sannigoのアラ還日記

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NHKBS『シリーズ”2030未来への分岐点”「接続可能な未来』視聴で感じた厳しい地球温暖化

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

明日も梅雨前線の活動が高まって、西、東日本にに非常に激しい雨が予想されています。

 

「線状降水帯」が発生する可能性がある地域もあるようなので、みなさん情報を確認しつつ災害が起きることも想定して厳重に警戒するように!と気象予報士が呼びかけています。

 

このようなゲリラ豪雨や線状降水帯などが発生するのも、地球温暖化の影響と考えないわけにはいきません。

 

昭和の時代の夕暮れ時の風景は、蚊取り線香の香りに包まれ、お父さんがステテコでうちわ片手に縁台で涼んでいる。

 

頬被りをしたお母さんが水打ちしたり、鬼灯(ほおずき)をキュッキュッと鳴らす少女たちがはしゃいでいたり。そんな風景をこの温暖化した夏の夕方に見ることはきっと不可能でしょう。

 

なんだか、このまま温暖化に対して脱炭素が進まないと2030年には地球の限界と言われる1.5度の気温上昇が懸念されているとのこと。

 

たまたま見た NHKBS1で放送の『シリーズ”2030未来への分岐点”「接続可能な未来』で伝えています。今回はこの番組を視聴して感じた地球温暖化の厳しさなどを書いていきます。

 

NHKBS『シリーズ”2030未来への分岐点”「接続可能な未来』視聴で感じた厳しい地球温暖化[写真AC]

 

 

 

地球温暖化による被害

 

記憶に新しい地球温暖化による大災害は、オーストラリアの大規模な森林火災ではないでしょうか。

 

 

2019年からのオーストラリアの森林火災

 

加速する温暖化 地球の非常事態を表しているかのような史上最悪の森林火災が一昨年の年末からオーストラリアで起きました。

 

誰も想像できなかった過去に例のない規模と激しさの自然災害で、オーストラリアの脊髄動物の生息地30%が消失、30億匹のコアラやカンガルーが犠牲になりました。

 

 

地球温暖化で永久凍土はパンドラの箱

 

これまで長い間地球は大きな回復力で改善されてきたのに、自然のものではない人間が起こした産業革命以降の合理的な経済成長そして人間の高齢化などで出される二酸化炭素の異常なほどの増加などで、すでに回復できないほどのダメージを受けているのではないのでしょうか?

 

地球の森や海などの自然が人間の出す二酸化炭素を吸収してくれていたのに、1960年代で10倍、1970年代で25倍とこんなに増加する二酸化炭素では地球はもはや耐えられるはずもありません。

 

このような急激で激しい温暖化を抑えるような回復力は地球にはもう残されていないのでしょう。すでに地球は限界を迎えているみたいな気がする今日この頃。

 

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大量生産/大量消費の象徴的なものがプラスチック

 

石油から作られるプラスチックを作ることで地球温暖化物質が増え、さらにプラスチックを燃やすと二酸化炭素を発生させるため簡単には燃やせないという理由で、今は地球のあちこちに積み上がっているのが現状です。

 

プラスティックの多様な使用でプラスチック汚染が広がった今は何よりもプラスチックを作らないことが大事!!

 

 

飽食の悪夢 劣化する大地

 

かわいい牛たちが育まれる牧場[写真AC]

 

現在のような飽食の時代、世界中の食用肉の確保のため牛などの飼育には、世界で生産されるとうもろこしの1/3がエサとして消費されています。

 

グローバル企業の「穀物メジャー」と呼ばれる徹底的な経済的合理性を求めた結果、世界の食料輸出は20カ国ほど、とうもろこしはわずか5カ国で担っているのが現状です。

 

エサの穀物を育てるためには多くの水も必要、そのために水が枯渇する危機的状況を迎えている地域もあるように、水の需要は増え続け2050年には地球上の多くの地域で水が枯渇する懸念も出てきました。

 

この30年余りで余計な力を持つ人間たちの行為で改善する能力が足りなくなってきた地球。人類が地球を変えてしまっているのです。

 

 

発展途上国の環境破壊

 

また生活に必要な洗剤やシャンプーなどに使うパームヤシなどの単一種の大量生産が行われる国では、自給する食べ物を作る畑がなくなり、さらなる畑つくりのために大規模な森林伐採が進んでいるのが現状。

 

 

土地の劣化

 

土地の劣化の原因は、農薬、化学肥料、大きなトラクターでの耕運などが原因。

 

空気中の二酸化炭素を取り込む微生物や細菌が生きている地下15cm前後の土が、大きな機械で耕すことで吹き飛んでしまうため生息できず土地が劣化しています。

 

二酸化炭素の吸収をしていた森林を伐採したことで温暖化している地球。バッタなどの異常繁殖も地球温暖化の影響と見られています。

 

この農薬、化学肥料、大きなトラクターでの耕運などの低コストでより多くの生産ができるようにしてきたために起きたのが地球温暖化です。

 

 

ホットアース理論

 

2030年には、地球の限界と言われる1.5度の気温上昇が懸念されています。

 

温暖化によってアマゾンの熱帯雨林が縮小し、海水を温め水温が上昇するとシベリアに影響。

 

北極を覆う氷が解け永久凍土や海氷が解けることで二酸化炭素が大量に放出され始め、温暖化の進行に歯止めがきかなくなると言われています。

 

さらに永久凍土には、新たなウイルスが眠っているとも言われていますので解けたら人類にも影響が出るでしょう。

 

北半球の変化が南半球のアマゾンに影響し、熱帯雨林がサバンナに変化します。すると森が貯めていた二酸化炭素が一気に噴出。

 

氷が溶け出し海水の海面が1cm上昇することで、高温と熱波に覆われ暮らせない地域が出てきます。

 

人類の未来を左右する今から2030年までの大事な10年、地球環境問題の負の連鎖をどうやって打ち切ればよいのか?

 

このままでは、大事なお孫さんたちは20年後には過大な影響を受けることになります。

 

新型コロナの拡大防止のためのロックダウンなどの取り組みによって、年間の二酸化炭素(CO2)の削減は第二次世界大戦以来で最も減少したことが明らかになっています。

それでも、たったの7%の削減にしかなっていません。いったいどのくらいの対策をすれば2030年に迎える地球の限界の気温上昇を食い止まられるのでしょうか?

 

 

EUは社会の仕組みを脱炭素革命

 

地球規模で環境問題が深刻化する中、欧州委員会は2050年までにEU域内の温室効果ガス排出をゼロにする「欧州グリーンディール」を最優先政策に掲げています。

 

今後10年のうちに、EUは排出量のエネルギーの50%を削減すると温室効果ガスの削減目標を引き上げました。

 

具体的な行動には、石炭火力をフェーズアウト、太陽光と風力の電力を主に自然エネルギーの電力を拡大して脱炭素を計るなどがあります。

 

《具体的な例》

・排出量の20%を出す生産業で温暖化対策をしていない企業には税金を払わせる

・早急に住宅・公共施設の断熱化をすすめることで雇用も確保できる

・草を刈らずに土を草で覆って、水分や栄養を逃さない不耕起栽培を推す

などがあるようです。なるほど!なるほど!

 

参照番組>>

NHKBS1で7/8に放送『シリーズ”2030未来への分岐点”「接続可能な未来』

 

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まとめ

 

今回はちょっとしたTVのリモコン操作を誤り、なぜかNHKBSがずっと映っている状態が続いたときに、放送された番組内容に「誰かにこの内容を伝えなくては!」という使命感を感じ記事にしてみました。

 

突然聞こえたきたアナウンスが、あまりにも具体的に「このまま脱炭素が進まなければ、さらなる地球温暖化で、2030年には地球の限界と言われる1.5度の気温上昇が懸念されている」と伝えていたのです。

 

えっ!今2021年よ!あと9年しかないのだけど・・・。どうする?どうした?日本ってちゃんと何かしている?あちゃ~😵

 

あと9年間、もしわたし個人にできる「脱炭素」を見つけて行動しても大した影響はないのかもしれないけれど、それでも何かしなくちゃ!と感じることができた、めったに見ないNHKのお堅い番組だったことは確か。

 

まずは、ごみを出さないようにパックに入っていない鯵やサバ、さんまなどを買うことにしよう!夜更かしせずに、たまにはテレビも照明も消して、ろうそくで過ごす夜もいいかな!なんて考えているところです。

 

さらに、ベランダで土と米ぬかと生ゴミで堆肥を作る方法があるそうで、これはベランダガーデニングをしている私にとっての朗報。いつか実行しますから(笑)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。