🕖2020/01/30 🔄2021/02/03
こんにちは、sannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
全国約2000万人のスギ花粉症のみなさま、そろそろ「スギ花粉症」の季節ですね。
スギの花粉が飛散するのは2月~4月、ズルズル、ハックション!花粉症の人には苦しく長い季節が始まります。
毎年のことながら、専用のマスクはもちろん、マスク用の抗菌スプレーやのどの殺菌スプレー飲み薬などの用意も大変です。それより何より自身が苦しいからいやになっちゃいますよね。
今年はさらに「コロナ禍」ということもあり、換気をしなくちゃいけない!でも花粉が入ってきちゃう!どうしろっていうのよー」と文句を言いたくなるのもしかたない状況です。
昨年の今頃はコロナウイルスによる肺炎がまだ終息していない影響でマスクが世界中で不足している状況でした。
2020年1月30日にこのブログに書かれていた内容を思い出して見ると、
”コロナウイルスによる『新型肺炎』が中国湖北省武漢市を中心に患者が拡大しています。
中国メディア29日の発表では、感染者数が6078人、死者は133人と伝えました。中国土以外での感染者は18カ国に及んでいます。
日本国内での感染確認は8件、昨日206人が武漢から全日空のチャーター機で206人が帰国しました。
計13人に発熱やせきなどの症状あり、12人が入院で実は「花粉症」どころではないんですよね。”
と書いていました。
さらにマスク不足は深刻だったことがわかるのは2月10日追記したこの文章です。
”私が住んでいる浜松の薬局では、昨日も「おとな1人につき一袋購入出来ます」という限定販売でした。5個入のマスクを1日に2枚使ったら3日目には午後の分がありません。
マスクを作っている業者さんも土・日も製造を止めることなく製造していらっしゃるようです。早く終息してくれることを祈るばかりです。”
この頃はまだ世界中にコロナの感染が広がり、日本での感染者数が統計39万7355人、死者が6085人になってしまうなんて想像もしていなかったんですよね。
そこで今回はこの「コロナ感染」も意識しながら花粉症の記事を書き直しています。
話を花粉症に戻します。
「花粉症が流行り出してから、かれこれ50年も経つんで、そろそろ絶対的根治の方法とかないのかしら?」と思っている方におすすめな「自分でできる花粉対策」「根治・抑制のどちらかを選ぶ花粉症治療について」解説していきます。
2020も花粉症の時期がやってきました。今年の対策は?
[写真ACからのマスクをしている犬の写真]
スギ花粉症は200年後は終息するの?
「老化したスギは花粉を飛ばさなくなる。これ以上スギが増えなければ、200年後には終息するかもしれない」花粉症治療の第一任者である日本医科大学の大久保教授がおっしゃっています。
そんなことならいっそ1970年後半より以前にもしくは、約200年後の日本に生まれたかったと思いませんか?
日本国内ではもうあたりまえの『花粉症』です。代表的な『スギ花粉症』は、毎年の恒例行事であまり騒がれなくなってきました。実際に『スギ花粉症』の方たちは、自己防衛しながら、どうにかこの季節が終わるゴールデンウイークを夢見ています。
仕事・学業・趣味などとうまく調整しながらの生活は、かなりストレスにもなります。
『スギ花粉症』の原因になるスギはほぼ日本にしかみられないそうです。他のどの花粉よりも症状が激しいといわれる『スギ花粉症』は、日本特有の病気なんですって。
花粉症っていつのまにこんなに広まったの?
「国の政策」が大きな原因だといいいます。
スギ自体は昔からあったのに、花粉症の原因になるほど多くはなかったんです。戦後に、国の政策として「成長が早く利用しやすい」という理由で大量に植林されたようです。
植林されたスギが成長して花粉を飛ばし始めたのが1970年代後半。そこから花粉症患者が急増しました。今もその数は増え続けているんです。だから「花粉症は人災!」だったというわけです。
発症していない人も油断はできません
スギ花粉の飛散量は当分の間、増え続けると予想されています。花粉を浴びれば浴びるほど、発症リスクは高まるそうで絶対に発症しないという保証はないんです。
よく聞くのはコップ1杯を花粉症発症のリミットだとしたら、このコップが花粉症で一杯になった時に発症するという説明です。それが今年かもしれません。
いざ発症してしまったらどうしましょう
比較的症状が軽く、花粉対策だけで普通に過ごすことができる人は無理に治療の必要はありません。
対策をしても症状がひどく、生活に支障が出る方は、【鼻がつらい人】は耳鼻科、【目が辛い人】は眼科へ。【迷ったら】耳鼻科かアレルギー科を受診しましょう。
コロナの影響で受診をためらう方も多いかもしれませんが、まずは受診が大事なのでオンライン診療や電話診療なども利用できます。
花粉症かわからないけど、【1周間以上鼻水・鼻詰まりが続く】【鼻水が透明】【目がかゆい】などの症状があれば多分花粉症です。
ついにあなたも「花粉症」という日本独特の病気になったということです。
死ぬ病気ではないので、治療するかどうか決めるにも微妙な感じなのが花粉症。もし治療しないのなら自分でできる花粉対策を知りたいですよね。
自分でできる花粉対策は?
「吸い込まない」「吸い込ませない」
◯マスクのすき間に注意
・通常のマスクでOK。顔の形に合うものですき間を作らない。
・マスク代わりに鼻の穴周辺にワセリンを塗ると吸入量を減らせる。
◯普通のメガネでも効果あり
花粉症メガネがなければ普段のメガネでOK。コンタクトの人はコンタクトレンズを外すか、上からメガネをかける。
◯服や髪への付着を防止
・アウターはウールは✕です(毛羽立った繊維は花粉をキャッチする)
・アウターには綿・絹・化繊が◯です(ツルツル素材で吸着を防ぐ)
・帰宅後玄関に入る前にコロコロで花粉を除去、衣類スチーマの蒸気をあててもOK
・柔軟剤は静電気を防止できるので花粉の付着を防止できます
・できれば帰宅後すぐにシャワーを浴びるのが良いです
◯外出時は帽子着用、長い髪を束ねる
◯花粉の付着を呼ぼ空いてくれるスプレーの使用
顔全体にスプレーするだけで花粉の付着を予防してくれるスプレータイプなら使い方も簡単で手間がかからないのが魅力です。いろいろな種類がありますがこの資生堂のIHADAは刺激が少ないのでおすすめです。
【マスク・メガネをする。これだけ花粉の吸い込みを防止できます】
下のマスク・メガネの花粉を吸い込まない効果のグラフをご覧いただければ、着用していないときに比べて着用することで、花粉の吸い込みを4分の1以下に抑えられるのがわかります。
住居では?
◯コロナ感染防止のためにも換気は必要
・換気の時はレースカーテン、網戸を閉めておきましょう
・サーキュレーターなどを使用しましょう(窓側に向ける)
・加湿器を使用(花粉は水分に弱い)しましょう
◯掃除はここを
・頻繁に開閉する玄関周辺・窓周辺を念入りに!
・部屋の隅のホコリやにも注意!
◯空気清浄機の置き場所
・窓の真横に置くとカーテンのすき間から侵入した花粉を除去してくれます。もうひとつあるなら玄関へ
◯洗濯物は乾燥機か室内干し
・外干し禁止!乾燥機か室内干し、コインランドリーなどの利用がおすすめ
・布団も外干し禁止!この時期は布団乾燥機でおこないましょう
自動車では?
◯定期的にフィルター交換
◯外気導入でもフィルターが除塵してくれるが気になるなら一時的に内気循環でもOK
(車内二酸化炭素をの上昇を抑えるため外気換気が基本)
生活習慣は?
◯規則正しく、健全に
・睡眠不足やストレスは症状悪化させる。
・飲酒・喫煙は控えめに!(粘膜に悪影響)
◯さまざまな食材をバランスよく!
◯トマトに注意
スギやトマトのタンパク質の構造が似ているためアレルギー反応が出る場合がある。
花粉症の治療
根治療法
意志と根気があれば・・・
◯体質そのものを変える方法
体内に花粉の成分を入れ徐々に増やして慣れさせ、アレルギー反応をなくす方法
70~80%の人に効果あり
◯療法は2種類
・「皮下免疫療法」
医師が花粉エキスを注射する
・「舌下免疫療法」最近の主流
患者自身で花粉エキスを舌の下に毎日垂らす。
※定期的な通院をしつつ、数年続ける必要があるので根気が必要。
◯副作用
・「皮下免疫療法」皮膚の赤み
・「舌下免疫療法」口のかゆみ
※アナフィラキーショックの可能性もあり。
対症療法
乗り切るための薬の副作用と、長期間効く手術療法
◯服用開始時期
スギ花粉症・・2月初旬までに受診、ひどくなる前に服薬を始めると効果的
◯市販薬
一度受診、自分の症状や正しい服用法を知り、診断の結果で自分にあう薬を処方してもらえる場合もある。
(点眼薬や目薬も用法・用量を守りましょう)
◯副作用の眠気に注意
抗ヒスタミン薬は眠気の副作用あり、服用時運転を禁止している薬もあるので注意!
◯手術
鼻詰まりが特にひどい人や妊娠中などで薬が飲めない人は、鼻粘膜のレザー手術がある
※1年程度は鼻の症状に効果が続く
この記事は2020JAFMate 2・3号を参照して書かせていただきました。
>>関連記事
www.sannigo.work
まとめ
今はまだ2月3日ですから、花粉症の症状がまだ出ていない人もたくさんいらっしゃるでしょう。「スギの花粉症じゃないから今もすでに苦しいよ」と他の植物の花粉ですでにやられちゃってる人もいらっしゃるかも?です。
実は、昨年の2020年1月30日は「花粉症」どころではなかったんですよね。コロナウイルスによる『新型肺炎』が中国湖北省武漢市を中心に患者が拡大し始めたころでした。
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言すべきか否かをスイス・ジュネーブのWHO本部で午後1:30から専門家によって協議されたのがこの日でした。
その後コロナウイルスの対処法として「風邪やインフルエンザの一般的な予防法を徹底することが大切」と福岡県飯塚市、飯塚病院の感染症科の多可志部長がおっしゃったりでマスク着用・蜜を避ける・手洗い、うがいをおこなうという新しい生活様式を基本として予防生活を続けているのが現状です。
誰でもいつでも感染・発症する可能性があるのなら、予防するしかないというのは花粉症もコロナも同じかと思います。やはり『手洗い』『うがい』『マスク』を徹底しましょう!
>>2020コロナウイルスの記事です
最後までお読みいただき、ありがとうございました。では、またです。
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