sannigoのアラ還日記

アラ還女sannigo(さんご)の穏やかな毎日を記録しています。

今年も暑かった夏を振り返りつつ「酷暑日」や「猛暑日」など異常気象を調べてみた

🕖2022/08/26   🔄2022/10/17

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

「今日も暑いね。昨夜も暑くて眠れなかったよ。」なんてことを、朝一番の「おはよう」の代わりに発し続けていた今年の夏。

 

それでもこのごろは、「ジリジリジリジリ」と鳴くアブラゼミの気ぜわしげな鳴き声も収まり、ちょっぴり控えめな「オーシーツクツク」と鳴くツクツクボウシに、夏も終わりかと寂しく感じます。

 

が、やはり今日も気温は33度まで上がるらしく、朝ドラ「ちむどんどん」のニーニこと賢秀ではないけれども、すでに頭には汗ドメのヘアバンドを装着。

 

夏の名残りのクッションや、ソファーで汗を吸いまくったロングクッションなど洗えるものはすべて洗ってしまおうと、洗濯機を回すのもすでに4回目。

 

今日はそんな今年も暑かった夏を振り返りつつ、来年はもっと暑くなるの?再来年はどうなっちゃうの?そんな不安を払拭する何かを見つけるために、今年の異常気象などを調べてみたいと思います。

 

さらに、我が家でもちょっとした異常気象の影響が出ていますので、こちらも詳しく書いていきます。

 

昭和の懐かしいかき氷機のようす[写真AC]

 

 

 

最高気温40℃以上の日は「酷暑日」、最低気温30℃以上の夜は「超熱帯夜」

 

これまでも天気予報などで使われていたおなじみの、最高気温25℃以上の日は「夏日」、30℃以上は「真夏日」、35℃以上は「猛暑日」に加え、今年の8月2日に日本気象協会が発表したのは、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」、最低気温30℃以上の夜を「超熱帯夜」とするってことでした。

 

確かに数年前なら体温の36.5℃を超えるような日は「ダルくて、暑くて、汗ダラダラ」でしたが、最近は高熱が出たくらいの38℃を超える日も多くなって36.5℃位でブツブツ言っていられない雰囲気があります。

 

このごろは多少熱帯夜が続いても、天気予報とかで「気をつけてください」ってあまり言ってくれなくなった気がするんですけど、いかがでしょう?これって「個人でエアコンなり、氷枕なり工夫して耐えるんだよ!」ってことなのかしら?

 

えぇー!この発表ってもしかしたら、”来年、再来年、その次とどんどんと暑くなっていく”ってことを認めちゃったってことになるのかしら?考えるだけでゾーッとします。

 

気象協会さんがおっしゃるには「酷暑日」を設けたのは、40℃以上の日が増加傾向にあるためとのこと。

 

実際に統計が残る1875年から2000年まで40℃以上の日は8回、2001年以降の約20年間で59回、しかも2018年以降は5年連続で観測されているらしい。

 

となると、右肩上がりもかなり急激にキュイーンと跳ね上がっているグラフが目に浮かびます。ヤバい!ヤバすぎ。

 

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今年は異常気象の夏だった

 

今年の夏は記録的な早さで梅雨が明けたのは覚えてますよね。

 

6月の異常な梅雨期間と異常気象

 

居住地の東海地方に関しては、例年より8日遅い6月14日に梅雨入り。驚くことなかれ、なんと13日後の6月27日には梅雨明けしちゃったんです。

 

わずか13日間の梅雨というのは、1951年の統計開始以来最も短い期間とのこと。これまでは1951年、1958年、1960年の20日間が最短期間だったのに。

 

梅雨明けの時期としては、平年に比べ22日、昨年より20日、1963年の6月22日に次いで2番目の早さだったそうですよ。

 

ですから、体を暑さに慣らす「暑熱順化」(暑さに慣れて汗をかきやすく体温を調整しやすい状態に体を作っていくこと)をする暇なんてないまま、梅雨明け。

 

梅雨明けの日(6月27日)からすでに静岡県内では、19人が熱中症で搬送され、県東部の高齢者3人は重症だったほど。

 

続いてやってきたのが、6月30日の日本列島が高気圧に覆われ、東日本や西日本を中心に気温がガンガン上昇、今年最多の全国179地点での猛暑日です。

 

埼玉県鳩山町では、6月なのに40℃に迫る39.9℃の最高気温を記録。きっとこの時でしょう。

 

気象庁の人たちが、「おい!どうする6月で40℃間近だって。猛暑日じゃインパクトがないんじゃね?」なんて言いながら。最高気温40℃超えの呼び方を考え始めたのは(笑)

 

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7月の異常気象

 

そして迎えた「文月(ふみづき」7月。

 

短冊に歌や字を書く七夕の行事から「文披月(ふみひろづき)」、稲穂が膨らむ月ということから「ふくみ月」、これらが転じてなったといわれています。

 

七夕前にもかかわらず、7月1日の日本列島は各地で気温が上昇し、群馬県桐生市では全国の今年最高となる40.4℃を観測しました。しかも、過去最高の6地点で40℃以上を超えたのです。

 

もうこうなってしまったら、お中元商戦なんて言っちゃいられない!お他所さまのことなんて知ったこっちゃない!

 

自分たち家族が涼しく過ごし、ちょっとでも料理を作る人が暑い思いをしないように!と主に自身やご家族のための食品を注文する人が増えたんですって。もちろん、暑さってことだけじゃなく長引くコロナの影響もあるのでしょうが。

 

7月3日東京都心では気温が35.3度に達し、6月25日から7月3日まで9日連続で35℃を超す猛暑日を記録。2015年に記録した8日連続を抜き、観測史上最長を更新しました。

 

東京以外でも、7月3日栃木県佐野市で36.2℃、茨木県笠間市で36℃、埼玉県久喜市と千葉県成田市で35℃、群馬県桐生市で34.9℃など、平年より4~8℃高い気温でした。

 

気象庁は、南米沖太平洋の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」が昨年秋から7月も継続したと発表。こわいことに冬の初めまで続く可能性が高いそうです。

 

7月1日に40℃を観測した埼玉県熊谷市では、3日の最高気温は33℃台で、6月24日から続いた猛暑日は9日連続でストップ。


なんと、熊谷市では10年の猛暑日で17日連続の記録を持っているためか、誰もが知る暑い街というイメージがありますよね。

 

7月31日の静岡県内は、高気圧に覆われ晴れ間が広がり気温も上昇。

 

最高気温は静岡市駿河区で35.8℃、川根本町で35.4℃、浜松市佐久間で35.3℃を観測、35℃以上の猛暑日でした。県内19の観測地点すべてで最高気温が30℃以上の真夏日を記録しました。

 

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8月の異常気象

 

8月1日には早速、全国的な酷暑に見舞われます。体温超えの危険な暑さで、熱中症警戒アラートは今年最多だったんですね。

 

最高気温は福井や松江、鳥取などでは38℃と体温超え、今年最多の33府県に「熱中症警戒アラート」が発表されました。</p>

 

静岡県内でも、浜松市天竜区佐久間で35.5℃の猛暑日、川根本町で34.8℃、静岡市駿河区と清水区でも34.6℃と暑い日になり、熱中症と見られる症状での救急搬送が少なくとも25人あったそうです。

 

楽しみにしていたお盆休みは台風8号の影響でゲリラ豪雨が心配されていました

 

8月14日には台風8号の影響で伊豆半島の西側南部の静岡県松崎町では土砂崩れや浸水などの被害が相次ぎました。

 

16日にかけて本州や九州の日本海側を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、記録的な大雨となったところがあります。

 

静岡県内では気温が上昇し、静岡市清水区で36.6℃、駿河区で36.5℃、浜松市天竜区船明で35.0℃を記録し3点で猛暑日に。

 

24日は、山梨県北杜中部付近で1時間に約120mmの猛烈な雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が発表されるほどでした。

 

静岡県内の最高気温は、浜松市中区で36.2℃、三島市で35.7℃、浜松市天竜区船明で35.2℃を記録し、3地点で猛暑日で暑かった(泣)

 

明日27日〜28日にかけては秋雨前線が東北付近に停滞、北日本を中心に雨の強まるところがある見込みで、その後も前線の影響を受けやすく、来週は全国的に大雨になる恐れがあるそうで、注意が必要ですね。

 

10日に気象庁が出した3ヶ月予報でも、8〜10月は太平洋高気圧が張り出しやすく全国的に残暑が厳しくなる見込みとしています。が、「酷暑日」が設定された8月2日以降はまだ40℃超えの暑い日がないのは救いです。

 

ここまで、日本の異常気象を調べてきましたが、もちろん、日本ばかりが異常気象というわけではありません。

 

2022年上半期に起こった世界の異常気象

 

・3月の北インドの熱波


インドでは3月中旬から熱波に見舞われています。パンダ地区では5月中旬ごろ50℃近い気温を観測した。

 

・4月の南アフリカ土砂崩れと洪水


南アフリカのクワズールナタールでは、60年ぶりとなる豪雨による洪水や土砂崩れによって広範囲にわたって街が破壊されました。

 

・5月のブラジル大洪水と地すべりによる被害


豪雨によって引き起こされた洪水と地すべりによって、ブラジル北東部で少なくとも106人が死亡しています。

 

・5月にインドアッサムの洪水


インドアッサム州のボージャイ地区で大雨が降り村が浸水。アッサム州の22地区で洪水が発生し、約70万人が影響を受けています。

 

・6月の日本で147年ぶりの猛暑を観測


日本の東京では6月下旬に、6月25日から9日連続で35℃を超す猛暑日を記録しました。これは統計開始以来、観測史上最長になりました。

 

・7月のオーストラリア シドニーの洪水で5万人が避難


シドニーでは、4日間で800mmの雨が降り、今年3度目の洪水が発生し、近辺に暮らしている住人の一部約5万人に避難を呼びかけました。さらに、一部の食糧生産地域が浸水し、野菜や果物などにも深刻な被害を及ぼしているそうです。

 

・中国東部の少雨


8月23日までの30日間降水量が30mm未満だったようです。(8月の平均降水量は156.9mm)

参照元:国際環境NGOグリーンピース



ここで、小さい出来ごとながら、我が家で起きた今年の夏の異常気象関連を発表しておきます。

 

我が家のベランダの紫陽花の不思議

 

左から紫陽花の蕾、半分咲いている、満開な紫陽花



今年の梅雨は本当に短くて、梅雨といえば紫陽花、紫陽花といえば梅雨をイメージするほどなのに、確実に短かすぎでした。

 

我が家には毎年涼し気な花を咲かせる紫陽花の木が2本、すでに5年以上ベランダで元気に育っています。

 

ところが、今年の梅雨のシーズンにはどちらの紫陽花も一切つぼみをつけませんでした。もちろん花開くこともナッシング!

 

きっと、昨年の剪定の仕方が間違っていたのだろう!「紫陽花くん、ゴメンね。来年頼むよ」なんて思ってあきらめていたのです。

 

ところがどうでしょう。びっくりすることに8月14日になって、今年初めての蕾を付けたんです。そしてお盆休みを過ぎた26日には、台風の影響も受けずに見事に咲き誇っています。

 

きっと、これも梅雨入りが平年よりも遅く、しかもたったの13日間で明けてしまったことが影響しているのではないか?と勝手に思い込んでいるわけです。

 

当然のように、居住地の神社、仏閣、近所の公園や河川敷の紫陽花は普通に6月に咲き始め、6月末の梅雨明けと同時に現れた猛暑に真っ茶色に日焼けして枯れていったのですが(笑)

 

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7月18日早朝我が家の車のタイヤで羽化したセミ

 

左から・タイヤに何かついてる?・セミの抜け殻だ・成虫になったのね

 

確かに、今年の梅雨明けはセミの鳴き声があまりしないんで心配していたんです。ネット上にも同じようなお声が多く、なーんだ!と思っていたのですが、なんと7月18日早朝、マイカーのタイヤにセミの抜け殻が!

 

60年近い人生で初めて、無機質なタイヤでも羽化するセミがいることを知った出来事です。

 

ところで、短い梅雨により雨が少なかったことが影響している可能性が高いといわれる「今年の夏(7月上旬)にセミが鳴かない」という話をご存知でしょうか?

 

セミの成長に関係する話なので、誕生から詳しく説明しておくことにします。

 

セミのメスはお腹から産卵管を出して木の皮に突き刺して、卵を産みつけるそうです。そのまま冬を越し、翌年の6月頃、梅雨の時期にふ化して幼虫になり、地面に落ちて土の中にもぐります。

 

幼虫は木の根から汁を吸いながら、土の中で5年かけて育つと聞きます。そして、夏が来ると長い土の中での生活に別れを告げます。

 

夕方日が沈んで暗くなってから羽化し始めるそうで、日暮れとともに幼虫は木に登り始め、高い木や低い草などで羽化を始めます。

 

朝日が登る頃には体色も濃くなってセミらしくなってくるそうですが、すぐには飛び立たず、体がしっかりするのを待って飛び立ちます。

 

が、すぐには鳴かないそうです。数日経って体が成熟してからやっと鳴くことができるんだとか。鳴くのはオスだけでメスは鳴かないんですって。

 

よくセミの寿命は短いといわれます。だいたいの寿命は成虫になってから2〜3週間だとか。羽化の説明が長くなって申し訳ありません。本題に戻ります。

 

この羽化には気温の上昇だけでなく、まとまった雨が不可欠なのだそうです。記録的に短かかった梅雨の影響で、雨の量が少なく、セミが羽化する時期がわからなくなっていたかもしれないというお話をヤフーニュースで見ました。

 

ただ、本当の所ははっきりしませんが、梅雨明けにセミが鳴くと思っていた私たち。ですが、本来の梅雨明けは7月中旬から下旬。じつはセミの羽化も、7月の中旬から始まって8月になると一気に増えるといわれています。

 

なるほど!セミたちの羽化が始まる頃、例年はちょうど梅雨明けしていたってことです。

 

私たちが勝手に「梅雨明けしたのだからセミよ現われたまえ」と思っても、セミ側からした「いやいや!まだ早いのではないか。いつもどおり我々は7月中旬から羽化するつもりじゃ」ってことだったんでしょう。

 

我が家の車のタイヤで羽化したセミは、きっとすでに土の中で生きることに飽き飽きしていたのか、もしくは体力がなかったのかも!?

 

とりあえず、タイヤでもなんでも手近なところで羽化したかったのでしょう。まあ、タイヤであれ、なんであれ、とにかく成虫になってこの世にデビューしていたことに間違いはなかったようで「めでたし!めでたし」ですわ。

 

\セミにご興味があるようでしたら/

セミ

 

まとめ

 

今回は、今年の夏も暑かった!もしかして来年はもっと暑くなるの?再来年はどうなっちゃうの?そんな不安を自ら払拭しようと、今年の異常気象などを調べてみました。

 

今年新登場した最高気温40℃以上の「酷暑日」に、最低気温30℃以上の夜を「超熱帯夜」とは?今後どんどん暑くなるって言われているみたいで少し不安になります。

 

昭和世代からしてみれば、ここへ来てのあまりにも急激なカーブを描く右肩上がりな温暖化は、観測史も次々と塗り替えていくおばけのような存在です。

 

「まさかやー」なんて、繰り返し言っていても埒が明かないのはわかっています。

 

今回調べた6月から8月までの日本の異常気象、さらに世界の異常気象をきっかけに「SDGs」の大事さやいつ何時も、”突然やってくるであろう災害”に備えておくことの大事さを改めて感じています。

 

特に今年の”梅雨期間の短さ”からのいきなりの”40℃近い最高気温を記録する地域も出る酷暑”を経験したら、そりゃあ、エアコンもつけますし、涼しくなる工夫を一つや二つ試してみたい気になります。

 

我が家でも今年の夏、紫陽花の咲く時期がおかしかったり、セミの抜け殻をマイカーのタイヤで見つけたりと異常な夏を実感しています(笑)

 

ですから、皆さんもぜひ備えましょう。そして、時代の流れに乗って変化に対応していきましょう。ってことで、今回はおしまい。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。では、またです。