sannigoのアラカン日記

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映画『無垢なる証人』主役は”いい人”役者のチョン・ウソン。観れば心もホカホカに!

こんにちはsannigo(さんご)です。

「韓国映画」で切ない純愛ラブストーリーは?と聞かれたら『私の頭の中の消しゴム』と答える世代の方には、今回ご紹介する映画は『無垢なる証人』もきっと気に入ってもらえそうな心温まる物語です。

 

映画『無垢なる証人』の主な登場人物は殺されてしまった80歳の老人、この殺人事件の容疑者の家政婦。殺人容疑者の弁護士。この映画で最も重要な役割を持つ目撃者15歳の自閉症の少女。たったこれだけの人物でのサスペンスとは思えないほど、観るものは心を動かされます。※もちろんこの方たち以外にもキャストさんはいます。

 

主人公の弁護士スノ(チョン・ウソン)は、冒頭に出てきた『私の頭の中の消しゴム』で魅せてくれた若年性アルツハイマー病に侵されたヒロインを支え尽くす大きな愛に負けないほどの誠実さや心の温かさ人としての豊かさを、目撃者である自閉症の15歳の少女ジウ(キム・ヒャンギ)との交流から目一杯感じさせてくれます。

 

観客動員230万人を突破した”信念を失いかけた弁護士のもとに起きた1件の殺人事件、
無垢な瞳がとらえた真実の行方を描く温かな余韻が広がる感動の法廷サスペンス”と公式ページにもあります。

 

アクションからラブロマンスまで韓国映画ファンにはおなじみの実力派俳優チョン・ウソンが殺人容疑者の弁護士役で「正義感のある弁護士」がやむを得ない状況から「野心で動く弁護士」になりつつある弁護士が再び「正義の弁護士」になるまでの心のゆらぎを演じています。

 

15歳の自閉症の少女を演じた子役出身の女優キム・ヒャンギは、日本でいうと安達祐実や芦田愛菜のような天才子役です。さすがの繊細な演技で自閉症をあまりよく知らない、理解できない、どう対応したら?という観客にも本人の苦悩が説得力を持ってきちんと描かれています。


それでは心温まる韓国の感動作『無垢なる証人』のあらすじ・評価・感想を書いていきます。

 

映画『無垢なる証人』主役は”いい人”役者のチョン・ウソン。観れば心もホカホカに![写真AC]

 

映画/無垢なる証人


映画.comの評価


☆4

 

解説

 

「私の頭の中の消しゴム」「アシュラ」のチョン・ウソンが、正義と野心の間で揺れる弁護士を演じたヒューマンドラマ。

「第5回ロッテシナリオ公募展」で大賞を受賞したシナリオを「戦場のメロディ」「優しい嘘」のイ・ハン監督のメガホンで映画化し、殺人容疑者の弁護士と、事件の目撃者で自閉症の少女の交流を描く。

信念を貫くことをあきらめ、現実と妥協して俗物になることを決めた弁護士のスノは、出世のかかった殺人事件の弁護士に指定される。

容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者の少女ジウを証人として法廷に立たせようとするが、ジウは自閉症で意思疎通も難しい。

事件当日のことを聞き出すためジウと心を通わせことに努めるスノは、次第に彼女のことを理解するようになり……。

ジウ役は「神と共に」2部作で注目された若手女優のキム・ヒャンギ。

 

2019年製作/129分/韓国
原題:Innocent Witness
配給:クロックワークス

オフィシャルサイト:映画『無垢なる証人』公式サイト|

 

スタッフ

 

監督

イ・ハン

撮影

イ・テユン

編集

ナム・ナヨン

音楽

チョ・ヨンウク

 

キャスト

 

スノ:チョン・ウソン

ジウ:キム・ヒャンギ

   イ・ギュヒョン

   チャン・ヨンナム 

   ヨム・ヘラン

 

引用元:無垢なる証人 : 作品情報 - 映画.com

 

『無垢なる証人』を観てのあらすじ・評価・感想

 

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私の勝手な評価


☆4.2

 

敏腕弁護士なら法廷での勝利のためだけに動くことに何の疑問も待たずに「出世」のために突き進むことができるのだろう。が、この主人公の弁護士スノには「心」があり過ぎて敏腕弁護士という肩書きにはなれなかった。

 

真実のみを人との関わりの中で見つけて、真実を求めていくという今の社会では陳腐に見えそうな弁護士でも、観るものがあこがれる弁護士に描いているところが好きなので映画.comの評価に☆を0.2追加しました。

 

あらすじと感想

 

長い間、弁護士としての理想を捨てずに民主的な弁護士として信念を貫いてきたスノだけど、父親の病気や借金返済のためやむなく現実と妥協して儲かる弁護士事務所に所属し、1年半ほど経ったころ出世がかかった殺人事件の弁護士に指名される。

 

スノに「結婚」を勧めてばかりいる父親も介護が必要な感じがするし、父親の面倒をみるためには家政婦を雇うにしろ、結婚するにしろとにかくお金は必要しかも父親には借金が。となればやっぱり信念だけでは食っていけなのよ!的な気持ちにもなるだろう。

 

80歳の老人が殺された殺人事件の容疑者である家政婦の無罪を立証するために動き出すが、唯一殺人事件現場の近くに住み犯行を目撃したという少女ジウは自閉症だった。

 

スノが映像での少女の証言を確認するも目撃者の少女ジウは、自閉症の症状である自身だけの世界に入り込む様子が映し出され、意思疎通はかなり難しそうだった。

 

それでも法廷に証人として立たせるために、スノはジウのもとを訪れ事件当日に目撃したことを聞こうとするが、実際まともにあいさつもできない。

 

あきらめるわけにもいかず、事件当日に目撃したことを聞き出すためにジウと心を通わせていく努力をするスノは、高校で待ち伏せして話しかけてみたり一緒に登下校する友人のアドバイスから「クイズ」や「パズル」をおみやげにしたり、クイズを出して回答を電話で受けたりするうちに少しづつジウの事を理解していく。ジウも少しずつスノに気を許してきたような気がする。

 

スノはジウのお家に上げてもらえるようになってから、だいぶジウのことを理解できるようになってた様子が伝わってくるし本当に優しそうな笑顔で接している。

 

自閉症という病気を超えてジウという少女との交流を心から楽しんでいる感じがチョン・ウソンの真骨頂で愛が溢れているんだよね。きっと「いい人」って草なぎ剛とこのチョン・ウソンのためにある言葉だと思う。

 

そしてキム・ヒャンギが演じているジウという少女の自閉症も話が進むうちに気にならなくなって普通に見ている自分に気づき、「恐るべしキム・ヒャンギの演技力!天才っているよね。」と思い、なごみながら観ていると、えっ!そっち?

 

いよいよジウが法廷へ。法廷で弁護士と証人として向き合った時には…。

 

ネタバレが心配なのでこれ以上は書きませんが大丈夫!!観終わった時には心がポカポカする映画ですから安心してください。

 

 

最後に

 

事件の真相に迫るサスペンスと同時に”高齢者の自殺”や”貧困の差”などの社会問題も盛り込まれていて、自閉症というひとつの例から障害を持つ人々との関わり方や弁護士や検察官などの正義って今はどこにあるの?などのテーマをうまく盛り込まれて、しかも感動するお話になっていることにさえ感動するほど感動する映画でした。

 

今私たちが暮らすような世知辛い世の中にいると「まずは疑ってかかれ」並みの指導が家族や友人から入る機会が年齢と比例して増えていきます。ところが気持ち的には「まずは信じてみたい」という気持ちが年齢とともに増えて来ちゃったんです。

 

そんな「まずは信じたい」という気持ちを起こさせてくれた映画に出会えたことに感謝します。とても心温まる、観たものの人生を明るく照らしてくれるような素敵な映画でした。

 

韓国映画にはこのような映画が多いのでしょうか?

 

第92回アカデミー賞作品賞のほか最多4部門獲得&カンヌ国際映画祭パルムドール受賞で大いに話題になった傑作サスペンス「パラサイト 半地下の家族」もWOWOWで独占初放送してくれるので楽しみで仕方ありません。


ちなみに
・字幕版は11月7日(土)夜9:00~WOWOWシネマで放送予定
・吹替版は11月8日(日)午前10:10~WOWOWプライムで放送予定です。

⬆ 「パラサイト」見るなら、スカパーからのWOWOW があります。

 

 

もっと、もっと、こういう映画を観るためにも「認知症予防」「健康維持」に力を入れて長生きしたい。って、いつものアラカンの生き方の話になってしまったことを反省しています。

 

今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

では、またです。

 

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