こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
40年近く正社員から契約社員、嘱託社員にパート社員、さらにアルバイトから日雇いまで転職を繰り返し、何度も新入社員や新入りを経験してきたアラ還です。
それでもこれらの仕事で得た収入のおかげで、アラ環になるまで生きてくることができています。
そんな片手以上の回数の転職を経て今に至るわたしから、今まさに新入社員として働き始めたみなさんにお伝えしたいことがあります。
日本の会社での「終身雇用制」や「年功序列」というシステムは、すでに時代遅れとか言われています。
では、ここまで言われてきた「日本の会社は終身雇用制で、定年まで勤め上げる人が多い」という説ですが、これって本当でしょうか?
実際に、一度も転職をしないで定年まで勤め上げている人はどのくらいいるのでしょう?
実は、定年の60歳として、その直前の50歳代後半まで転職をしたことがない人って32%しかいません。
これを女性に限定すると、50歳代後半まで同じ会社に勤め続ける人は、なんと6.5%しかいなのです。
何を言おうとしているの?って思いますよね。では新社会人のみなさまへのメッセージを綴っていきます。
新社会人のみなさまへ
そんなにガチガチにがんばらなくていいよ
今勤め始めたばかりの新社会人のみなさんは、ぜひこんな気持ちで研修を受けたらいいよってことです。
「そんなにガチガチになって頑張らなくてもいいよ。だって、20年も30年もその会社に縛られることはないのだから」
きっと新社会人のみなさんも、いろいろ仕事を教えてもらいながら仕事を覚えていくことでしょう。そこで、「わからない」ことを、なかなか聞けない状態になることがあるはずです。そんな時は口に出して聞けば大丈夫!
疑問は聞いて解決
昔から「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」といいます。一度プライドを棚の上にヨイショ!とあげて、勇気を出してわからないことを口に出してみましょう。きっと誰かが手を差し伸べてくれるはずです。
一度だけでも、「わからないことを思い切って口にすれば、誰かが助けてくれる」という経験をすれば、のちのち、どんな難題にぶつかってもコミュニケーションをとりながら難題を乗り越えて成果を出すことができるようになります。
実は、わたしとんでもなく「プライド」だけやけに高い、いやな女でして転職のたびに迎える研修期間にわからないことは山積みなのに、「忙しそうだから」とか「「こんなことを質問するとバカにされる」とか勝手に自分で言い訳を考えて、わからないことをほったらかしにするタイプでした。
研修期間に、この「わからないこと」を質問できない体質になってしまうと、その会社や仕事場ではその後も成長できないまま勤めることになります。
そしたら結果はどうなるかというと、同期生はどんどん成長して自身の担当の仕事もより一層はかどり、先輩からも信頼され任される仕事が多くなります。のちの入ってくる新人への教育も任せられるようになります。
「わからない」と言えない体質になってしまったわたしは、今度は「なぜ自分だけ仕事を与えられない」「なぜ新人の教育をさせられない」と今度は同期を羨んだり、嫉妬することしかできなくなります。
わからないことを「わからない」と言えない。のはなぜでしょう?
「忙しそうで聞けない」
「こんなことを質問して馬鹿だと思われないかな?」
きっとプライドが邪魔しているのでは?わからないのに「わからない」と言えずにいると、仕事はやりにくいですし仕事にかかる時間も増えるし労力も余分にかかる。だから当然のようにミスも増えてしまいます。
冒頭で書いた「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」わからないことを口に出して、自分の働き方を変えていかなくてはいけません。
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【わからないことを聞くことで正しく成長できる】
わからないことは、恥ずかしいことではありません。わからないことを聞くだけでわかるようになるなら、そんな簡単なことはないはず。
わからないまま放っておくとストレスにもなりますし、先輩や上司、新人が入ってくれば、その後輩からも信用を得ることはできません。
たった一言でも「わからない」と口に出すことで、わからなかったことが理解できて仕事はスムーズに進み、周りの人たちとも仲良く仕事できるなら、そんな簡単なことはありません。
ただ、ほんの少しのプライドを捨てるだけでいいのです。自分がわからないことを素直に聞くだけです。
「自分は何も知らない新人です。どうか教えてください」という気持ちを込めて聞いてみましょう。
腹をくくって、恥や外聞、プライドもかなぐり捨てて「どうか教えてください」という気持ちでしっかりと目を見て助けを求めれば、上司や先輩、同僚だってすべての周りの人はそれに応えてくれるはずです。
そんな繰り返しで人は成長していくのではないでしょうか?
ただ、わからないことを聞かれる立場の人からしたら、自身が忙しくしている時に聞くならこういった感じで聞いてくれるとうれしい!という方法があります。
その方法とは、”自分なりに調べたり、やってみたりして努力した結果、それでもわからない場合には、聞かれる側の都合に合わせて、あれやこれややってみました。ところがここがわからずに困っています。教えて下さい。”という方法です。
やっぱり教えてもらう人の聞き方のよって、教える側の答え方も変わってくることを意識して、以下のように工夫してみてはいかがでしょう。
教えてもらう時の聞き方
まずは自分で調べて、考えて、やってみましょう。それでもわからなければ聞きます。
あらかじめ、
①何がわからないのか
②具体的に何を聞くのか
③緊急性の高いものは何か
などはメモしておきます。
こうすれば、聞かれた人も答えやすく短時間で済みます。
次に、聞く相手の様子を見て、余裕がありそうなタイミングで声をかけましょう。
①何がわからないのか伝えます。
②具体的に緊急性の高いものから話します。
③相手の答えを聞きます。 必要ならメモもとりましょう。
では、逆にわからないことを聞かれたら指導する側はどうしたらよいでしょうか?
「わからないことは悪い事じゃないよ。聞いてくれてありがとう」くらいの気持ちで指導してくれるとありがたいです。
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指導しているみなさまへ
話しかけて解決!雑談こそが絆になる
昨年入社の新入社員は、入社式も出来ずに研修もオンライン、配属されたあとも「テレワーク」という、いまだかつて経験したことのない新人時代を過ごしたと聞いています。
そこで、一番つらかったのは新入社員のみなさまです。何がつらいかと言うと、それは研修後に必ず「理解できましたか?」と聞かれることだそうです。
なぜかというと、教えてくれている相手がどんな人かもわからないのに、どう答えたら真意が伝わるか悩んでしまうようです。
そんな時、ほんの少し指導する側のみなさんが雑談的な感じで「なんでも聞いていいんだよ」とか「聞いてくれる方が教える側もうれしい」みたいな感じを伝えられえば、新入社員も気を許して研修に打ち込めるのではないでしょうか?
特に、今後も「テレワーク」は増えるのでは?と言われています。淡々と続くオンラインでの研修や仕事では孤独感を感じることが多そうです。
現場であっても、オンラインであっても指導する方から雑談的に話しかけてもらえるだけで、新社会人は、心がパッと明るくなるものです。
そうしたら、きっと、わからないことを「わからない」と声に出せるのではないでしょうか?
わたしのこれまでの働き方での後悔
わたしが今になって、これまでの働き方で後悔することは、どの場面でも言えることですが、やはりプライドやら恥ずかしさでわからないことを「わからない」と聞かなかったことがあります。
わからないまま仕事をすすめることほど怖いものはありませんから、いつ「ここまちがってるよ」とミスを指摘されるかも?とか「こんなことも出来ないのか!」と叱られるのかビクビクしなくちゃいけません。
結果、疑心暗鬼になって違う方向に解決策を求めて「この職場、仕事は向いていないのかも?」とけっきょく転職を繰り返すことになりました。
今思えば本当にあのとき、わからないことを放置せずに「わかりません。教えてください」と言えたら、人生かなりちがっていたと後悔しています。
ほんのちょっとした勇気があれば良かったのに!です。だから、現在まさに新社会人のみなさんには、ぜひ最初の一歩でくじけないように、勇気を出して聞いて欲しい。と伝えたかったのです。
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まとめ
今回は、新社会人になられたみなさんが多分研修で悩んでいるんだろうな。というこの時期にぜひ聞いてほしいことを綴ってきました。
40年近く正社員からはじまり、最終は日雇いまでとかなり収入金額にも幅がある働き方で、転職を繰り返してきたわたしが一番伝えたかったこと。それは「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。
恥や外聞、プライドもかなぐり捨てて、わからないことを「わからない」と素直に聞くことさえできれば、割と人生まっすぐに生きていけますし、疑心暗鬼になることもなく、仕事に邁進できるのではないかと考えています。
だから、「そんなにガチガチにならなくてもいいよ。始めはわからないのがあたりまえなんだから、わからないことは聞けばいいだけだから。簡単でしょ。」とだけ伝えたかったんです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
では、またです。