sannigoのアラ還日記

アラ還女sannigo(さんご)の穏やかな毎日を記録しています。

SDGsの影響なの?水道の蛇口やアルミ缶を持ち去る人が増えてるそうよ

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

以前はよくアルミ缶を集めて歩いている人々を見かけたし、なんなら私が住んでいるマンションではアルミ缶だけは施設のためのでっかい袋で回収しているんですけどね。でも水道の蛇口は持っていかないで~!

 

SDGsの影響なの?水道の蛇口やアルミ缶を持ち去る人が増えてるそうよ[写真AC]

 

 

 

水道の蛇口を勝手に持っていく

 

愛読している中日新聞によると、近頃、銅が材料に使われている水道の蛇口が盗まれる事件が相次いでいるらしいのです。人様の家の水道の蛇口を勝手に持っていくなんてどいうこっちゃねん。

 

夜間に屋外にある蛇口の元栓を閉めてから取り出す手口がほとんどで、元栓が閉まっているため屋内でも水が出なくなり朝になって被害に気づくといいます。

 

名古屋の子育て支援施設でも昨年暮れ施設がお休みの週末に、駐車場にあった水道の蛇口が盗まれたそう。

 

どうして?そんなにひどいことを!というと、業界紙などによれば世界的な「脱・炭素」の潮流から銅の価格高騰してるから。

 

これまでのガソリン車にも銅が使われていますが、今後移行するといわれている電気自動車(EV)になると使われる銅の量が3~4倍に増えるそう。

 

さらに、東芝が開発したと報じられている、電気自動車(EV)に搭載できる高効率の太陽電池パネルの主材料も銅なんですって。

 

けっきょく『SDGs』の影響で電気を通しやすい材質が重宝されているからこそ、銅も価格が高騰している。というわけで、だからといって他所の家の水道の蛇口を盗んで良いわけではないですよね。

 

盗難の被害にあったお宅では元栓を開けると蛇口のあった所から水が吹き出すため、しばらくトイレも使えないそうですから、そんなすぐに暮らしにも影響が出る被害は、もっと厳重に取り締まってもらいたいものです。

 

最近は農園の桃やとうもろこしなどの農産物も、収穫間際に一晩で大量に盗まれる事件も多く発生しているようで、こんなに新手で一生懸命育てた人の気持を考えないような犯罪が増えているって、きっとなにかしらの原因が世の中にあるんでしょうね。

 

参照元:中日新聞1/27

 

 

ごみ集積所から勝手に「アルミ缶」だけを持ち去る人

 

さらにもうひとつ同じような理由で、最近燃えないごみやリサイクルゴミの収集日にごみ集積所から勝手に「アルミ缶」だけを持ち去る住民も増えているそうです。

 

こちらの場合は犯罪にはならないけど問題あり!ってことのようですが、秋田で「缶を無断で持ち去る人がいる」と通報された女性は善意の活動のためだったそうですよ。

 

アルミ缶の重さは一個で約15グラム、この女性が言うには「約1200キロで車椅子1台と交換できる」とのこと。これまでも活動賛同者からの協力もあって、社会福祉協議会に4台の車椅子を寄贈しているそうです。

 

もちろん女性は「良いことだと思って続けてきたのに」と寂しそうだったようですが、送検はされなかったにしろ窃盗容疑で逮捕されてしまいました。

 

これと同じようなトラブルが全国でも起きているようで、捨てられたアルミ缶は誰も所有していないということから「無主物」なんだから、窃盗の罪にならないのでは?という意見も多いようですが、これには「あまり持ち出して欲しくない」という自治体の問題も絡んでいるため、一概に「罪にならないから持ち出して良い」ということにはならないのです。

 

それはどうしてか?いうと、多くの自治体で資源ごみのリサイクルの仕組みが確率しているのには、そのアルミ缶が再生資源の利用に資するというだけでなく、自治体の重要な収入源になっているという現実があります。

 

多額の費用(税金)を投入して造ったリサイクルの仕組みですから、資源ごみは自治体に出すべきで、それを個人的なことに流用されることには心理的な嫌悪感を抱く人もいて然りということでしょう。

 

そんなことから、現在は独自の条例で資源ゴミの無断持ち出しを規制している自治体も増えていると聞きます。

 

ですから、現在は集積所に出された資源ゴミは誰のもの?という答えは大きく分けて3つに絞られています。

 

集積所に出された資源ゴミは誰のもの?

◯無主物(誰のものでもない)

◯行政の所有物(行政の支配下にある)

◯回収されるまでは出した住民の所有権は失われず、回収されれば自治体に所有権がある

 

では、ここで居住地である浜松の場合はどうなっているか調べてみました。っていうか、今の今まで、ゴミの所有権とか考えたことがなかったのはいい加減すぎるのかも?

 

皆さんも『ごみ・資源物の持ち去り禁止』というタイトルでお住いの地域のホームページに掲載されているかも?ですので、よかったらご覧になってみてください。

 

【持ち去り禁止の内容】

 

概要

■市内のゴミ集積所に出されたごみ・資源物を、市や市からの受託者以外の者が収集運搬(持ち去り)をすることは禁止です。

■ごみ集積所を利用して出された集団回収資源ごみについては、自治会・PTA等の実施団体やこれらの団体からの受託者以外の者が持ち去りすることを禁止します。

違反すると

■条例により氏名等が公表される場合や20万円以下の罰金に課せられる場合があります。

持ち去りが禁止されるもの

■ごみ集積所に出されたごみ・資源物(金属製のもえないごみ、缶など)

■連絡ごみ(自転車、家電製品など)

■集団回収でごみ集積所に出された資源物(アルミ缶、新聞紙、段ボール、古布など)

引用元:ごみ・資源物の持ち去り禁止/浜松市

 

さらに、恐れ入ったのは、ごみ・資源物の持ち去りを禁止するため、職員がパトロールしていることもし、持ち去りを発見したら廃棄物処理課に連絡するようにポスターなどで促しているそうで、知らないってことは恐ろしいことですね。

 

アラ還な私なんて、燃えないゴミの日に素敵なテーブルを見つけたりすると「これ欲しい」なんて思ってしまう側の人間なんで(さすがに人の目があるので持ち去ったことはありません)あら!あら!なんて思ってしまいますが。気をつけましょう。

 

じつは、強欲組の組長としては普段我が家で出る大量のペットボトルとアルミ缶、新聞・雑誌などは、杏林堂のリサイクルコーナーでポイントに交換しているのでございます。

 

車がある方や回収している杏林堂のご近所さんなら、このリサイクル方法は抜群に良き方法だと絶賛しています。

 

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まとめ

 

今回は愛読している中日新聞の記事で「あら?そんなものまで盗む時代なの?」という思いと、「えっ!アルミ缶ぐらい持ち去ってもいいんじゃない?」というネットニュースの記事についての感想を綴ってみました。

 

今朝の、60年近く生きているからこそ従来からの慣習が間違っていない!という思い込みへの反省と、他所様の家のものしかも生活に密着した水道の蛇口まで盗む時代かよ!という嘆きで頭の中がいっぱいになってしまった報告でしかないのですが。

 

もちろん『SDGs』のための脱炭素も大事だと思っていますが、これまでの長い間たとえば高度成長期やバブル時代など警鐘を鳴らした人もいたのに、まるごと無視してきた世界って地球にとってそんなに重大なことだったんでしょうか?

 

地球って、こんなにちっぽけな人間の影響をそんなにも受けてしまうほどちっぽけなんだろうか?なんて思ったりもして・・・。自すぎる発想ですんません。

 

ってことで、今回はこのへんでおしまい。最後までお読みいただきありがとうございます。では、またです。