こんにちは sannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
今回お参りに訪れたのは『初山宝林寺(しょさんほうりんじ)』です。特に家康ゆかりのお寺ではないようですが、徳川家康により姫街道の取り締まり強化のために設けられた『気賀関所』や『気賀宿』、さらに家康による遠州侵攻で1000人もの人が亡くなった「堀川城の戦い」の舞台となった『堀川城跡』が残る浜松市北区細江町のお寺です。
大河ドラマ『おんな城主直虎』では、領主となった直虎公に今川氏真から「徳政令発布」の命が下ります。それを直虎公は、知略を駆使して2年以上にわたって食い止めました。その支えになったのは豪商・瀬戸方久。そのゆかりの地にある古刹が、こちらの『初山宝林寺』です。
最近は地元のメディアなどで金運アップのお寺さんとしても有名と聞きます。というのも、初山宝林寺には、叩くと澄んだ音が鳴る『金鳴石(きんめいせき)』があり、金が鳴る=金が成るというわけで”商売繁盛””金運成就”の石としてよく知られているからだそうです。
年金生活の還暦の私が、イチかバチかの”金運上昇”のご利益を求めて、境内奥で売っているパワーストーンを購入、この石で金鳴石をキンと細い音を鳴らし『ジャンボ宝くじ』の当せんをお祈りしたことはあえて隠しません(笑)
金運云々は関係なく金銭的に余裕のある方も、もちろん中国明朝風建築様式で国の重要文化財に指定された『仏殿』、『方丈』などを眺めて中華風の寺院を味わってみてはいかがでしょう。
また、こちらのお寺さんのお気遣いでしょうか?いくつかあるお手水鉢には、華やかな菊の花びらが鉢いっぱいに浮かんでいます。ご覧になれば心が洗われ晴れやかになること間違いなしです。
初山宝林寺(しょさんほうりんじ)
場所:浜松市北区細江町中川65-2
《アクセス》
電車・バス:天竜浜名湖線[金指駅]下車 徒歩約15分
遠鉄バス[浜松駅]⑮番乗り場より【43引佐行き】【44伊平行き】【45奥山行き】のいずれかに乗車、[石岡バス停]下車で徒歩約10分
車:東名高速道路[浜松西IC]より約20分
[浜名湖SAスマートIC]から約10分
駐車場:無料の大きな駐車場があります
拝観時間:10:00~16:00(臨時休あり)
拝観料:大人400円、小中学生200円、未就学児童無料
御朱印:いただけます(300円)
『初山宝林寺』は1664年(寛文4年)に旗本だった金指近藤家二代目当主、登之助貞用(のぼりのすけさだもち)に招かれ、明国から訪れた独湛禅師(どくたんぜんじ)によって開創された黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院だそうです。
以来、宝林寺は、金指近藤、気賀近藤両家の菩提寺として寺領百石を有し、黄檗禅の専門道場として、遠州地方の黄檗文化の中心地として栄えました。
黄檗文化と聞いてもピンときませんが、中国の方が当代を努めてきた歴史もあり、寺院も中華風な感じです。
創建当時も5万坪を超える敷地に、中国明朝風の建築様式の七堂伽藍や20棟あまりの諸堂が立ち並んだといいます。
現在も残る『仏殿』『方丈』『山門』『報恩堂』などは当時の面影を残していますし、、『仏殿』『方丈』(歴代住職の記居堂)は国の重要文化財に指定されているので必見です。
特に叩くと澄んだ音が鳴る『金鳴石(きんめいせき)』は、金が鳴る=金が成るで”商売繁盛””金運成就”の石として有名で、金運上昇のご利益を求める多くの参拝者で賑わうそうです。願いをより叶えたいようでしたら、場内にある『龍文堂』をお参りしたあとに『金鳴石』を鳴らすと良いといわれています。
また、『初山宝林寺』は龍潭寺、方広寺、摩訶耶寺、大福寺とともに『浜名湖湖北五山』のひとつです。
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では、さっそく受付で御朱印をお願いしながら、拝観料などを払い、こちらでいただけるパンフレットの【拝観の順路】に従って進んでいきましょう。
目の前には中国明朝風の屋根が印象的な『仏殿』が見えますが、まずは左手の『山門』から解説していきましょう。
1.『山門』(静岡県指定文化財)
一間一戸四脚門で屋根はこけら葺きで趣き深い感じです。正面の「初山」の扁額は隠元禅師の書で元禄6年(1693年)という記があります。
2.『仏殿』(国指定重要文化財)
江戸時代初期の1667年(寛文7年)に建てられ、黄檗宗伝来初期の中国明朝風様式を現代に伝える大変貴重な建物です。こちらに祀られている釈迦三尊像・二十四天善神立像は静岡県指定文化財です。
内部正面には本尊釈迦如来、左右に阿難尊者と迦葉尊者、奥左右の厨子には達磨大師と梁の武帝、堂内東西に二十四天善神立像が祀られています。
二十四天善神立像は本当に中華風の雰囲気で、何となく京劇を思い出してしまいました。
3.『龍文堂』
『龍文堂』は、願掛けの「鎮守龍文坊大権現」を祀るご祈祷とお堂です。
4.『金鳴石』
龍文堂をお参りしてから「金鳴石」を叩くと願い事が叶うといわれています。叩くと石とは思えない澄んだキンと澄んだ音がします。
「金鳴石」とは、独湛禅師が中国から持ちこまれたと伝えられている摩訶不思議な石で、多くの参拝者が金運上昇を求めるといいます。
お庭の自然な風景を眺めながら階段を登っていくと『石仏五如来』があります。
5.『石仏五如来』
「初山系石仏」の代表作ともいわれる、石仏五如来、阿弥陀三石仏、阿弥陀立像などが安置されています。
6.『方丈』(国指定重要文化財)
1716年(正徳6年)に歴代住職の起居堂として建てられたもので、現在では中央仏間に独湛禅師の等身大の木造が祀られています。
ちょうど、このあたりに『水琴窟』と『猿候杉(えんこうすぎ)』があります。この猿候杉・龍文堂・金鳴石に囲まれた場所は、初山一のパワーを頂けるパワースポットとして参詣者が絶えないそうです。
『水琴窟』とは、排水口の下の地中に小さな洞窟を作り、その中に放置した伏瓶に落ちる指摘尾音を反響させ、その響きを楽しむもの。考案されたのは江戸時代中頃と考えられ、明治時代までは盛んに作られていたようですが、次第にその存在は忘れられていき、近年になって再び注目を集めてきたようです。
『猿候杉』とは、独湛禅師お手植えの杉と伝えられ、樹齢350年(推定)、樹高20m、幹周3mという主に茶花に用いられることの多い杉です。20m級の巨木は全国にも数箇所にしか存在しないといわれ大変めずらしく、浜松市の天然記念物に指定されています。(案内看板より)
7. 『報恩堂』(浜松市指定文化財)
宗祖隠元禅師や開基近藤貞用の洪徳に報いるためのお堂です。正面に隠元禅師の等身大の木造を祀り、近藤家代々の位牌を安置しています。
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最後に
今回の『初山宝林寺』は、拝観時間より早めに駐車場に到着したため、20分ほど真っ青な秋空の下をふらりふらりと周辺を散歩してからお参りさせていただいたためか、いやに自然が美しく感じられ、鳥の鳴き声までが天使のささやきかと思われるほどでした。
このブログではおなじみかもしれませんが、還暦の私は19歳の頃から『ジャンボ宝くじ』を毎回購入し運試しというか、大金GETを夢見ています。「今度こそ、住宅ローンを完済するぞ」と張り切って、『一粒万倍日』『大安』などの吉日を意識して毎回購入しているんです。
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だって、こちらの宝林寺でパワーストーンを購入、その石で『金鳴石』をキンと鳴らし『ジャンボ宝くじ』の当せんをお祈りしたのですから。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
では、またです。