sannigoのアラカン日記

アラカン女sannigo(さんご)穏やかな毎日を記録しています。

人気の作家 河野裕の小説を映画化した「いなくなれ、群青」、ロケ地の透明感あふれる風景の映像も魅力です。

こんにちはsannigo(さんご)です。

 

今回の映画は人気の若手俳優、横浜流星さん(七草役)飯豊まりえさん(真辺由宇役)が主役をつとめる作品「いなくなれ、群青」です。

あのきれいなブルーが多めの映像のロケ地は南伊豆町だったそうで、静岡住まいの私、なんとなくご縁を感じるのです。

  

この映画を見ようと思ったきっかけは、横浜流星くんなんです。

 

横浜流星くんといえば、深田恭子さん主演のTBSドラマ『初めて恋をした日に読む話』で髪をピンクにした不良高校生でかなり話題になった俳優さんですよね。

話題になってからの流星くんが出演した田中圭さん主演の日本テレビドラマ『あなたの番です』での流星くん演じた二階堂忍という役があまりに神経質で、すごく頭に残ってていたから。

 

このドラマはなんと2クール続けて放送されていて特別編なども入れると全20話という珍しいドラマなのですが、流星くんは第2章からの登場で、主役の田中圭の明るいキャラとは全く逆のすんごい神経質で潔癖のAIを研究している大学生役でした。


この流星くん演じる二階堂忍ですが、色が白くてやたらと除菌スプレーは撒きまくるし、他人の作った食べ物は食べないというちょっとしたイヤなやつ。ファンの方にはゴメンだけど、この役がピッタリ過ぎてドラマの見過ぎか横浜流星という人もこんな感じの人なのでは?と思ってしまってたんですね。

 

そんな彼が演じている他の作品を一度は見てみたいとWOWOWでの放送を待っていたわけです。放送された映画「いなくなれ、群青」を楽しみに見た結果、主人公の七草という役が流星くんなのですが「不幸じゃなければ、幸福だと言い張ることだってできる」と考えるようなやっぱりめちゃくちゃ悲観的な役だった。

 

きっと、こういう役が似合うんでしょうね。
あのクールな顔で、たとえば田中圭みたいなノリの役もあったら教えてください。

 

ってことで、さっそく「いなくなれ、群青」の紹介をしていきます。

 

人気の作家 河野裕の小説を映画化した「いなくなれ、群青」、ロケ地の透明感あふれる風景の映像も魅力です。[写真AC]

 

「いなくなれ、群青」

 

「いなくなれ、群青」は、作家河野裕氏の青春ミステリー小説の実写映画化です。

 

この小説は第8回大学読書人大賞を受賞していますし、読書メーター読みたい本ランキングでも第1位を獲得しているそうで有名みたいなのですが、今の時点で読んでいないのがとても残念です。ぜひ読んでみたい小説になりました。

 

映画化された、この作品にも原作の空気感はしっかりと残っているようで、口コミを見るとよく書かれているのは、素敵な空気感と美しい映像と風景です。ロケ地南伊豆町の自然な山あいの緑色や海や空の青色の風景に透明感があって、このロケ地どこよ?って聞きたくなるのも当然かも?

 

若者のお話なので、感情的に理解できたりノッて見れるかちょっと心配しながら見始めたのですが、いろいろ考えさせられることで最後まで一気に見ることができました。

 

”失くしたものを見つけないとこの島からが出られないというけれども、けっこう楽しそうに暮らしている若者たちもいるじゃん。”

”すごい素敵な景色なのに、この若者たちの言葉がなんだかすごく理屈っぽいおじさんやおばさんが言うようなセリフじゃない?もしかして哲学かい?” 

”真辺由宇が島に来て七草に「一緒に〈階段島〉を出ると約束して」と教室で挨拶してから、なんかいろいろなことが、こんがらがってしまって、でも切なさだけはズンと心に積もっていくような感じだけど”

 

などなど、考えながら、感じながら、ずっと見ていましたが「そうか、わかった!」という気持ちにはラストになってもならなかったんですよね。「そうか、わかった!」にならないところに、この映画の意味があるのでしょうか?

 

いなくなれ、群青

イントロダクション

 

鮮烈な共演で放つ新時代の才能から生まれた、心を穿つ青春ファンタジー

 

謎だらけの島を舞台にした唯一無二の世界観と、心に深くくさびを打つような美しい文章で、広く熱く愛されている河野裕の小説「いなくなれ、群青」

 

第8回〈大学読書人大賞〉を受賞し、〈読書メーター〉読みたい本ランキング第1位を獲得するなど、その評価と人気はとどまるところを知らない。そんな原作の空気感を大切に再現したのは、舞台「おそ松さん」で大ヒットを記録した菅原大樹プロデューサー

 

監督には、アメリカの高校在学中にバッカイフィルムフェスティバルのオハイオ州優秀賞を受賞した新鋭・柳明菜を抜擢。

 

「不幸じゃなければ、幸福だと言い張ることだってできる」と考える悲観的な主人公の七草には、今最も観たいと熱望される存在となった横浜流星。彼の幼馴染で「真っ直ぐで、正しく、凛々しい」真辺由宇を体現するのは、飯豊まりえ

 

音楽は、 映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」、TVアニメ「化物語」など数々の作品で知られる神前暁が手掛け、さらに新しい才能たちの挑戦に刺激を受けた小林武史が主題歌のプロデュースを担当しています。


切ないほど美しい映像で綴る、これは世界にひとつの青春ファンタジー。

 

ストーリー

 

ある日突然、僕は〈階段島〉にやって来た。

ここは捨てられた人たちの島で、どうして僕たちがこの島に来たのか知る人はいない。

この島を出るには、失くしたものを見つけなければいけない。

だが、疑問さえ抱かなければ、島の日常は安定していた。

幼馴染の彼女に再会するまでは──真辺由宇。

この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる。

「納得できない」と憤慨する真辺は、島から出るために、僕と周囲を巻き込みながら島にまつわる謎を解き明かそうとするのだが──。

やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。

 

キャラクター

 

七草
平穏な生活を望む悲観主義者

横浜流星
1996年9月16日生まれ、神奈川県出身。「烈車戦隊トッキュウジャー」(14/EX)で注目を集める。近年ではGReeeeNのメンバーを演じた『キセキ-あの日のソビト-』(17)で「グリーンボーイズ」の一人としてCDデビューも果たした。今年はすでに主演映画『愛唄-約束のナクヒト-』、『チア男子!!』や『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が公開。TVドラマ「初めて恋をした日に読む話」(19/TBS)で、さらに高い人気を獲得する。現在「あなたの番です」(19/NTV)に出演中。

 

真辺由宇
誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女

飯豊まりえ
1998年1月5日生まれ、千葉県出身。2012年に女優デビュー後、数多くのドラマ・映画に出演。テレビ朝日木曜ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』に出演中。秋には映画「惡の華」(9月27日公開)、初舞台タクフェス第7弾『流れ星』に出演。2020年1月には主演映画「シライサン」の公開も控えている。毎週土曜朝には情報バラエティ番組「にじいろジーン」(関西テレビ系)にレギュラー出演中。また、雑誌「Oggi」「MORE」でモデルとしても活躍中。

 


人と話すのが極端に苦手な、おとなしい女子

矢作穂香
1997年3月7日生まれ、千葉県出身。2010年、女優デビュー。「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(13/CXTWO)で主演を務め、アジアでも大ヒットを記録、翌年には第2作(14/CX)も公開された。映画『クレヴァニ、愛のトンネル』(14)にも主演し、大林宣彦監督の映画『花筐/HANAGATAMI』(17)でも評価される。主な出演作は、主演「‪今夜、勝手に抱きしめてもいいですか?」(18/ひかりTV等)、「僕らは奇跡でできている」(18/KTV・CX)、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(19/EX)、「ボイス110緊急司令室」(19/NTV)等。

 

佐々岡
七草の友人でゲームミュージックがないと落ち着かない

松岡広大
1997年8月9日生まれ、東京都出身。2009年にオーディションに合格し、デビュー。ミュージカル「テニスの王子様」(13~14)、ライブスペクタクル「NARUTO」(15~)、劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season月(17~18)、浪漫活劇「るろうに剣心」(18)、「恐るべき子供たち」(19)など舞台を中心に活躍し、「特命戦隊ゴーバスターズ」(12~13/EX)でTVドラマ初出演を果たす。主な出演作は主演「ベイビーステップ」(16/Amazonプライム)、「ファイブ」(17/CX)、「兄友」(18/MBS・TBS)とその映画版『兄友』(18)など

 

水谷
眼鏡が似合う優等生の学級委員長

松本妃代
1995年3月20日生まれ、兵庫県出身。2014年、『劇場版 零~ゼロ~』で映画デビュー。主な出演作は、映画『あさひなぐ』(17)、『チワワちゃん』(19)、『ダンスウィズミー』(19)、ドラマ「賭ケグルイ」(18/TBS)、「仮面同窓会」(18/CX)、「僕はまだ君を愛さないことができる」(19/CX)、舞台「奇子」(19)など。TV「おもてなしの基礎英語」(18/Eテレ)にも出演中。その他CM、広告でも活躍中。絵を描く活動もしており12月に初の個展を開催予定。

 

豊川
心にトラウマを抱えるヴァイオリニスト

中村里帆
1999年8月6日生まれ、高知県出身。2013年度のニコラモデルオーディションでグランプリを受賞。「Ray」の専属モデルを務めている。女優としても活動中。主な出演作は、「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」(16/TBS・MBS)、「ミューブ♪ ~秘密の花園~」(18/NBN)、「覚悟はいいかそこの女子。」(18/MBS・TBS)、「名古屋行き最終列車2019」(19/NBN)など。キッコーマン、首都医校などのCMでも活躍している。

 

ドナ
七草が唯一心通わせる友人であり孤高の文学青年

黒羽麻璃央
1993年7月6日生まれ、宮城県出身。第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞。ミュージカル「テニスの王子様2nd」(12~14)で注目され、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズ(15~18)で高い評価を受ける。主な出演作は、「監獄のお姫さま」(17/TBS・MBS)、「プリティが多すぎる」(18/NTV)、「鹿沼』(19)、「耳を腐らせるほどの愛』(19)、「広告会社、男子寮のおかずくん』(19)、「向かいのバズる家族」(19/YTV・NTV)、「コーヒー&バニラ」(19/MBS・TVKほか)、「テレビ演劇 サクセス荘」(19/TXほか)、「寝ないの?小山内三兄弟」シリーズ(19/テレビバ、YouTube)など。

 

トクメ先生
七草や真辺が通う学校の担任

伊藤ゆみ
1984年8月25日生まれ、鳥取県出身。韓国でスカウトされ、2001年にsugarとしてデビュー。解散後、拠点を日本に移し、伊藤ゆみとして映画やTVドラマに出演。2009年にICONIQとして歌手再デビュー。主な出演作は、主演『約束の地』(09)、『カフーを待ちわびて』(09)、「コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-」(17/CX・KTV)、「マジで航海してます。~Second Season」(18/MBS・TBS)、『猫は抱くもの』(18)、「海月姫」(18/CX・KTV)、「パーフェクトクライム」(19/ABC・EX)など。

 

時任
階段島の郵便局員

片山萌美
1990年10月1日生まれ、東京都出身。2012年ミス日本として活動後、舞台からキャリアをスタート。主な出演作は、「ハロー張りネズミ」(17/TBS・MBS)、『万引き家族』(18)、主演『富美子の足』(18)、『きらきら眼鏡』(18)、『銃』(18)、「プラスティック・スマイル」(18/NHKBSプレミアム)、「回帰 警視庁強行犯係・樋口顕」(18/TX)、「科捜研の女」(19/EX)「ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ」(19/EX)(NHK大河ドラマ「いだてん」(19)など。公開待機作に『ばるぼら』(19)がある。

 

引用元:映画「いなくなれ、群青」公式サイト

 

映画.comの評価


✫3.5

 

解説


大学文芸員が選ぶ第8回大学読書人大賞や、「読書メーター」 読みたい本ランキング第1位などを獲得した河野裕の同名ミステリー小説を横浜流星、飯豊まりえ主演で映画化。

 

七草は人口2000人程度の階段島にやって来た。

階段島は捨てられた人たちの島で、島の人たちは誰もが自分がなぜこの島に来たかを知らない。

特に疑問を抱くことがなかった七草の島での高校生活は平穏な時間だったが、幼なじみの真辺由宇との再会により状況は一変する。

「納得できない」と憤慨し、島から出るために島にまつわる謎を解き明かそうとする真辺。

七草と周囲の人々は真辺に巻き込まれていく。

 

七草役を横浜、真辺役を飯豊がそれぞれ演じる。

 

監督はアメリカの高校在学中にバッカイフィルムフェスティバルのオハイオ州優秀賞を受賞した柳明菜。

 

2019年製作/105分/G/日本
配給:KADOKAWA、エイベックス・ピクチャーズ


スタッフ

監督

柳明菜

原作

河野裕

 

いなくなれ、群青(新潮文庫)

いなくなれ、群青(新潮文庫)

  • 作者:河野 裕
  • 発売日: 2015/02/27
  • メディア: Kindle版
 

 

脚本

高野水登

 

キャスト

 

七草  :横浜流星

真辺由宇:飯豊まりえ

堀   :矢作穂香

佐々岡 :松岡広大

 

引用元:いなくなれ、群青のレビュー・感想・評価 - 映画.com

 

感想

 

勝手な私の評価

 

✫4.5

 

いなくなれ、群青 Blu-ray豪華版

 

とっくの昔に忘れていた青春時代ですが、今思い起こせばこの作中の〈階段島〉に捨てられた若者たちのさまざまな思いや行動は思い当たるフシがあります。

 

失くしたものを見つけないとこの島からが出られないというけれども、けっこう楽しそうに暮らしている若者たち。「なぜここにいるのだろう?」とか「失くしたものって何」を考えなければ〈階段島〉で普通に平和にしっかり寝食つきの日常をおくれるんだからいいんじゃね?

 

それが〈あきらめ〉からなのか〈人には譲れない何かのため〉なのか、そしてこの〈階段島〉から出たいと本気で思っている人はいるのか、逆にこの〈階段島〉にずっと居たい人はなぜなのか?

 

などなど、ずっと考えながら見ていましたが「そうか、わかった!」という気持ちにはラストになってもならなかったんです。答えがないのが人生なのさ!って言ってしまえばそれまでですが・・・・・・。

 

・悲観的なやつでも持っている〈楽観的な部分〉

・思いやりもあって誰からも信頼されるようなリーダー的な人でも持っている〈人に嫌われたくない偽善者な部分〉

・楽観的なやつでも持っている〈人の優しさに気づくことができる繊細さ〉

 

とか。

 

たぶん、哲学的なのかな?答えは、小説を読んだらわかるのでしょうか?

 

私世代の名曲たちの歌詞に、答えに近いものがありそうな気がします。

 

吉田拓郎「人間なんて」歌詞

人間なんてラ・ラ・ラ ラ・ラ・ラ・ラ~ラ

人間なんてラ・ラ・ラ ラ・ラ・ラ・ラ~ラ

何かが欲しいおいら

それがなんだかわからない

だけど何かがたりないよ

いまの自分もおかしいよ

そらにうかぶ雲は

いつかどこかへとんでゆく

そこになにかがあるんだろうか4

それは誰にもわからない


井上陽水「氷の世界」歌詞

窓の外ではリンゴ売り

声を枯らしてリンゴ売り

きっと誰かがふざけて

リンゴ売りのまねをしているいるだけなんだろう

僕のテレビは寒さで画期的な色になり

とても醜いあの娘をグッと魅力的な娘にしてすぐ消えた

今年の寒さは記録的なもの こごえてしまうよ

毎日 吹雪 吹雪 氷の世界

 

どうだ?ちがうか?

原作を読まないで、この映画を見てしまったことを少し反省しています。

 

いつもの気になったセリフたちです。

・「不自由がボヤッとしている」
豊川さんがお母さんに充てたコンクールの招待状の場面で真辺由宇が七草に言った言葉

・「隣りにいればいいならそうするよ、話を聞けばいいならそうするよ」

・「でも悲しくて泣くのはあたりまえなんだから」

・「無理やり涙を止めても仕方ないの」

・「根本的な問題を解決しないと」


真辺由宇が

・「仕方ないってこの島のせいにして、ただ膝を抱えているのは幸せなわけがない」
に対して、七草が言った印象深い言葉

・「うん、幸せなわけがない」

・「でも、人は幸せを求める権利を持っているのと同じように、不幸を受け入れる権利も持っているんだよ」

真辺由宇が水谷に言った印象深い言葉

・「人に合わせてばかりだと自分にできることがわからなくなるよ」

 

おまけ

 

ロケ地だった南伊豆の新聞で、

「すべての人の中に起こりうる物語です」。南伊豆がロケ地となった映画『いなくなれ、群青』公開記念。柳明菜監督にインタビュー【前編】

という記事にもなっています。

気になったら読んでみてくださいませ。

 

柳明菜監督はこの記事で

「これをただのファンタジーとして観るよりは、すべての人の中に起こりうる物語であるっていう前提のもと観るといいかなと思います。誰もが階段島という場所を自分の中に持っていて、自分がかつて置いてきたもの、これからもう一度拾いたいものに気づける物語なんじゃないかなと思っています。もちろん伊豆のロケーションも綺麗だし、映像も美しいので、その風景も楽しんでもらいたいです」

とおっしゃっています。

▼記事はこちら

南伊豆新聞 | 「すべての人の中に起こりうる物語です」。南伊豆がロケ地となった映画『いなくなれ、群青』公開記念。柳明菜監督にインタビュー【前編】

 

合わせて読みたい記事です。

 

www.sannigo.work

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ではまたです。