sannigoのアラ還日記

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『空母いぶき』映画を見ての感想、ちなみにコミックは読んでいません。

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

今回紹介する映画は 『空母いぶき』です。

”現在を生きる私たちに突きつける《最悪の未来》

ある日突然“平和な日常”が脅かされたら――

「あなたなら、どうする?」”

 

という、とても恐ろしいコピーで惹きつけられた「空母いぶき」。クリスマス・イブ前日から、たったの24時間のできごとです。

 

壮大なスケールで有名な大物俳優さんが次から次へと出てくるし、次から次へと見ごたえのあるシーンが続き、約2時間目が離せず「あっ」という間に終わってしまいました。

 

では、さっそくいつも映画.comの解説から始めましょう。

 

『空母いぶき』映画を見ての感想、ちなみにコミックは読んでいません。[写真AC]

 

 

映画『空母いぶき』

 

解説

 

「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじ原作のベストセラーコミック「空母いぶき」を、西島秀俊と佐々木蔵之介の共演で実写映画化。

 

国籍不明の軍事勢力から攻撃を受ける中、それぞれの立場で国民の命と平和を守るため奔走する者たちの姿を描く。

 

世界が再び「空母の時代」に突入した20XX年。

 

日本の最南端沖で国籍不明の軍事勢力が領土の一部を占拠し、海上保安庁の隊員を拘束する事態が発生。

 

未曾有の緊張感に包まれる中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とした護衛艦群を現場に派遣するが……。

 

西島が、航空自衛隊のパイロットとしての実績を買われていぶき艦長に抜擢された秋津竜太、佐々木が、海上自衛隊の生え抜きながら副長に甘んじる新波歳也を演じる。

 

監督は「沈まぬ太陽」「ホワイトアウト」などの大作を手がけてきた若松節朗。

 

脚本は「機動警察パトレイバー」の伊藤和典と「亡国のイージス」の長谷川康夫。

 

「ローレライ」「亡国のイージス」などで知られる作家の福井晴敏が企画に携わっている。

 

2019年製作/134分/日本

 引用元:空母いぶき 特集: “今”最高の実力派集結 “今”最高峰の邦画  - 映画.com

 

 

空母いぶき(13) (ビッグコミックス)

空母いぶき(13) (ビッグコミックス)

 

 

 

スタッフ

 

監督

若松節朗

原作

かわぐちかいじ

脚本

伊藤和典 長谷川康夫


キャスト

 

秋津竜太:西島秀俊

新波歳也:佐々木蔵之介

田中俊一:小倉久寛

滝隆信 :高嶋政宏

瀬戸斉明:玉木宏

淵上晋 :戸次重幸

迫水洋平:市原隼人

有澤満彦:堂珍嘉邦

総理大臣:佐藤浩市

 

<オリジナルキャスト>

 

コンビニ店長:中井貴一

コンビニバイト:深川麻衣

ネットニュースの記者本多裕子:本田翼

裕子の上司晒谷桂子:斉藤由貴

ネットニュースの先輩ディレクター:片桐仁

東邦新聞記者:岩谷健司

 

総勢30名以上のキャストで名前は知らないけど、見たことある人が次々に出てきます。

 

本当、キャストの豪華さだけにもびっくりです。映画やドラマでは主役を張っている俳優さんが何人出ているのか?ちょっと数えてみたくなりました。

 

キャストの豪華さから、かなりの制作費がかかっていることは予想できますし、さらに戦闘シーンや護衛船とか潜水艦の実写にかかる費用も相当なもの。

 

豪華なキャストに大掛かりな実写と「空母いぶき」が、かなり超豪華な大作なことは間違いないです。

 

「日本占領」という今の平和に暮らしているわたしには想像がつかないほどの危機が起きた時、わたしにはいったい何ができるでしょうか?

 

ただ、腰を抜かして無意味に恐ろしがることしかできないし、多分できることは何もないでしょう。

 

これからの時代。もしそうなった時のことも想定しながら暮らしていくべきなのかな?とも感じます。

 

日本の自衛権、戦争する力を持っている自衛隊にはどうすることを望んでいるのか?他人事ではない感じで最近はあちら方面からミサイルが飛んでくることもあります。

 

このたった24時間の出来事からいろんな事を考えさせられました。

 

わたしの勝手なあらすじと感想

 

 

空母いぶき

 


20☓☓年

12月23日03:15

巡視船「くろしま」が20隻の国籍不明漁船軍に発砲されたことからこの映画が始まる。


国籍不明の軍事勢力から日本最南端沖で国籍不明の軍事勢力が領土の一部を占拠し、海上保安庁の隊員を拘束する事態が発生。

 

ここで総理大臣役の佐藤浩市登場。

 

海上自衛隊から第五護衛群が急遽初島に向かう。


護衛艦「あしたか」艦長 浦田

護衛艦「いそかぜ」艦長 浮舟

護衛艦「はつゆき」艦長 瀬戸(玉木宏)

護衛艦「しらゆき」艦長 清家

潜水艦「はやしお」艦長 滝 (高嶋政宏)

航空機搭載型護衛艦
「いぶき」 群司令 湧井(藤竜也)
      船務長 中根
      砲雷長 葛城
   副長兼航海長 新波(佐々木蔵之介)
      艦長  秋津(西島秀俊)


この映画の見どころのひとつが西島と佐々木が同期でライバルというところ。

 

「いぶき」の艦長には西島秀俊演じる”空自”の秋津が就く。秋津は航空自衛隊のパイロットしての実績を買われて抜擢された。

 

一方、海上自衛隊の生え抜きで、情に厚い新波は佐々木蔵之介が演じる。”海自”の新波歳也は同期で海上自衛隊の生え抜きながら副長に甘んじる。

 

ふたりの最初の登場シーンから秋津の半笑いが気になってしかたありません。

 

この時点での秋津の半笑いからきっと戦闘が始まるんだろうと嫌な予感がしていました。

 

どうやら秋津と新波は平和に対する考え方がちがうのでは?この事がのちのストーリーに何か影響を与えるんだろうなと予想しながら見ていきます。


「日本に『いぶき』は必要なんでしょうか?」
インタビューしたのは今やYou tubeで人気の、本田翼演じる裕子です。

 

「それは私がお答えすべきことではありません。」
答えたのは、「いぶき」艦長の秋津。

 

自衛隊から戦死者が出て、総理大臣は「防衛出動」を命じます。佐藤浩市演じる総理大臣は少し弱っちい感じですが、しっかりとした信念を持っていたようです。

 

それは、戦争をしてはいけないという信念。

 

ついに「自衛のためのやむなき戦闘」が始まってしまいます。ここでは、秋津という男が戦争をもしくは空での戦闘を実践したいための戦闘なのでは?と疑いながら見ていました。

 

「我々は戦争する力を持っている。」この言葉はキーポイントですね。

 

戦闘が始まってしまえば、あとは決死の覚悟で闘う自衛隊員たちの迫力のある演技と戦闘での攻防戦に手に汗を握り、息を詰めて見守るしかありません。

 

護衛艦「あしたか」が敵の戦闘機を1機撃ち落とす。船員たちの複雑な表情が映し出されます。

 

その時、艦長秋津は「忘れるな、この実感は忘れずに覚えておけ」と。

苦悩を浮かべる新波は「あきらめるな、死なせてはならない」と。

 

明らかに考え方の違いが現れています。

 

船を下りようとしていたジャーナリスト裕子は、急に引き返し艦長に再びこう質問します。

 

「日本に『空母』は必要なんでしょうか?」

「私がお答えすることではありません。」艦長は答えます。

 

この映画には、隠れたメッセージを伝えるべく登場するコンビニ店長中井貴一の存在があります。

 

戦闘で緊張した場面後に登場するコンビニ店長。店長が登場するとホッとした気分になります。

 

クリスマスイブのコンビニでの「長靴」にチョコレートを詰めている店長。毎年、子どもたちのため自作のメッセージカードを「長靴」にしのばせている。


潜水艦「はやしお」艦長の高嶋政宏演じる滝は「対潜戦闘」に同意。潜水艦の乗員は150名。

 

熱い気持ちを前面に出しての演技で敵艦に体当たりする。魚雷5本のうち4本は防げたが残る1本が「いぶき」に向かってくる。

 

「いぶき」を守るための盾になった護衛艦「はつゆき」。「はつゆき」を魚雷に体当たりさせる艦長瀬戸を演じるのは玉木宏。

 

誠実でたくましい、けれどもクールな演技、自衛官希望者が増えてしまいそうな演技です。

※先日2年ぶりに発表された「好きな男優」で玉木宏氏が堂々2位でした。

 

記者裕子と田中はこの「はつゆき」が燃えている映像を衛星携帯で送ることができた。

 

ネットで、ニュースで、この映像が流れ「戦争」が始まったと感じた国民は食料調達のためコンビニへ走る。

 

このニュースの拡散によって総理大臣は記者会見を行うことになるが、記者たちは衛生携帯を没収されてしまう。

 

ここで、隠れメッセージのクリスマスカードが登場。

 

「せかいはひとつ、みんなともだちなんだよ」

 

コンビニ店長の中井貴一の庶民力半端ない!

 

この映画からのメッセージを発しているのはきっとこの人のような気がします。

 

ここから航空自衛隊の登場で、空の上での闘いに。見ごたえある映像で飛行隊隊長の迫水洋平役の市原隼人の顔面での演技力に圧倒されます。

 

あとはラストへ突き進むのみ。


134分という約2時間の映画ですが、あれよ、あれよと言う間に終わってしまいます。

 

映画を見たあとはいろいろ考えさせれますが、暗く落ち込むわけではなく、なんとなく見ごたえのある映画を見たな。少し戦争のこととか考えてみよう。という気持ちになります。

 

機会がありましたら、ぜひご覧になってみてくださいませ。

 

勝手な感想

 

コンビニ店長がメッセージをしのばせたクリスマスの定番お菓子入りの長靴[写真AC]

 

自衛官の闘う男たちの熱さや冷静沈着さに感動します。

 

映画の始まりで感じた秋津艦長の半笑いが、ラスト近くになるに連れて、圧倒的な知識からの計算された行動が良い方向に導くであろう自信だったのだろうと察しました。人として周りへの気遣いや考え方が艦長たるに十分な人格者と感じられます。

 

そして、新波は副長としての気持ちの強さが際立ち、艦長を支えるために必要な技術、優しさを持ったすばらしい人。


ラストでのゆっくりとした秋津と新波との会話から、なんとなくだけど「防衛のための闘い」というものが理解できたような気がしました。

 

考え方の違いはあるけれども、お互いを認めお互いを感じながら前へ進んでいく二人。

 

根底には「戦争してはいけない」という思いがはっきりと見えます。

 

庶民の代表、コンビニ店長のクリスマスの長靴に込めた願い。コンビニ店長への尊敬やあこがれを感じることができるアルバイト。

 

理想的なコンビニの姿で、これが今の日本の日常です。

 

このコンビニを代表する日本の日常生活が、突然脅かされたときにはどうする?無関心でいいの?って聞かれた気がします。

 

見ごたえのある映画を見れたことで充実した時間が過ごせました。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。