議のレビュー・感想・評価 - 映画.com

 

 

まとめ

「七つの事件」とてもおもしろかったし、今まで働いてきた会社にも飄々とした社員さんがいたなぁと思い出し、もしかしてあの社員さんも実はこの映画のような会社と自分の意見が合わずにそれでも耐えて働いていたのかも?などと勝手に妄想してしまいました。

たった1本のネジだとしても、やがては飛行機のイスを固定するために使われ、100%の安全性を求められる仕事もあるということが身にしみました。

やっぱり仕事はなんでも確実にしっかりと100%にする事が大事だなと改めて感じ、このブログがあまりにお粗末なことも実感しました。

でも、ブログだものこのくらいでよくない?とも思っているのも本当のこと(笑)

話しが逸れましたが「七つの事件」にはいろいろな立場の会社員さんが出てきます。

それぞれに共感できるし、実際会社ってこういうものだと思っていた昭和のアラカン女には八角という人物の生き方はうらやましいなと感じたのでした。

八角を演じられた野村萬斎さんがあくまで飄々としていて、周りの方のような熱さをちがった色で演じていたのが面白かったです。

香川さんはいつかは土下座するのじゃないか、という邪な期待を持たせてくれました。

だめなサラリーマン、だめな料理人、だめな相棒を演じさせたらピカイチの及川さん。
最近はいろいろなドラマに映画で拝見しますがこんなに上手な俳優さんだとは正直思っていなかったので強く印象に残りました。

今がちょうどコロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」の全面解除という時期でもあります。

コロナは世界中のひとつの災害に対しての各国や各要人の対応に関して今までなかったほどに細かく、頻繁に情報を得ることができました。

そして、さらにその成果や結果についても常にアンテナを伸ばし知ることができる状況でした。

「七つの事件」と現実の「コロナ感染」の災害を比べてみていかがでしょうか?

なんとなくですけど、古い昭和の「しきたり」「あたりまえ」みたいなものが随分と削ぎ落とされて、かなり精度がアップしていると思うのは私だけなのかな?

 
【参考】

知らなかったのですが、この映画が制作される前にこの「7つの会議」はNHK総合でドラマになって放送されていたんですね。

なんと、ミッチーの演じた原島をジャニーズの大御所東山さん、野村萬斎さんが演じた八角を『おっさんずラブ』の吉田鋼太郎さんというキャストだったんですって。

これ、観たかったなぁ。

 

【初回放送】

2013年7月13日(土)から放送[連続4回]土曜 午後9時 NHK総合

 

【キャスト】

原島万二(東山紀之)

八角民夫(吉田鋼太郎)

原島江利子(戸田菜穂)

佐伯浩光(田口淳之介)

坂戸宣彦(眞島秀和)

 

【脚本・主題歌など】

<原作>
池井戸潤 

<脚本>
宮村優子

<音楽>
横山克

【ストーリー】
大手電機メーカーの下請けである中小企業を舞台に描かれる、隠蔽と内部告発を題材としたドラマでした。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
では、またです。