sannigoのアラ還日記

アラ還女sannigo(さんご)の穏やかな毎日を記録しています。

今年の年末年始もおうちでちょっと贅沢に お歳暮だって本当に喜ばれるものを!

🕖2021/12/02    🔄2023/02/22

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

今年はどんなお歳暮が届くかしら?そんな楽しみな季節がやってまいりました。

 

お歳暮とは、今年一年お世話になった人に対して「今年一年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。」の気持ちを込めて渡す贈り物のことです。

 

もともと 「歳暮」は「年の暮れ」を表す言葉で、俳句の世界では12月の季語にもなっていることはご存知でしょうか?

 

今回は、ちょうど「お歳暮」を贈ったり贈られたりのうれしい時期ですので「お歳暮」について調べていきます。

 

どんな人に「お歳暮」を贈るのか、どんなお歳暮が喜ばれるか、お礼はどうしたら良いかなどもわかればお役に立てそうな気がします。

 

まだ開けられていない真紅のふろしき包みです。さあどんなお歳暮をいただけたんでしょう?楽しみです。[写真AC]

 

 

 

お歳暮だって本当に喜ばれるものを!

 

お歳暮を送る時期は年末年始目前の年の暮れです。

 

街にはクリスマスソングが流れ、イルミネーションできれいに装飾されたお家もちらほら見かけるわくわくが止まらないような季節です。

 

そんな時にピンポーンって音で届く「お歳暮」。受け取った時に誰もが笑顔になるようなお歳暮ってなんでしょう?

 

やっぱり、目前に迫った年末年始を家族みんなでおいしく、楽しく過ごせるようなうってつけなお歳暮を見つけられれば、それが今年1年お世話になったあの人への感謝の気持ちがこもった最高の「お歳暮」ではないでしょうか?

 

では、最近の「お歳暮」で人気の商品ってなんでしょう。おうちで過ごすことが多い最近の年末・年始なら、きっとアレでは?やはりコレでしょう。ってことで、人気の「お歳暮」をみていきましょう。

 

関連記事>>

お歳暮でお酒を贈るならやっぱり飲み比べできるコレ!贈り物のお酒を選ぶポイントも - ragubiko’s blog

 

 

「お歳暮」人気の商品

 

最近人気なのは、しゅぶしゃぶやすき焼きなどの「グルメギフト」だそうです。ご家族でおいしい鍋を囲んで楽しく過ごす時間まで「お歳暮」としてお届けできるのが人気の秘密では?

 

それに、最近は「お歳暮」を贈るのではなく、ご自分やご家族のご褒美でご自宅へ「お歳暮」を贈る方も増えていると聞きます。

 

普段はあまり召し上がる機会のない、ステーキやかに、ふぐ、イクラなどの高級食材なら日頃の生活の疲れが癒やされること間違いなしです。ちょっとおもしろいものでは高級パンの詰め合わせや高級海苔なども喜ばれるそうです。

 

ちなみに「お歳暮」の定番の商品というと以下のようなものがあります。あまりに多くて見ているだけで眠くなってしまいますのでご注意を!

 

肉類:ハム・ソーセージ、精肉(牛肉・豚肉等)

ビール・日本酒・ワイン・洋酒:クラフトジンやクラフトビールや地酒など

海鮮・水産加工品:旬の魚や干物、かまぼこなど

かに・えび:タラバ、ずわい、毛ガニ、伊勢海老など

果物・フルーツ:みかんやりんご、干し柿など

スイーツ・洋菓子:クッキーセットやプリンなど

和菓子・せんべい:煎餅セットや大福など

漬物・惣菜・米・缶詰:中華惣菜や梅干、お茶漬けも

コーヒー・ジュース・ソフトドリンク:贈りやすい詰め合わせギフト

鍋・すき焼き:水炊きやもつ鍋、海鮮鍋など

うどん・そば・麺類:手打ちそばや稲庭うどんなど

油・調味料:だし、醤油、オリーブオイルなど

洗剤・タオル・雑貨:今治タオルや生活用品など

カタログギフト:松阪牛や商品多数なカタログ

健康・ヘルシーフード:無添加や低カロリーなギフト

 

など

 

「お歳暮」に食べ物が選ばれる理由は、以前もらった時の経験から「普段は食べないけれどもらったら嬉しい」とか、「残らないものなら趣味に合うとか合わないとかで失敗しない」という点も考えられます。

 

冬ですから、温かかくておいしくて普段買えないようなちょっと高級な「かに」とか「黒毛和牛のすき焼きセット」とか届いたら、きっとお喜びするのは子どもだけではないでしょう。

 

大人だってうれしいお歳暮がいいですよね。大人だって年末・年始は楽しみなんだから。

 

\大人がうれしいお酒のお歳暮はこちら/

累計50万本の大ヒット「北斗の拳」酒蔵はここで【光武酒造場】

 

お歳暮に関して、北陸地方の「嫁ぶり」というおもしろい風習を見つけたので載せていきます。

 

北陸地方の「嫁ぶり」とは?

 

北陸地方では、娘が結婚すると嫁の実家から娘の嫁ぎ先に、お歳暮として出世魚のブリを丸ごと1本贈る風習があります。

 

この風習は「嫁ブリ」と呼ばれ、「出世魚のブリのように、旦那さんには出世してほしい」「娘がこれから暮らす家が末永く繁栄してほしい」「これから生まれてくる子供が健やかに成長してほしい」との願いが込められたものです。

 

そのため、娘を嫁がせた家では、年末になると一匹数万円もするブリを値段も気にせず買い求める人が多いと言われています。

 

また、婿の実家側では、贈られたブリをすぐさま半身にして嫁の実家に返し、双方とも親戚や近所の人々に配るのが習わしとなっています。

 

逆に、九州では婿の実家から嫁の実家にブリを贈る風習があります。

 

これは、「良か嫁ぶり」という意味に掛けて行われているものであり、婿の家族から嫁の実家に対する「大切な娘さんをお嫁にいただきありがとうございました」という感謝の思いが込められています。

 

かつては、婿の両親が息子とともに嫁の実家を訪ね、挨拶をしたとも伝えられています。

 

参照元:お歳暮で贈られる「嫁ブリ」とは?|お歳暮・冬ギフト特集 2021|郵便局のネットショップ

 

では、そろそろ「お歳暮」の起源などの雑学のお勉強です。

 

お歳暮とは?

 

日頃お世話になている方々に対して1年の締めくくりに感謝の気持を伝えるために贈る風習です。

 

お世話になっている知人や友人、両親への感謝の気持ちと一緒に相手の健康うを願う気持ちも込めて贈るものです。

 

お歳暮の起源は?

 

起源は江戸時代と言われ、武士が自分の所属する組合の組頭に准血縁の証として年末に贈り物をする習慣が根付いたようです。

 

一方、商人の世界でも、掛け売りの商売が広く行われていたので、お盆や年末に半年分の精算をする習慣があったそうで、その精算をする時に得意先にお礼のための贈り物を持参するようになったとのこと。

 

それらの風習から、明治時代以降は上司やお世話になった方にも贈り物をするようになり、現代のお歳暮の習慣が一気に広まったそうです。

 

が、じつは日本にはもともとお正月にご先祖様の霊をお迎えする「御霊祭」のためにお供え物をする風習がありました。

 

「御霊祭」のお供え物として、よその家に嫁いだ人や分家の人たちが、本家や実家にお神酒のおつまみになるような塩鮭やするめ、数の子などを年末に手渡しで持っていくようになります。

 

これが中国の行事と結びついて「お歳暮」のルーツになったとも言われています。

 

昭和生まれのアラ還世代の私が子供のころも、やはりお歳暮と言えば「するめ」「数の子」「新巻鮭」だったりで、急に食事内容が豊かになった記憶があります。

 

関連記事>>

来年はうさぎ年いったいどんな年になるのかしら?予想してみる? - sannigoのアラ還日記

 

「お歳暮」を贈る相手は?

 

では、現代のお歳暮は誰に贈ればよいのでしょうか?

 

お歳暮は、数年前までは会社の上司や仕事でお付き合いのある取引先、親戚などに送るのが主流でした。今でもお歳暮を贈るリストを作成してお歳暮を贈り合う企業も多くあります。

 

ですが、バブル崩壊以降はコンプライアンス意識の高まりから高額な贈答品の受け取りを辞退する企業も現れ始めましたし、2000年代以降になると個人情報保護や上司・部下の癒着防止などの観点から、社内外ともにお中元やお歳暮などのやりとりを企業が全面的に規制する場合もあります。


そんなことも影響しているのか、最近は若者を中心にお歳暮やお中元を贈る人が減っていると聞きます。

 

近年の「お歳暮」は、実家のご両親や義理のご両親に贈る人が多く、その他には兄弟・姉妹・親戚に贈る人もいるようで、この時期に日頃の感謝を伝える機会としてお歳暮を利用しているのかもしれません。

 

かくいう私も未婚で子なしのおかげでお世話になる人も少なく、義理の〇〇という人もいないためほとんどお歳暮を贈る必要もない人生でした。

 

ただし、昨年からの新しい生活様式の中で、実家にも帰れないような2年間を通して、改めて遠く離れたご家族やご両親に感謝の気持ちやつながりを感じている人も増えています。

 

この年末の「お歳暮」で感謝の気持ちを伝えたいと思う人が増えるのは、当然のことな気もします。

 

たとえばテレワークが増えて、毎日会っていた同僚とも会えない時間が増えたことでしょうし、ご近所さんと会えばいつでも井戸端会議を始めていた主婦や主夫の皆さんも、今回ばかりはその回数も減ったのでは?ママ友さんとも話し合えなかったり。

 

そんなことがあっての今年の年末ですから「今年お世話になったあの人に、お歳暮を贈ってみようかな」と考えている人も増えているのではないでしょうか。

 

「お歳暮」のお返しは必要ない

 

日本では、よその人から贈り物をもらったらお返しをすることが慣習的に行われているため、お歳暮を受け取った場合も、「お返しをしなければ相手の方に失礼では」と思ってお返しの品を贈ろうとする方も多いのではないでしょうか?

 

お歳暮は本来、目下の方から目上の方や上司などに日頃の感謝の気持ちを込めて贈るもののため、お歳暮をもらっても基本的にお返しをする必要はないと考えられています。

 

贈り主がお世話になったことに対するお礼の気持ちで贈ったお歳暮に対して受取人がお返しをしてしまうと、お歳暮の贈り主に「かえって相手に気を使わせてしまったのではないか」と思わせてしまうことにもなりかねないからです。

 

自分がお歳暮を贈った覚えのない方からお歳暮をいただいた場合でも、お返しは不要です。

 

「お歳暮」をもらったお礼は?

 

お歳暮を受け取ったら、早めにお礼状でお礼を伝えるのが礼儀正しいやり方ですよね。手渡しでいただいた場合には、その場できちんとお礼を伝えればいいことです。

 

お礼状はお歳暮をいただいたお礼だけでなく、無事に品物が届いたことを相手の方に知らせる意味合いもありますので、早めにお礼状を出すのが礼儀正しい方法です。

 

お礼状は封書でに限らずはがきでも構いません。手紙やはがきもかしこまったものでなく、雪だるまなどの季節のイラストがさりげなく描かれているものを使うのも細やかな気遣いが感じられます。

 

「お歳暮」が送付されてきた場合には、親しい間柄なら、なるべく早めに電話やメールでお礼を伝えましょう。

 

お礼状の書き方

 

お礼状の文面に決まった形式はありませんが、書く内容の順序はだいたい決まっています。

 

全体の流れとしては、以下のような流れで書けばまず間違いはないでしょう。このほかにも、自分や家族の近況を軽く書き添えるのもおすすめです。

 

お礼状の全体の流れ

・時候のあいさつを入れる

・お歳暮をいただいたことへの感謝を述べる

・家族がいる場合は、自分だけでなく家族も喜んでいる旨を入れる

・これからますます寒くなる時期を迎えるため、相手や家族の健康を気遣う言葉を入れる

・結びの言葉

 

夫宛てに届いたお歳暮に対するお礼状を妻が書くときは、お礼状の最後に夫の名前を書き、その横に小さく「内」と記します。妻以外の家族や会社の部下が代筆する場合は、「内」ではなく「代」と書きましょう。

 

お礼状の文例

拝啓 寒気の候、〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
私たちは相変わらず、仕事に趣味に日々忙しく過ごしております。

さて、この度はお心のこもったお品をいただきまして、ありがとうございました。
早速家族がそろったときの夕食に出したところ、家族の皆で取り合いになるほど大好評でした。

これからますます寒さが厳しくなりますゆえ、〇〇様もご家族の皆様もどうぞご自愛くださいませ。

まずは略儀ながら書中にて御礼申し上げます。

敬具
△△△△(お歳暮の受取人の氏名)

ただし、お礼状を出すのが1月に入ってからになってしまった場合は、時候のあいさつの部分を「寒中御見舞」「寒中御伺」としましょう。

 

目上の方からの「お歳暮」には?

 

目上の方から「お歳暮」が送付されてきた場合は、まずは電話でお礼を伝え、あらためてお礼状を出す方法もあるのですが、やはり、目上の方にはなるべく手書きのお礼状が良いとされているようです。

 

もしお礼を伝えるだけではちょっと・・と感じる場合には、半額程度のものを「お歳暮」として贈るか、「御礼」として相手との関係性によって決めて贈れば差し支えないようです。

 

喪中のときは?

 

日頃のお礼としてお送りするものなので、贈る側・受け手側のどちらかが喪中の場合でも贈ることができます。

 

ただし、初七日が終わってない期間、法要の日の持参は避け、できれば四十九日を過ぎてからや、不幸があって間もない場合は相手に了承をもらってから送るほうが良さそうです。

 

時期が過ぎてしまったら

 

のし書きの表面を「寒中見舞い」として、もしくは正月6日以内に「お年賀」として贈ることがあります。その場合は、電話や手紙で相手にその旨を先にお伝えしておくのが礼儀とされています。

 

参照元:お歳暮の意味と由来お中元との違いは?|お歳暮・冬ギフト特集 2021|郵便局のネットショップ

 

「歳暮商戦(せいぼしょうせん)」「お歳暮商戦(おせいぼしょうせん)」

 

これまでの11月ごろからのお歳暮の時期は、デパートやスーパーなどで多くの商品が贈答用として出回るこの時期特有のにぎわいから「歳暮商戦(せいぼしょうせん)」「お歳暮商戦(おせいぼしょうせん)」などと呼ばれることも多かったです。

 

ここ数年は、アメリカの感謝祭の贈り物を買い尽くしたあとの余り物を安価で購入する人々で賑わう「ブラックフライデー」が、日本でも11月23日の勤労感謝の日付近で行われたり、アメリカにならって感謝祭後の11月の第4金曜から開催されている影響か、そんなに「お歳暮商戦」とかニュースでもあまり言わない気がしていますが、いかがでしょう?

 

こうして、いろんな物事の変化から「お歳暮」も少しずつ形を変えていくのでしょうね。

 

関連記事>>

正月飾り、縁起良く「いつ飾る?どこに飾る?どう処分する?」 - sannigoのアラ還日記

 

まとめ

 

ここまでお歳暮についていろいろと解説していますが、大事なことは、お歳暮を頂いても「お返しをしなければ」と考える必要はなく、素直に受け取るだけでなんの問題もないことです。

 

ただ、贈り主の心遣いに対して感謝の気持ちを忘れないよう、お歳暮が届いたらできるだけ早く贈り主に連絡を取り、お礼を伝えることが大切です。

 

今後も気持ちよくお付き合いを続けていきたいとお考えなら、受け取る側も最低限のマナーは守ったほうが良さそうです。

 

というのも、アラ還で未婚の子なしで無職な私は両親も他界しています。もちろん親戚づきあいも一切ないのですからお歳暮を贈る相手もいません。

 

当たり前ですが、きっと今年もどこからもお歳暮は届かないでしょう。

 

でも、もし万が一届いた時の対処方法を知っておかなくてはいけないと考え、大事なことは受け取る側の対応のみになっていますがあしからずです。

 

もしかしたら「お歳暮が届かない」という現実に孤独を感じ耐えられなくなって、自分宛てに「お歳暮」を贈る可能性もありです。

 

マナーは守って自分に贈らなくちゃ!(笑)ってことで、今回もおしまい。最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。