sannigoのアラ還日記

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アラ還が気になる認知症新薬とは?認知症とは?種類は?予防になる食べ物までくわしく説明

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

今年の夏は、圧倒的なお天気の悪さからはじまり、その後の非常とも言える蒸し暑さ、さらには2年近く続くコロナ禍での生活様式など、アラ還なわたしの体はグッタリ&ボロボロでございます。

 

みなさまはいかがでしょうか?もう少し続きそうな残暑と早めに来そうな秋の長雨の2021年の9月を無事に迎えられそうでしょうか?

 

コロナ禍にわたしが経験した「帯状疱疹」「熱中症」「膀胱炎(高齢者になると尿路感染症と呼ばれるみたい)」これらすべては60年近い人生でお初の出来事ばかりです。

 

世間様でも要介護認定者が増えたという情報もありますし、認知症を一番心配しているであろうアラ還世代にはうれしい認知症の新薬の情報もある今日このごろです。

 

今回はこの「認知症」について新薬のことやコロナ禍での予防方法などを調べてみます。

 

アラ還が気になる認知症新薬とは?認知症とは?種類は?予防になる食べ物までくわしく説明[イラストAC]

 

 

 

アラ還が気になる「認知症」の新薬ができた

 

コロナ禍で要介護認定者が増えたという情報からも、これからさらに認知症患者の増加が予測されます。

 

そんななか認知症に画期的な新薬が登場したというニュースが6月7日に流れました。

 

当事者とも言えるわたしたちアラ還にとって、このニュースはうれしいことなのか?果たして悲しいことなのか?と話題に上がることもしばしば。

 

この新薬は認知症で最も多いアルツハイマー型認知症に効果がある「アデュカヌマブ」(商品名アデュカヘルム)で、アメリカで認知症治療薬として18年ぶりに承認されました。

 

脳内にたまり、病気の要因となるタンパク質「アミロベータ」を除去する効果があり、発病後、もしくは発病初期に投与した人の約2割で認知機能が改善されたといい、発症を遅らせることもできるという画期的な薬なんです。

 

日本でも承認申請が出されているため、専門医から認知症を家族に持つご家族、さらに現在認知症の親を介護されているアラ還世代でもかなり期待されているようです。

 

ただ、新薬ということで未知数の部分も大きいと聞きます。

 

まず第一には発症前後に病気を見つける難しさが上げられます。

 

現状は脳ドッグでアミロイドPET検査などを行い、アミロイドベータの蓄積を可視化していますが、保険が適用されないのでかなりの高額になります。

 

以前勤めていた高齢者認知症の方のためのグループホームに入居を予定されているご家族の方も、やはり肉親の認知症は認めたくない!方が多かったと記憶しています。

 

「認知症ではないけど、物忘れや家族を泥棒呼ばわりして疑うようになったから仕方ない」などの理由で入居を決めることからもわかるように、あくまで認知症ではないという姿勢を崩さないご家族が多いです。

 

そんなご家族の中には、この脳ドッグでのアミロイドベータの蓄積を検査してやっと身近なかたの認知症を認めるという方もいらっしゃいました。

 

偶然わたしの居住地にはそういった検査をしてくれる施設もありますが、正直どこにでもある施設ではないんです。

 

もし日本でもこの新薬の承認が下りれば、「ぜひ使いたい」という方も多いのでしょうが、やはり保険が効かないという点でハードルが上がってしまい誰でも気安く利用できる薬になるにはまだ時間が必要な気がします。

 

そうなると、新薬ができたと喜んでばかりいられないのが現状で、認知症にならないための予防をすることが重要になります。

 

認知症の原因になりうる糖尿病や高血圧なら治療をしっかりしなくてはならないし、予備軍だとしたらこのコロナ禍でも必要な有酸素運動やアミノロイドベータの沈着を防ぐと言われる食べ物を食べることも必要です。

 

認知症予防効果のあるウォーキング方法はこちらの記事で≫

ダイエット目的のウォーキングなら「インターバル歩行」で8,000歩くらい - sannigoのアラ還日記

 

人とのコミュニケーションも大事ですからコミュニケーション作りの場に積極的に参加したり、大好きな趣味を見つけることも認知症予防になります。

 

さらに難聴などで人とのコミュニケーションが取りづらい状態も認知症を引き起こす原因になり得ますので、補聴器や手話などコミュニケーションを取るための方法も必要です。

 

ってことで、さらにこの認知症の予防方法も含め認知症全般について綴っていきたいと思います。

 

参照元:中日新聞

 

認知症とは?

 

まずはじめに認知症をしっかりと知ることが大事かもしれません。

 

認知症とは、脳の病変によって、記憶力や判断力、注意力、計画力、実行能力、会話能力などの知的機能に障害が起こり、日常生活あるいは社会生活に支障をきたしている状態をいいます。

 

また、物忘れなどの認知力が同年齢のレベルよりも低下しているものの、日常生活に支障をきたしていない状態を軽度認知症障害【MCI】(Mild Cognitive Impairment)といい、認知症と生理的老化現象との中間で、認知症予備軍とよばれます。

 

認知症の進行はどのように?


軽度認知障害【MCI】から回復できるのは年に16~41%の人で、軽度認知障害【MCI】の人は年に5~15%が進行して認知症になることがわかっています。

 

健常

前段階の軽度認知障害【MCI】

以前とは違う言動が見られてもまだ認知症とはいえない、しかし正常な加齢変化だけともいえないグレーゾーン。回復は13~41%/年、進行は5~15%/年

 

前期(出現期)

周囲が「あれ?」「おや?」と思うことが増えてきますが、まだ自分のことは自分でなんとかできている段階。

中期(混乱期)

記憶障害が進行し、さまざまな混乱した状態が生じやすく、いわゆるBPSD(行動・心理症状)が多数見られることも。

後期(衰弱期)

身体機能が低下して、食事の量も言葉数も減り、失禁や転倒・骨折、誤嚥性肺炎や尿路感染症なども増え、床に就く状態に。

 

認知症を引き起こす主な4つの原因

 

1)アルツハイマー型認知症

 

脳の神経細胞に異常なタンパク質がたまり細胞が破壊されて、脳が萎縮する病気。萎縮の場所と程度によって、認知症のさまざまな症状が現れます。

  

症状は?

・少し前のできごとを忘れる

・同じことを何度もいう

・帰り道がわからなくなる

・同じ物を何度も買ってくる

など

 

2)レビー小体型認知症

レビー小体と呼ばれる異常なタンパク質のかたまりが脳内の神経細胞にたまる病気。初期には、もの忘れが目立たないことが特徴です。

 

症状は?

・子どもや虫が見えたりする(幻視)

・手足の動きがにぶくなる

・夜間に寝ぼけて大声を出す

・日によって症状の程度が違う

など

 

3)脳血管性認知症

脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)して血流が途絶え、脳細胞が死滅するために起こる認知症。

 

症状は?

・もの忘れが多い

・意欲が低下する

・急に泣いたり怒ったりする

・転びやすい

・手足がしびれる

など

 

4)前頭側頭葉変性症

前頭葉と側頭葉を中心に脳が徐々に萎縮する病気。

①前頭側頭型認知症(ピック病を含む)

②進行性非流暢性失語症

③意味性認知症

 

症状は?

・ 同じ時間に同じ行動を繰り返す

・ なめらかに話をすることができない

・ 言葉の意味がわからなくなる

など

 

ただ、上記の4種類の認知症がそれぞれが軽症でも、重複することで認知症の発症が早まります。一人の脳の中で、いくつかの認知症が重複している場合が大半だそうです。

 

やばい!最近物忘れがひどくなって「認知症」かも?なんて心のなかでそっと思っている方も多いと思われますが、認知症による物忘れと老化現象による物忘れは違いますのでご安心を!

 

認知症と物忘れの違い

 

認知症によるもの忘れと老化現象によるもの忘れは違うので、老化によるもの忘れのうちに認知症予防を心がけることで不安を減らすことができ、認知症の発症を遅らせることになります。

 

《「認知症」と「老化現象」のもの忘れの違い》

 

【認知症】             【老化現象】

・体験そのものを忘れる        ・体験の一部分を忘れる

・忘れたことを理解できない      ・忘れたことを自覚している

・食べたこと自体を忘れる       ・何を食べたか忘れる

・約束したこと自体を忘れる      ・約束をうっかり忘れる

・買い物に行ったことを忘れ、     ・買い物に行ったときに、
 また買い物に行く            買う物を忘れる  

・日付や曜日、場所などが       ・日付や曜日、場所などを
 わからなくなる           間違えることがある   

・ヒントを与えても          ・ヒントを与えると
 できごとを思い出せない      できごとを思い出す

・つじつまを合わせるなど       ・作り話はしない
 作り話をよくする

・財布や通帳などが見つからないと・財布や通帳などが見つからないと
  誰かに盗まれたと思い込む     努力して見つかるまで探す 
 
参照元:介護総合情報サイト【MY介護の広場】

 

認知症予防になる食べ物

 

認知症予防になる青魚の生サンマに紅葉を添えたおいしそうなイラスト

ここまで認知症についてくわしく説明してきましたが、認知症になりたくない!なら予防が大事ってことはわかったけど実際に何をしたら良いのでしょう?

 

まずは生きていくためにとても大事な「食」からはじめましょう。よく言われますがもちろん食べるもので「認知症」予防できます。が、自身で調理をすることがすごく認知症予防になる!って聞いたことがありませんか?

 

たとえば、以前勤めていた高齢者認知症の方のためのグループホームでは,お宅で料理を経験されていた入居者さまには積極的に調理に参加してもらいました。

 

なぜなら調理は,とてもクリエイティブな作業で頭を使う作業で認知症予防に良いとされているからです。

 

《自分で調理することも認知症予防に》

 

自分で調理をすることも認知症予防になります。

 

調理をすること=何を作るか?材料はどうやって切るか?どこのタイミングで鍋に入れるか?どの皿にどのように盛り付けるか?など複数の作業を同時に行うため特に頭を使います。

 

また調理の時は立って作業をしているので身体機能も維持できるため一石二鳥です。

 

使わない機能はどうしてもどんどん低下してしまうため、調理のように同時にに頭も体も使うことで脳の前頭前野の活性化を誘起する可能性もあると言われ、認知症予防にも効果があると期待されています。

 

では、おまたせの認知症に良い食べ物は以下のようなものになります。ぜひ参考にしたいものばかりです。

 

《認知症に良い食べ物リスト》

 

1. 秋刀魚(さんま)、鯵(あじ)、鰯(いわし)、鯖(さば)などの青魚

青魚には、オメガ3脂肪酸のDHAやEPAが多く含まれています。

DHAは脳の構成成分であり、記憶力や判断力の向上、認知症予防、特にアルツハイマー病発症予防に有効であると言われています。

また、EPAは脳まで届きませんが、血管を拡張して血行を促進するので生活習慣病を予防できます。

生活習慣病の予防により、間接的に認知症に役立ちます。 
 
2. 豆類:納豆、枝豆、空豆

 

3. 緑黄色野菜:ほうれん草、小松菜、菜の花

 

4. 果実類:いちご、キウイ、オレンジ

果実には葉酸が多く含まれています。葉酸はビタミンB群の一種であり、不足すると肝臓で作られた悪玉アミノ酸であるホモシステインという物質が増えます。

ホモシステインは動脈硬化を進行させるほか、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβの作用を強めます。

また、血中のホモシステインが増えると認知症だけでなく、脳血管疾患を招くこともあります。

葉酸を摂取する事でホモシテインを減らすことができ、認知症予防に期待できます。

 

5. カレー

認知症の予防になる食べ物でアルツハイマー病の原因となるアミロイドβが脳内にたまる速度を抑えるほか、できてしまった老人班の分解を促します。

カレー粉に入っているウコンには、クルクミンというファイトケミカルが含まれています。

17ヶ月齢のアルツハイマー病モデルマウスにクルクミン500ppmを混ぜた餌を与え5ヶ月間飼育したところ、22ヶ月齢時のマウスの老人斑面積は17ヶ月齢時のマウスの老人斑面積に比べ、30%も減少していたというYangらによる報告もあります。

なので、カレーに含まれるクルクミンはアミロイドβが脳内にたまる速度を抑えるほか、できてしまった老人班の分解を促すと言われています。

 

カレーは認知症予防になる記事はこちら≫

認知症予防は40歳から始めて、カレーを週3回、シークワーサーも忘れずに! - sannigoのアラ還日記

 

6. コーヒー

コーヒーに含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種で抗酸化作用を持っています。

 

7. 緑茶

新茶に多く含まれるテアニンといううまみ成分(アミノ酸)には血圧上昇を抑制し、脳の神経細胞を保護する働きもあり、認知機能の低下を抑える作用があると言われています。

参照元:花王健康科学研究会

 

8. 赤ワイン

少量ないし中等量の飲酒は認知症の原因にはならないのみならず、認知症の予防になる可能性があります。

赤ワインに含まれるポリフェノールには、強力な抗酸化作用があり、老化、動脈硬化、高血圧、認知症予防に期待できます。

一日250mlから500mlのワインの飲用はアルツハイマー病、認知症の発症を抑えるという報告もあります。

ただ、この報告からワインの持つ抗酸化作用によるものと推定することもできますが、実はワインを飲用するような生活様式が認知症の発症を押さえている可能性もあるようです。

逆に、1日に350mLのビール4本相当を越えるような大量の飲酒は認知症の危険性を高めるるそうなので注意が必要です。

 

認知症に良い食べ物はわかりました。が、しかし食べてはいけないというかおすすめできない食べ物もあるはず!続いて認知症のリスクを上げる食べ物リストです。

 

《認知症のリスクを上げる食べ物》

 

1. 肉の脂身(ラードやヘッド)

2. マーガリン

3. ショートニング
 
動物性の油(魚は除く)で飽和脂肪酸やショートニングやマーガリンなどのトランス脂肪酸の過剰摂取は血中のLDLコレステロールを増やし動脈硬化を引き起こす原因になります。

 

動脈硬化が起きると脳梗塞も発症しやすくなり、脳血管性認知症になるリスクが高まります。

 

特にファーストフードや市販のお惣菜、菓子類、菓子パンなどにはトランス脂肪酸が多く含まれますので、これらを中心の食事が増えるとトランス脂肪酸の摂取量が増えます。

 

結果、脳血管性認知症の原因になりうるトランス脂肪酸を多く含むこれらの食品の過剰摂取は控え、適度な摂取に留めることをおすすめします。

 

参照元:認知症の予防 | 健康長寿ネット

 

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まとめ

 

「今年の夏は特別暑いよね」なんて言葉は、日常的な社交辞令だと思っていた頃が懐かしく感じる今日このごろです。

 

ここ数年は年を追うごとに暑くなるばかりで、今年の夏のあまりにも高い湿度と温度でアラ還なわたしは体調を崩し放題でした。

 

このような状況でやっぱり一番に気になるワードは「認知症」です。

 

年をとってまで人に迷惑をかけたくない!という思いは今も強く持っていますが、一方では「認知症」で何もかもわからない状態での自身の奇行や粗相なら許してもらえるかな?なんていう甘えた考えもあり、アラ還の心はいつも秋の空です。

 

♪それでも けんめいに

生きていくとそう決めた

繰り返す迷いも

争いも悲しみも

すべてを気に任せて

選んだ道を征く♪

 by小田和正「この道」より

※またもや登場で(笑)

 

それでも「認知症」を予防する方法があるというなら、どれもこれも精一杯にやってみる!これが選んだ道ってこと。

 

ってわけで、アラ還である自身が気になっている認知症新薬のことから認知症とは?さらに種類や予防になる食べ物までを調べた集大成です。

 

来年だってどこまで湿度が高く、気温も天井知らずな夏になるか予想もできないほどの異常気象や温暖化が続いています。

 

そんな環境の中で、自身の年齢も上がればあがるほど身体能力も確実に衰えていくわけで、そこは自身でしっかりと備えていかないといけないな!といつも考えています。

 

ってことで今回はおしまい!アラ還世代のみなさまに参考にしてもらえたら幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。

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