こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
コロナに気を付けることに夢中で、つい熱中症予防がおろそかになっていたのかも?今回はアラ還なわたしがはじめて熱中症になった1日のすべてをお話します。
2021年8月15日「終戦記念日」なことも忘れるほど衝撃だったこの「熱中症との戦いの1日」をすべてのアラ還に捧げます。
この温暖化で異常気象が当たり前のような日常にまずお伝えしたいことは「アラ還なら経口補水液は買っといて❗」ってこと。
さらに、「熱中症予備軍」が爪を押すだけ、また尿の色でわかる方法も調べたので参考にしていただければ!と思います。まずは「熱中症」とは?から始めましょう。
熱中症とは?
熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで体温調節する機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態になることです。
めまいや頭痛、吐き気、けいれんなどの症状が現れ、場合によっては救急搬送されたり、死亡することもあるといいます。
では、アラ還のわたしの身におきた「熱中症」を細かく説明していきます。
熱中症のはじまりは突然に!
朝もちょっと遅めの8:30頃、目覚めと同時に感じたすごい吐き気、すぐにベッドから起き上がりたいのに、頭痛とめまいかひどくてちっとも動けない。
気持ち悪さと痛む頭を抱えて見上げる天井は、まるで走馬灯のように右側に向かってすごい早さで画像が流れていきます。
さすがにお盆だ。ついに両親があの世からお迎えに来たのだと。走馬灯というのはこんなに流れが早いのか。などと納得している場合ではないのです。
吐き気がすごい!「助けて」とうめきながらもどうにかベッドから立ち上がり、押し寄せるめまいと戦いながら、壁やら棚やらドアやらつかまれるものに助けられながらトイレに到着!
食事中の方がいらっしゃったらごめんなさい。
食べ物は消化されつくされているのか?
無色透明な水がボコボコと口から出てきます。おそらく胃液でしょうがすべて出し尽くしたところで立ち上がるのだけれど、まだ天井はグ~ルグルでめまいが絶好調です。
そこで「思い出せ!自分。熱中症のときはどうするんだった?」と。
そうだ。スポーツ飲料を飲むのだ。ってことでヨロヨロしながら冷蔵庫へGO。
「ない!」我が家の冷蔵庫にポカリがないと知ったときのショックったらありゃしない。
しかたないので、お水、しかも水道水をマグカップ1杯飲んで、また”めまい”と戦いながら寝室へ、のそのそとベッドに上がりようやく横になったところでまた吐き気が。
「助けて~」と小さな声でうめきながらやっと立ち上がったところで同居人登場!
居るんかい?居るなら、もっと早く登場せいや!と心のなかで毒づきながらトイレへ移動。
またもや透明な水がボコボコと口から出てくるのだけど、明らかにこれはさっき飲んだ水。
こんな時に水も飲めないのか!と絶望しているところへ、ありったけの保冷剤を手に同居人が「はよベッドへ行け」と。
昔から「アイスノン」と呼ばれる一番大きな保冷剤を頭の下というか枕の上へ、さらに両脇には冷たくておいしいスイーツを購入した時にとっておいたいくつかの保冷剤をタオルでくるんだものをセット。
おでこには「冷えピタ」を貼ってもらい、なぜか「お腹も冷やしたら」という同居人の意見でお腹にも保冷剤をセット。
「あかん!今度はお腹が痛くなってきた」ってことで、お腹の保冷剤を大腿部に!
そうそう!大腿部には太い血管があるから体を冷やす効果があると介護施設で実施していたではないか?
なぜ、自身の緊急時には思い出せないのだ!と、これまた心のなかで叫びつつしばらくして状態も落ち着いて眠ったようです。
わたしの「熱中症」中盤
「そろそろ起きて、ちょっと何かを口にしてから毎日のお薬を飲んだほうが良いのでは?」と同居人が親切に作ってくれたお粥をチョビチョビ食べ始めたのが13:00過ぎ。
その時にまたもや悲劇が起こるのです。
半分くらい食べたところで「気持ちわる~吐きそう」ってなってトイレによたよた移動。今度は口からお粥がボコボコ出てくるじゃん!
どうにかお粥もすべて放出し、少しでも良くなりますように!と願いを込めて毎日のお薬を服用後またもやベッドへ移動。
しばらくは眠れたようで、今度は尿意を感じよろよろとトイレに。
移動中ちょうど買い物から帰った同居人が「スポーツ飲料買ってきたよ。飲めば?」ってことでゴクゴクと音をたてていただく。
さあ、いざ排尿ってところでまたもやひどい吐き気が訪れしゃがみこむと、今度はスポーツ飲料独特の甘い香りの少し濁った液体がボコボコ出てくるじゃないか。
なんだよー!スポーツ飲料も全部出ちゃうならどうしたらいいんだよ!というわたしの根っからのネガティブ発言に対して同居人はこう言い放った。
「吐いたらまた飲んで。飲んで吐いたら、今度は食べて吐くを繰り返すうちに良くなるら」だと。しかも笑っていやがるぜ。
わたしの「熱中症」終盤
そんなら飲んでやるわ!と今度はアップルジュースに挑戦したのが16:00過ぎ。
あらら。今度はいくら待っても吐き気が来ない。
回復したのかしら?
もしかして?とそっと立ち上がってみたらところ、確かにあのグルグル天井が回る激しい「めまい」がだいぶ楽になっている。
小さくガッツポーズを決めたこの時が、今回の「熱中症」の終幕。
その後、ちょっと頭が重く頭痛がしばらく続いたくらいは、あのボコボコと音がする嘔吐から比べれば何のことはない、余興みたいなもんと感じるのが不思議です。
騒動のあと2日間くらいは立ち上がるたびに頭が重く感じ、もしかして?これって「熱中症」じゃないのかしら?なんて悩めるのも「熱中症」から無事帰還できた印ってことと思えば本当に回復して良かった!って感じ。
このような状況で「熱中症」になったのよ
熱中症になる条件「高温多湿」という状況で、エアコンもかけずに寝ていたのだから仕方ないよ!と言われてしまうとアレなのですが・・・。
実は、「熱中症」になった前夜からはかなり気温が下がっていたんです。キッパリ
前日は雨降りだったため、一日中エアコンをかけて快適な環境で300ピースのパズルに熱中後(シャレではない)、夕食もしっかり食べてから気温も下がったからと寝室のエアコンはつけずに窓も締め切って就寝。
外気温は下がっても気密性の高いマンションでは昼の間に蓄えられた熱が冷めずに、しかも雨が降っていたせいで湿度が90%以上あったと考えられます。
まさに外気温が低くても「高温多湿」の環境はできてしまい、熱中症にかかる条件が揃ってしまうこともある。ってことを身をもって今回知ったのです。
アラ還だし、今後もどんどん年を取っていくし、ついでに気温もどんどん上がっています。
この60年近い人生始めての「熱中症」を教訓にして、まずは「スポーツドリンク」もしくは「経口補水液」は常備して置く予定です。
もちろん、さっそく昨日薬局で購入してきましたよ。
ただ、「熱中症」前の段階の脱水症状に気づくことができれば「熱中症」になるリスクも防げます。
なんと!爪を押すだけで隠れ脱水症状が見つけられる方法があるようです。
爪を押すだけで“熱中症予備軍”か分かる!?
実は、厚生労働省が公開している「熱中症予備軍の隠れ脱水症の見つけ方」が、ツイッターで紹介されてからあちこちに拡散されているようなので、とっくにご存じの方もいらっしゃることでしょうが。
この「熱中症予備軍の隠れ脱水症の見つけ方」で、「熱中症」で危険な状態になる前に気付くことができれば、重症化することなく入院なども避けることができ、何より必要以上に苦しまなくてもいいのだから知っておいて損はないのでは?
セルフチェックの方法
セルフチェック方法のひとつは、片方の親指の爪を反対の指でつまむだけのなんとも簡単な方法。
片方の親指の爪を反対の指でつまみ、つまんだ指を離したあと、白くなった爪の色が元の色に戻るのに3秒以上かかる場合は、脱水症を起こしている可能性があるとのこと。
こいつは簡単!もし3秒以上かかるようならゆっくりと「経口補水液」なり「スポーツドリンク」を飲めば良いってことですよね。
わたしが古くから知っているもうひとつのセルフチェック方法には、尿の色を確認して脱水症状を判定するというものがあります。
ご年配の方なら誰でも知っていることでしょうが。
排尿した尿の色が濃くなるほど体内の水分が足りない、つまり「隠れ脱水症」が疑われるという単純なもの。
さすがにめちゃくちゃ濃かったり、赤や茶色が混じるようなら病院で見てもらってくださいね。
余談ですが、排尿した尿にあまり泡立ちが多すぎるようなら「糖尿病」が疑われるようですよ。
尿の色の判定チャートは、厚生労働省「あんぜんプロジェクト」内にありますので参考にされてはいかがでしょう?
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まとめ
去年の夏、わたしの居住地では、最高気温国内歴史最高タイの41.1度を記録して「アツいまち」として横断幕を上げて大いに盛り上がったのですが、あいにく?
「あいにく」というわけではないのですが、今年は雨が続いて気温も低めで今一つな感じだったのに。
多分「高温多湿」の「多湿」の方にやられて、60年近い人生ではじめて「熱中症」らしきものになってしまい目眩と嘔吐のオンパレードですっかりやられてしまうツライ経験ができた夏でした。
でも、ちょうど同居人がお盆休みで家に居てくれて、保冷剤やスポーツドリンクの用意やら叱咤激励してくれたおかげで重症化する前に対応でき、救急車で搬送されるほど重症化こともなく、こうしてのんびりブログをアップできるのは感謝しかありません。
※感謝しかのしかという使い方が気になりますが流行りのようなのであしからず。
このブログにお越しいただいているみなさまは、アラ還からシニアの方が多いのかな?って思っています。
ぜひ重症化する前に対応できるよう「経口補水液」やら「保冷剤」などの用意をしておきましょう。
しっかり対応できれば重症化することなく、無事にこの夏を乗り越えられるのですから。あの空が高く過ごしやすくて空気の清らかな秋ももうすぐそこです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。
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