こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
豪雨や外出自粛、在宅ワークなどと最近は自宅で過ごす時間が増えて、気の合う友人や職場での大人数での飲み会などもなくなり、思うように友人とのコミュニュケーションなどがとれないご時世です。
仕事をするのも、休みも、食事も、すべて家でいう何ともおうち時間が多い生活で、おうち時間が増えて気持ち的にも「はあっ」とため息をついている回数も増えているのではないでしょうか?
そんな中でも楽しみなのは、来週末に「東京2020オリンピック」が開催されることです。えっ!もう来週なの?改めて開催が決まってから本当に開催までが早い!と感じます。
いよいよ、来週末の7月23日4(金)から8月8日(日)までの間、東京2020オリンピックは開催されます。
無観客での開催の競技が多いようですし、おうちでご家族とテレビなどで応援するしかなさそうです。
となると、テレビでの観戦中のおうちでの食事や飲酒の機会を増えてきそうです。でもアルコールはもちろん食事やパクパクと召し上がるスナック菓子などの量も増えそう。
そこで気になるのがアルコールによる健康障害やおやつによる肥満、テレビにかじりつき過ぎでの運動不足ではないでしょうか?
せっかくのオリンピック開催前のこの時期に、アルコールや食事さらに運動について見直すのも良さそうです。
今回は、まずアルコールを見直してみることにします。
γ-GTが気になるならアルコールの見直し
昔から「酒は百薬の長」などと言われ楽しく適量の飲酒なら、気分転換やストレス発散、血行促進などの効果で心臓病、脳卒中などのリスクを低下させるとも言われています。
ただし、アルコールの取り過ぎは肝臓に負担をかけるだけでなく、アルコールによる食欲を増進によって、肥満や中性脂肪の上昇などの原因にもなります。
また、大量に飲酒をする人やアルコール依存症の人は、認知症の発症リスクが高いこともわかっています。
認知症のリスク
フランスで実施された研究によれば、アルコール依存症の人は、あらゆる種類の認知症リスクを男性で3.4倍、女性で3.3倍上昇させ、早期認知症(65歳以下で発症する認知症)の人の半数以上が、アルコールを飲み過ぎているということが判明しました。
国内でも「認知症である高齢者の29%は、大量飲酒が原因で認知症を発症したと考えられる」「過去5年以内に大量の飲酒習慣を続けていた高齢男性は、認知症のリスクが4.6倍になる」という結果が出ているそうです。
あくまでも統計上ですが、大量の飲酒は認知症の発症リスクの一つといえるかもしれません。
大量のアルコールは肝臓だけでなく脳の萎縮にも影響を与えます。連日大量の飲酒を続けていると、脳細胞が徐々に縮んで「脳萎縮」の状態に。
脳萎縮は、物事の判断や意思決定を司る前頭葉で起こるケースが多く、前頭葉が萎縮することで理性的な判断ができなくなってきます。
こうしたアルコールの大量摂取による脳の萎縮が原因の認知症は「アルコール性認知症」と呼ばれます。
アルコール性認知症は、若い人でも発症し得る病気です。大量の飲酒やアルコール依存症によって、若くして前頭葉の機能に障害が起こっている人もいます。
中高年の方が健康診断の血液検査でひっかかりやすいのが、肝機能のγ-GTや血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が多すぎる高脂血症などですよね。
まあ大体は「健康診断の前の日にお酒を抜いたり、健康診断前にランニングを始めて再検査は免れるのさ」なんて方が多いのでは?
ただ、どんな年齢の方でも毎日大量の飲酒を続ければ脳が萎縮し、認知機能が低下する恐れがあります。
お若い方も早い時期から「お酒は控えめ」にするように心がけることが大事!
質の良い睡眠のために
健康的な生活には睡眠が大事!なのですが、残念ながらアルコールは誘眠作用はあるのですが、睡眠の質を下げる働きもあるそうです。
寝酒を習慣にしている方は、アルコール耐性がついてしまい、徐々にたくさんのお酒を飲まないと寝られなくなり、結果、眠りが浅かったり、夜中や早朝に目が覚めるなどの睡眠障害になる可能性があるそうなので注意が必要ですね。
だったら、どのくらいの量なら大丈夫なの!って思いますよね?では、1日の適正飲酒量について載せておきます。
1日の適正飲酒量
適量とされるアルコールの分量は、ビールなら中びん1本(500ml)、ウイスキーはダブルで1杯(60ml)、日本酒では1合(180ml)、ワインはグラス1杯(150ml)、焼酎は半合(90ml)程度とされています。
と言われても、中びんでビールを飲む機会が少ないためよくわからないなら、缶ビール1本350ml ロング缶が500mlを基準に!
とりあえず、控えめに普通サイズの缶ビール1本にとどめておけばOKってことになるかな。
よく言われているのが、体内でアルコールを分解する能力は人それぞれということ。
一口のビールで顔が真っ赤になるようなら、あなたの肝臓はアルコールの分解はしたくないようですよ。
体重、身長、性別でもちがうようですが、適量のアルコールを分解するには平均で約4時間かかると言われています。
適量以上に飲酒することで、内臓、特に肝臓に負担をかけてしまい、生活習慣病だけでなく他の健康問題やさらにはアルコール依存症、さらに認知症のリスクも高くなってしまうことが分かっています。
上記の適量でも毎日飲み続けていることは脳や肝臓に負担をかけますし、肥満や糖尿病のリスクを高めることになります。
必ず1週間に2日は休肝日を作ると良いと言われています。特に中高年のみなさんが認知症を予防するには、日頃からお酒の量をコントロールすることが大切。
そこでお酒を楽しむためには「5つのポイントを守る」と良さそうなんです。
お酒を楽しむための5つのポイント
1.空腹時のお酒はやめる
空腹時にお酒を飲むと、胃から小腸へのアルコールの吸収が速く、肝臓を経由して脳へ到達するため、すぐに酔いが回ります。
また、アルコールが胃壁などを荒らしてしまうこともあります。
2.食事と一緒にゆっくりと味わう
お酒には食欲増進効果もあり、食べながら飲むことでアルコールは肝臓にゆっくり吸収され、血中濃度の上昇も抑えられます。
チーズなどの脂肪分を飲酒前に摂っておくと、アルコールの刺激から胃の粘膜を守るとともにアルコールの吸収を遅らせてくれます。
枝豆や豆腐、魚、肉などの高タンパク質は、肝細胞の再生を促進し、アルコール代謝酵素の活性を高めます。
ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含んだ野菜や海藻を使用した料理と一緒に飲むこともオススメです。
おいしい食事とお酒のマリアージュを賢く楽しみましょう。
3.チェイサーも忘れずに
悪酔いを防ぐために大切なことは、水を十分に補給しながら飲むことです。
お酒と水(いわゆる、チェイサー)を交互に飲むことで味覚をリセットできますし、アルコールの胃腸への刺激も緩和できます。
血中アルコール濃度の急上昇も抑えられるので、ほろ酔い気分が長く続きます。また、アルコールには利尿作用があるため、脱水症状を起こしやすくなります。
水分をたっぷり補給し、アルコールを体外に排出しやすくしましょう。
4.自分のペースを押し付けない、無理強いはしない
お酒は、節度を守ってたしなむことが大切です。
お酒に弱い体質や飲めない人への無理強いは絶対にやめましょう。
5.週に2日は休肝日
お酒を飲む曜日などを決めて、週に2日はお酒を休んで自分の身体をいたわりましょう。
新型コロナウイルス感染症の影響でおうち時間が長くなると、自宅での飲酒量が増える傾向があります。
もう一度自分の飲み方・飲む量などを振り返ってみましょう。
引用元:上手なアルコールとの付き合い方|100年人生レシピ|認知症を考えるみんなのためのメディア
参照元:100年人生レシピ|認知症を考えるみんなのためのメディア
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まとめ
引きこもり傾向の強いわたしでも、ここ2年にわたる自粛生活はなかなか厳しいものだと感じ始めているのだから、お子さんにとってもかなり大変なのでは?
さらに、普段から活発でコミュニケーション能力の高い方にとっては、余計に「もう限界!」なんて叫び出しそうな環境なのかもです。
そこで逃げ道として、おいしいお料理をテイクアウトで!美味しいビールで気分を晴れやかに!などと言いながら、食事やアルコールでおうち時間を充実させているのでは?
でも、やっぱりそれぞれ食べ過ぎや飲みすぎは身体のために良くないようです。
楽しくオリンピック選手を応援するため、健康寿命を延ばしながらぽっくりと逝くためにも、まずは「アルコールの見直し」から始めてみました。
この記事から、アルコールに関して「5つのポイントを守り、お酒は控えめに!」をいつも心に置きながら、お酒ライフを楽しんでくださる方が増えるといいな。なんて思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。