こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
ここ2~3日鼻水とくしゃみが止まりません。風邪をひいた?もしくは新型コロナに感染した?それにしては熱が出てこないし身体はだるくない。
これはもしかして最近噂の「秋の花粉症」ではあるまいか?そんな疑問を解決していきます。今回は現在くしゃみや鼻水で苦しんでいる患者さんが多いと聞く「秋の花粉症」について書いていきます。
秋の花粉症
花粉症といえば「春」のスギ花粉、ヒノキ花粉というイメージしかなかったのですが、最近よく聞くようになった「秋」の花粉症もあるみたいですね。花粉は春だけでなく1年中飛散していて人を苦しめる花粉症を引き起こすようです。
夏から秋にかけての花粉が飛散する植物にはキク科のブタクサやヨモギがあって、症状としては目や鼻に現れるのですが、今回の鼻水やくしゃみの症状は果たしてこの「秋の花粉症」なのでしょうか?秋の花粉症の症状や原因と予防について調べてみました。
秋の花粉症の症状
秋の花粉症も春の花粉症とほとんど変わらない症状が出るようです。すでに春の花粉症の方はよくご存知かと思いますが、秋の花粉症も同じような以下の症状が基本的な症状になります。
・目が痒く、涙がでることがある。
・透明でさらっとした鼻水が出る。
・目と鼻にかゆみをともなう。
・熱はあっても微熱程度で高熱ではない。
・匂いや味が分かりにくい
・一日中くしゃみが止まらないことがある。
・一週間以上、鼻水やくしゃみが続いている。
秋の花粉症の原因のキク科のブタクサは、花粉の粒子が小さいために気管に入って喘息のような症状が起きることがあります。花粉の特徴によって症状が変わることもあって風邪と思っていたら花粉症だった、花粉症だと思っていたら風邪だったという例もあります。
気付かずに放置して大変な症状に苦しむことにならないように、鼻がムズムズするなどの症状が出たら早めの対処として、まずは医療機関に相談しましょう。
花粉症を引き起こす秋の植物
秋の花粉症を引き起こす主な植物はブタクサ・ヨモギ・カナムグラの3種類でこれらの植物は、ほとんど8月~10月にかけて花粉が飛散しピークは9月頃とされています。
ブタクサ:8月~10月
キク科の植物
外来種で道端や畑・河川敷や公園、空き地などの生活圏に広く分布生命力も繁殖力も高い。主に午前中に飛来。
※セイタカアワダチソウと同じと思っていたり、似ていてわからないという方も多いのですが、黄色い絨毯のように花が咲き乱れるのがセイタカアワダチソウで、遠くからは緑白色系に見えて近づくと小さな黄色の花を付けているのがブタクサです。
ヨモギ:8月中旬~10月
キク科の植物。
道端や畑・河川敷や公園、空き地や堤防などの生活圏に広く分布。
カナムグラ:8月下旬~10月
アサ科の植物。
とても繁殖力が強くて駆除するのが困難なやっかいな植物。野原や道端、歩道にはみ出していたり、電柱でもガードレールでも家屋でも何にでも絡みつき、高い場所にも葉をつけている。
秋の花粉症の特徴
秋の花粉症だと気付いていない状態でジョギングや散歩に気軽に出かける可能性の高い、道端や畑、河川敷や堤防はブタクサ・ヨモギ・カナムグラの3種類の原因植物が多く繁殖している場所です。知らぬ間に近づいてしまい、これらのの植物の花粉を吸い込み症状が悪化することも非常に多いようです。
春のスギ花粉の場合は花粉粒子径が大きいために鼻粘膜に留まりやすく、下気道への影響は少ないとされ、春の花粉症は鼻水やくしゃみが代表的な症状とされています。
ところが、秋の花粉症の原因のひとつブタクサの花粉は花粉の粒子径が小さいため、気管に入ってぜんそくのような症状を引き起こすケースがあるので注意が必要です。このように植物の花粉の特徴によっても症状が変わる花粉症は絶対に甘く見てはいけないようです。
スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎(花粉症)の方は、秋の花粉症にもかかりやすいというデータがあります。秋はジョギングや散歩に出かける際に上記の植物が繁茂している場所に気をつけて出かけることが大事。前もって原因植物の繁茂している場所などはチェックし対策しておけば、ジョギングやウォーキングなども気楽に出かけられますね。
秋の花粉症の予防
「秋の花粉症」の原因植物のブタクサ、ヨモギ、カナムグラは、スギやヒノキのような背の高い樹木ではないので、花粉の飛距離は数メートル程度と言われています。これらの植物が生息・繁茂しているような場所に近づかなければ症状は出にくくなるはずです。先ほども書いたように一番の予防は原因となる植物に近づかない事ではないでしょうか?
そういえば年齢を重ねてから子供の頃は大好きだったメロンを食べて、口の中がイガイガする口腔アレルギー症候群にかかった友人がいます。友人は以降メロンを食べることができなくなってしまいました。
この友人のように、秋の花粉症の原因植物と似たようなアレルゲンの構造をもつ野菜や果物(トマト、メロン、バナナ、キウイなど)を食べて、口腔アレルギー症候群を発症することもあるようなのでスギ花粉症などの方は気をつけたほうが良さそうです。
すぐにできる花粉症対策
いますぐにできる花粉症対策もしっかりと徹底して行いましょう。
・外出時にマスクをする
マスクは吸い込む花粉の量を減らし鼻の症状を少なくさせる効果があります。
・うがいをする
うがいをすることで、のどに流れた花粉を除去できます。
・洗顔
外出から帰ってきた際には、洗顔で顔についた花粉を洗い落とすことができます。
・服をよく払う
外出先から帰ってきた際はドアを開ける前に衣服を払って花粉を落としたり、洗濯物を取り込む際も、家の外で衣服を払えば表面についた花粉を落とせます。
以上の対策は、実は現在も「新型コロナ感染予防」として日常的に行っている人がほとんどではないでしょうか?この対策を丁寧に行っているおかげでインフルエンザも含め感染症の患者が減っているという事実もあります。
そんなことから「感染症対策」の意味も含めて、秋の花粉症の症状はそんなに強くないというスギ花粉症の方もさらにていねいに心がけることが大事なようです。
余談ですが「マスク」は、風邪やインフルエンザにかかった時にするものだった頃が懐かしく思えるほど、最近は日常的にマスクを着用しています。きっと今後もマスクを日常的に着用していく日々が続くのでしょう。
過去のマスクと現在進行系のマスクはかなりちがいがあります。(過去と言ってもほんの半年前くらいですが…)どんな変遷をしたのかちょっと興味があります。
コロナ禍のマスクの変遷
新型コロナの予防のためにマスクを着用するようになってから、現在までの変遷はかなり激しいものだった気がします。では変遷の様子を見てみましょう。
「新型コロナウイルスの感染拡大」によるマスク着用の呼びかけがありました。
◯最初は何が何でもマスクをくれ!
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◯無いなら仕方ない作ってしまおうってことで型紙配布
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◯マスク手作り用のワイヤー・ゴム・生地やガーゼの品切れ
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◯アベノマスクが届いたけどどうする?
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◯ファンデーションが付かないマスクが欲しい
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◯スポーツブランドやユニクロのマスクが大人気
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◯涼感マスクや通気性のあるマスクじゃないとね
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◯猛暑対策のマスクに入れる保冷剤・洗える・スポーツなど用途ごとのマスク登場
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◯着物などの和モノのデザインやマスクを付けたまま物が食べられるマスクなど見た目的にも多種類のマスク登場
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◯息苦しくないマスクフレーム登場
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◯マスクにつけるおしゃれなアクセサリー流行
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◯温かいマスク登場
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◯お年賀用やプレゼント用マスク登場
って感じでどんどんグレードがアップしていますよね。買い物に出かけても使い捨てタイプ使用の方が少なくなってきて、洗えるマスクやおしゃれなオリジナルマスクの方が増えていると感じます。ちょっとしたお年賀用などののし紙付きのマスクはけっこうこれからの季節に使えそうです。
最後に
今年は「新型コロナ」の影響でお家時間が増えて、コロナ太りしてしまった人も多いみたいですね。もちろん私もここ半年で3キロほどグレードアップしました(笑)
ダイエットや健康管理のためにウォーキングやランニングを始めたという方、毎日のルーティーンとして散歩に出かける方もいらっしゃると思います。
ウォーキング大好きな私の鼻水とくしゃみはやっぱり「秋の花粉症」かと思われます。
今後は予防対策として、まずは原因植物に近づかないこと、日常的には基本の、マスク・うがい・洗顔・服を払う などをていねいに実施していきます。
鼻がムズムズしてきたら、他の感染症も疑いながら対処していくことが大事ですね。
特に「スギ花粉症」の方は「秋の花粉症」の症状が出やすいというデータもありますので、秋になる前の8月くらいからヨモギやブタグサ、カナムグラなども生えている場所のチェックを怠らず、それらの植物が繁茂している場所には近づかないのが一番かと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またです。